Baking

サンクスギビングの初ターキーディナー

11/25/2016

アメリカでは11月の第4木曜日は、サンクスギビングデーです。サンクスギビングデーから日曜日にかけての4連休にサンフランシスコから長女夫婦がケンタッキーに遊びに来るというので、それに合わせて東京にいる次女も年休を取ってこちらで合流。私も連休前に日本からアメリカに戻り、家族が久しぶりに一堂に会しました。


サンクスギビングデーに遠く離れて住んでいる家族が親の家に集まって食事をするなんて、いかにもアメリカっぽいんじゃない?と嬉しくなり、ここは徹底的にアメリカ的なサンクスギビングディナーにしようと、今回初めてターキーの丸焼きに挑戦しました。

Food Network のAlton Brownさんのレシピを参考に、家にあるもので自分なりに工夫して作りました。


《作り方》

⑴   冷蔵ターキー1羽を用意する。(冷凍物だと温度管理に気をつけながら解凍するのに3日かかるそうです。)

(1番小さい物を選んでも14lbもありました。)

      内臓や首などの詰め物を取り出し、中も外も冷水で洗って水気を拭いておく。

⑵   塩1/2カップ・ブラウンシュガー1/2カップ・野菜スープ約3リットル・タイム・ローズマリーを合わせて煮立たせた物を冷まし、同量の冷水と合わせて、つけ汁を作る。

⑶   容器にターキーを入れ、つけ汁をひたひたに入れる。途中上下を返し3時間程漬け込む。

(家にあった1番大きな容器にも入り切らなかったのですが、上からつけ汁をお玉でかけたりして、なんとか。)

⑷   詰め物を作る。りんご2個・玉ねぎ1/2個を適当に切り水少々と共にレンジでチンする。


⑸   つけ汁からターキーを出し、水気を拭き、⑷をお腹の空洞へ詰める。

(りんご2個分がぎっしりと詰められました。

⑹   天板にオーブンペーパーと野菜クズを敷き、⑸を形を整えて置く。

⑺   全体に薄く油をのばして塗る。

⑻   裏面に油を塗ったアルミホイルを手羽と足を除いた部分に載せて、500℉に温めたオーブンで30分焼く。

(アルミホイルをこんな風にかけます。)

⑼   アルミホイルを外し、オーブンの温度を350℉に下げて更に2時間焼く。 

⑽   全体にこんがりと焼き色がついたら完成です。

むね肉などのホワイトミートと呼ばれる部分と、モモ肉などのダークミートと呼ばれる部分では、適正な焼き時間(温度)が違うそうで、全部を一気に 焼くとむね肉がどうしても焼き過ぎでパサつくのだそうです。それで、アルミホイルを利用して時間差をつけて焼くと良いとか。

つけ汁につける時間は最低8時間、出来れば前日からつけて冷蔵しておくのが良いようでしたが、当日の午前中に思いついて肉を買いに行ったので時間が足りず、3時間位しかつけ時間がありませんでした。それでも肉は柔らかく、パサつきが少なく上手く焼けた気がします。もう少し長くつけ込んだらもっと美味しかったい違いないので、もしまた作るチャンスがあれば、今度はもっと計画的にしっかり仕込んで後悔しないようにしたいものです。

昔知り合いの家で御家族に混ざってご馳走になったターキーは、パンが主体の香辛料が効いたスタッフィングでソースはクランベリーソースでした。伝統の味なのでしょうがなかなか癖があるので、ターキーを食べ慣れていない我が家で作るならやはり今回のレシピの方がとっつき易いかな。ちなみに、ソースはバター・小麦粉・スープ・ターキーの焼き汁でグレイビーソースを適当に作りました。

ターキー丸ごと一羽なんてとても一度の食事では食べ切れないのですが、残ったターキーを連休中に手を変え品を変え食べ続けるのもおきまりのパターンなのだそうです。そこは日本のおせち料理と一緒で、「せっかく久しぶりに懐かしい顔が揃ったんだから、食事の準備にかける時間をみんなで楽しく過ごす時間に回そうよ。」っていう気持ちが共通して流れているような気がして、全く違う食文化なのになんだか親近感が湧いて来るのでした。

Craft

羊毛フェルトのペンちゃん

11/11/2016

実家での居候生活も長くなり、近くに住んでいる姉と姪っ子達には車を出してもらったり、いろいろとお世話になりっ放しです。みんなで一緒に行った手芸屋さんに、可愛い羊毛フェルトのキットがたくさんありました。誰も作った事がなく、「面白そうだけど難しそうだよね。」と意見が一致し、その場を離れました。その3人から先日無茶振りが。「100均に可愛いペンちゃんのキットがあったから買って来たよ〜。」


「ペンちゃん」とはなんぞや?と思っている間に手渡されたのが、こちらのキットでした。「羊毛フェルトってどんなものなのか、1個作ってみて。」

(ダイソーの羊毛フェルトのキット。)

(もう1つ100均で買って来てくれたのが、このマットとニードルのセットです。)

ペンギンだからペンちゃんか〜。いやいや、感心している場合じゃないぞ。みんなで1個ずつ作ってみよう!というならまだしも、このままでは私1人が生け贄じゃないか。でも3人はすっかり盛り上がっていて、「専用マットとニードルのセットも100均で買って来たからね〜。針が折れても次があると思えば、安心してツンツン出来るでしょ?」とのたまう。「はい、開けて開けて。」「何が入ってるの?」「説明書、読んで〜。」と、すっかり主導権を握られ、3人に見守られる中で