Craft

ネームテープのお話

1/30/2014

手作り好きにとって、オリジナルラベルは、ある種憧れです。


手作りの品物を誰かに贈る時、「『Handmade By XX』なんて書いてあったり可愛いイラストが入っているようなタグがついていたら、素敵だろうな〜。」と、何度想像したでしょう。でもその一方で、「私の事だから、使い切る前にまた別のデザインの物がまた欲しくなるに違いない。いや、そもそもそんなに沢山数要らないでしょ。」と思う自分もいます。だって私、お店屋さんじゃないもの。

でも、何か自分だけの印を付けたい欲求だけは、あるんです。(形から入るタイプ。)ちょっとそんな物が付いているだけで、完成度がワンランクアップした感じになるのは、何故なんでしょうね。

先日行った布屋さんには手作り入園入学グッズの為の材料が沢山あって、お子さんに好きな生地を選ばせているお母さんの姿もちらほら。可愛いプリントものがいっぱい!とわくわくしながら歩いていると、良いものを見つけました。レースの付いたネームテープです。パッケージに、「かわいくおなまえ付け」って書いてあります。えっ!今時の子どもは、こんな可愛いお名前テープ使ってるの!って、びっくりしちゃいました。ベージュのテープの両端にレースの飾りが付いていて、とっても素敵なんです。まさかこれを、小学生が体操服に付けたりしてる?(それは、無いか。)「50歳過ぎてても、これ使って良いですか〜?」と心の中で叫びながら、思わず手に取った私でした。

家に帰って早速取り出したのは、お手製のイニシャルスタンプ。100円均一ショップで買ったものだけで作った、お気に入りなんですよ〜。(土台の木片が大き過ぎて実用性とはほど遠いのですが。)恐る恐るテープに押してみると、誂えたかの様にテープの幅にピッタリ。これは、使えそうです。いつもながらの、行き当たりバッタリの結果オーライ。



イタリック体のイニシャルが、レースのエレガントさと合ってる気がします。良い組合わせだったと思います。はい、とっても気に入りました。

おしゃれなスタンプだってそんなに高価じゃないし、インターネットで探せばよりどりみどりで買えるけど、偶然見つけた100円均一のイニシャルシートで自作しても、十分素敵。近所のお店で簡単に 手に入るものを使うのが、私の身の丈にあっている気がします。いつかは素敵なオリジナルラベルを作りたいけれど、今のところはこのイニシャルテープで大満足です。


以前作ったトートバッグとペンケースに、小さい方のイニシャルスタンプを押したテープを付けてみました。アイロン接着が出来るテープなので、既に完成している作品にも、後から付ける事が出来ました。このバッグとペンケースには内袋が付いているので、表からミシンをかけたくなかったんです。


お散歩用のポシェットは一重仕立てなので、アイロン接着した後更に直接ミシンで縫い付けました。アイロン接着だけより丈夫になりますよね。バッグのデザインが単純だったので、良いアクセントになりました。

こんなちょっとしたマークを付けただけでも、自分のオリジナルブランドが出来たみたいでかなり嬉しいです。(我ながら単純!)そしてその自己満足が、次へのエネルギーになるのです。

Craft

トピアリー

1/27/2014

以前から作ってみたかったトピアリーを、初めて作りました。


というのも、久しぶりに覗いたお気に入りの雑貨屋さんで、ずっと探していたイメージ通りの、素敵な色合いの造花のバラの花束を見つけたからです。一つの花束の中に、つぼみから全開のものまで、色のグラデーションも美しい花がバランス良く入っています。このクラフトの成功の秘訣は、ただただ材料の吟味に尽きます。この花束を見つけた段階で、このプロジェクトが上手くいく事を確信しました。迷わず二束お買い上げ〜。

自分だけのオリジナルを作るからには、花の種類・大きさ・色・素材の質感など、納得のいくものを選んで作りたいですよね。それに加えて、土台の発泡スチロールの大きさと使う花の大きさによっても、印象が随分変わってくると思うので、そのあたりのバランスも大切だと思います。


花の部分が全体の3分の1位になる様に作ると、可愛い感じになるようです。4分の1位にすると、エレガントな感じになるのかな。


お花の部分だけををアップで見ても、満足の出来です。

完成したトピアリーは、想像していた通りの可愛さでした!
出来上がりサイズは、高さ約35cmです。

     《材料》    

           発泡スチロールのボール
           お好みの造花                                           
           木の枝
           オアシス
           植木鉢
           水苔
           接着剤
           リボン

     《作り方》
           
           1.  花の下を1cm程残して、茎をペンチで切る。
           2.  ボールにバランス良く花を配置して刺していく。
                この時、刺したい場所に菜ばしなどで少し穴をあけて、その中に接着剤を入れてから刺すと良い。
           3.  出来上がった花のボールの中心に、木の枝を刺す。
           4.  植木鉢の縁より少し下までくるようにオアシスを入れる。
           5.  オアシスの中心に3を刺す。
           6.  オアシスの表面に接着剤をつけ、水苔をバランス良く敷きつめる。
           7.  枝にリボンを結ぶ。

説明するのも恥ずかしい程、作り方は簡単です。でも、完成品は決してそんな風には見えないと思うのです。

一つ作ったら、もう一つ作ってシンメトリーに飾りたくなりました。それよりまず、飾るスペースの確保が優先かしら。白とか黄色のバラでも作ってみたいし。バラに限らず他の花、たとえばあじさいなんかでも、素敵なトピアリーになりそうです。使う花を一種類に限定せず、同系色の花をいろいろ組み合わせても、表情に変化がついて良さそうですね。次は何を作るべきか、悩む〜。

ちなみに、直径75mmのボールに大きめの花をつけた今回、お花のボールの出来上がりサイズは、直径13cm程になりました。もっと小さい花を使えば、同じボールを使っても、出来上がりサイズは小さくなります。全体のバランスを考える際の、ご参考になさって下さいね。

私は今回、一つ788円の花束を二束使いましたが、発泡スチロールのボールと植木鉢は100円均一で買い、木の枝は我が家の庭で調達(「拾った」とも言う)し、あとは家にある材料を使ったので、費用は2000円以下でした。ほぼ、花代のみですから、花の選び方によっては、もっとお安くもお作り頂けますよ。

本当は全部バラのつぼみのドライフラワーで作ってみたいけれど、繊細過ぎて花を潰してしまいそうだし、失敗が許されない気がするので、大きめの造花でもう少し練習してから挑戦します。

なーんて言ってる間に、我が家の出窓がトピアリージャングルになりそうで、怖い気もしますが。


Sewing

お泊まりセット

1/20/2014

私が気に入ってよく作る物に、「お泊まりセット」と名付けた物があります。

最初は自分の旅行用に作り始め、大きさを変えたりマチをつけたり、試行錯誤を繰り返しながら作り続けてきました。いろいろ試してみたい事があるので、作っては家族に使ってもらい、それが一通り行き渡ると、次は子どものお友達へ、私のお友達へと、気が向くままに細部を変えて作っては、お嫁に出しています。

最初は、キルティング生地を使っていました。化粧ポーチにした時に、中身の保護の為に、少しクッションが入っているの方が安心、という側面もありました。


光沢のある黒のキルティング生地に、黒いグログランリボンを合わせて飾りにしました。ぱっと見は地味ですが、ファスナーを開けると花柄の内布がちらっと見えます。可愛いですよ。

この化粧ポーチはかなり気に入って、結局普段にも使うようになってしまいました。こうして二つを並べてみると、痛み方が全然違います。もはやセットとは呼べないかも。そろそろ新調しても良いかな。

ここから始まった「お泊まりセット」は、徐々に変化して、今ではラミネート生地を使って一重に仕立てています。布端の始末が要らないので、とにかく扱い易くて、仕事が速い速い。布の扱いが簡単になったので、その分頑張って化粧ポーチの形を変えました。(縫うのにちょっとだけ余計に手間が掛かります。)ラミネート生地を使う事によって水に強くなり、使い勝手も良くなりました。汚れても、一拭きできれいになるのが嬉しいですよね。


久しぶりに気に入ったラミネート生地が見つかったので、新たに型紙を作り直して、この形を定番にしようというセットを作りました。現在のお泊まりセットは、こんな感じです。これを完成形としたいと思います。基本、三点セットに進化しました。

        《出来上がりサイズ》
                    大  :  縦27cm x 横35cm x マチ6cm
                    中  :  縦14cm x 横20cm x マチ4cm
                    小  :  縦10cm x 横15cm x マチ6cm

ラミネート生地を50cmの長さ買ってこのセットを作ると、まだ少し生地が残ります。生地によっては、柄出しの関係で、残り布の形も大きさもいろいろにならざるを得ませんが、いずれにしてももう一品「何か」 (ペンケースだったり、小さなバッグだったり) が作れる事は確かです。折角好きで買った生地なので、なるべく無駄を出さない様に、何が出来るか考えるのも楽しみです。

今回使ったグレー地にピンク系の花柄は、私の好みにぴったりです。自分用にしては、ちょっと若々し過ぎ?でも良いんです。好きな生地で作る事自体が楽しいのであって、使うのは誰でも構わないので。しばらく眺めてニヤニヤしたら満足してしまい、もしかして、またどこかにお嫁に行っちゃうかも知れません。


Craft

私のハート

1/14/2014

お正月休みが終わったと思ったら、街は早バレンタインモードですね。まだ本番まで1ヶ月あるから、チョコレート菓子の試作やら試食やらで、しばらく楽しい時間が過ごせそうです。


何はともあれ、街にはハートマークが溢れて楽しい雰囲気です。特に理由もないのに、顔はにやけ、気持ちはハッピーになってきます。なんだか私も私なりのハートを作ってみたくなりました。


フェルトで作った紅白のバラでハートの形にしてみました。

バラの花は、一つにつき一枚のフェルトで出来ています。まるく切ったフェルトを渦巻き状にくるくる切って、外側を芯にして花の形に巻き直し、最後に丸く残った部分でふたをするようにボンドで貼ったら出来上がりです。

ひっくり返して横から見るとこんな感じ。



2種類の大きさで作りましたが、花びらのボリュームの違いがわかりますか?

フェルトの上に適当な大きさのお皿を置いて、それを目印に丸く切り取ったら、後は目分量で適当にざくざくはさみを入れます。こんなハンドメイドは、大雑把な性格の私にぴったり。型紙など無いので、一つ一つの花がその時々で違う表情になるのが楽しいですよ。

貴方のハートは、どんな形?



Craft

小さなギフト

1/10/2014

私は100円均一のお店が大好きです。


台所で毎日使うような日用品から、「使い道の当てはないけど可愛いから取り敢えずゲットしておこう」という物まで、お店を覗いては、何か良い物はないかとチェックしています。手芸材料を調達することも多いです。

何しろ、私のインスピレーションの源。我が家には、そうして生まれた物がたくさんあります。

そして先日、いつものように目的も無くふらっと入った100均で、とても可愛いバラの形のボタンを発見しました。しかも15個も入って105円なんて、太っ腹過ぎる〜。透明と薄ピンクの2種類あって、花びらの端には少し金色が入っています。エレガントで素敵!2種類とも買っておくことにしました。

考えた末、100均で買ってあった木製ピンチ(なんと28個入り)に、このボタンと、これまた100均で買ったレースのテープ、それに手持ちのリボンのあれこれを合わせてデコレーションすることにしました。とってもキュートな物が出来ましたよ。

仕事らしい仕事は、ボタンのあしをペンチで割り取って平らにすること位。なにしろ簡単に出来るし、いろんな組み合わせで作ってみましたが、どれも可愛くて嬉しくなってしまいました。そんな私も、5,6個作ったところでふと冷静になり、「私は本当にこれを全部使うのか?」と、一瞬手が止まりましたが、「いっそのことたくさん作って、お友達へプレゼントしよう。」と思い直して更に続行。


まるく並べてみると、おしゃれして集まった女の子達のように見えてきました。賑やかな笑い声が聞こえてきそうです。

写真の内、下半分が透明なバラ、上半分が薄ピンクのバラを使った物です。ボタンの色の違いはわかりにくいけれど、金色の彩色が効いていて、花びらの形ははっきりわかりますね。

私は、お菓子の袋の口を留めたり、メモを挟んだりして使っていますが、デコレーションの無い方の面に薄いマグネットを張って冷蔵庫の扉に付けて、お気に入りのポストカードを挟んでも良さそうです。

長さ4.5cmの小さなギフト。お友達だったらどの色を選んで、どんな風に使ってくれるでしょうか?私には思いつかなかったアイデアを、きっと教えてくれるはずです。


Quilt

Not So Long Ago

1/07/2014

年末の大掃除を頑張って、すっかり断捨離モードに入っていたのですが、どうしても捨てられないものが、手芸関係の諸々です。小さなハギレとか、中途半端に残った毛糸とか、どうしても捨てられません。


それでもなんとか手芸本の整理に着手して、少しは本棚に空きも出来て、よしよしこの調子、と思っていたのですが…。

片付けの際にありがちな、例のアレにはまっちゃいまして。ええ、つい見直しちゃうんですよね、捨てようとしている本を。そして、時間だけが過ぎてゆく〜。

もう何年も開いていない20数年前のパッチワーク雑誌を、「もう手放してもいいかな。」と思いながらパラパラめくっていたら、懐かしい写真に遭遇してしまいました。

                                                                       ("Lady's Circle Pachwork Quilts"   Sept. 1988)

当時これを見て、「いつかこんな可愛いキルトを作りたい!」と思い、数年後にベビーキルトとして実現しました。ご覧の通り、雑誌の紙面もすっかり黄ばんでしまいましたが、ベビーキルトの方も、年月を経て擦り切れてぼろぼろです。でも、どんなに古くなっても捨てられないですよ。子育ての思い出がいっぱい詰まっていますもん。


私にとっては、記事のタイトル通り、Not So Long Ago の大切な思い出です。

そして結局、しばし遠い過去に思いを馳せた後、雑誌もキルトも、元あった場所に静かに戻って行ったのでした。

Craft

写真集でiPad ケース

1/04/2014


娘達が相次いで、それぞれ自分の場所へと帰って行き、また夫婦二人の日常へ戻りました。この年末年始は、我が家にとって特別なものだったので、特にあっという間に感じた気がします。

                                                             🌹

去年、面白いDIYのサイトを見つけて、是非作ってみたいと思っていた物がありました。古本をリサイクルして作るクラッチバッグです。

材料は、ハードカバーの古本です。久しぶりに古本屋さんに行きましたが、思うような厚みの物は見つからず…。

ところが…キラ〜ン!(ここで、目が光った!)



薄過ぎてクラッチバッグには使えなさそうだけど、とっても素敵な写真集を発見!彼女の事を私は知らなかったけど、フランスのアイドル歌手らしい。用途は後で考える事にして、これを使って作り方を検証してみる事だけは、即決定!

家に帰って縦・横・厚さを測り、娘達に連絡を取って用途を相談すると、上の娘のiPadケースに出来そう。寸法を教えてもらい、さあ、作ろ〜!

《作り方》

1.  表紙+最初の1ページを残して、残りのページの周囲に糊を付け、重しをしてしっかり貼り付ける。側面にも糊を付け、しっかり固める。
2.  ページの中央に、カッターで、iPadの大きさ+αの大きさの四角を数ページづつ切り取って、必要な深さの穴を作る。
3.残しておいた最初のページを本体に貼り、浮いた中央部分に対角線状にカッターで切れ目を入れる。
4.  出来たひらひらを、内側に落とし込んで、糊で貼る。
5.  クローザーには磁石を使うことに。位置を決めて、カッターで磁石の大きさに合わせて穴を開け、接着剤を入れた上から磁石を押し込んで、表面が平らになるようにする。

完成〜。



私が見たサイトでは用途がバッグだったので、クローザーに金具を使っていましたが、iPadケースにするので、バッグに入れて持ち運びする時に他の持ち物に傷がつかないよう、磁石を使う事にしました。蓋を閉めたら、どこから見ても写真集。紙だから軽いし、とてもすっきりとした仕上がりで、大満足です。

セールで105円で手に入れた写真集を使って、素敵なケースが出来ました。娘は気に入ってくれるでしょうか?

次は、洋書でクラッチバッグに挑戦したいけど、自分のイメージに合う古本を探す事自体が難しいのかも。いつか出会う日の為に、アンテナだけは常に張っておこうっと。

Craft

Kindle Paper White

1/02/2014

どういう心境の変化か、あるいは、元々隠し持っていた妹への愛情の吐露か?


今回の帰省で、上の娘が妹へクリスマスプレゼントを買ってきてくれました。
Kindle Paper White です。お姉ちゃん、ありがとう!

そこで、私がカバーを作る事に。
以前生涯学習講座で習ったカルトナージュを思い出して、年末に、家に有った材料で試作してみました。


紺色の合皮とマリーちゃん柄の端切れのコンビネーションが、可愛いでしょう?
表面にはキルト芯を裏張りしたので、ふかふかで、ショックにも強そうです。
内側は、紺と白のストライプ。Kindle本体の四隅は、ゴムで止めてあります。


下の娘も気に入ってくれましたが、この布はこれでおしまいなので、本番は又材料から考えます。それが出来るまでは、この試作品を使ってくれるそうです。

サイズはバッチリわかったので、出来上がりをお楽しみに、というところです。

さあ、また楽しい布探しです。

Baking

家族でおせち料理

1/01/2014

今年のお正月は、社会人の長女と大学生の次女が、二人とも帰省して家にいます。四人揃った元日の朝は、何年振りでしょう。


それなのに、年末はぎりぎりまで何かと忙しくて、おせち料理は全部手作り!とはいかず。家族皆が大好きな筑前煮と煮豚はだけは年末に作り、あとは市販のものを重箱に詰め直しました。元日の朝は、お雑煮とエビのサラダを作っただけです。

今年は最初から品数を絞り込んでいたので、見た目は寂しかったかもしれないけど、私の精神的にはとっても楽でした。家族はどう思ったかな?料理云々より、家族が揃った事の方が大きかったような気がします。こんなお正月があと何回迎えられるでしょうか。

今年こそ、皆が健康で笑って過ごせますように。楽しい事がたくさんありますように。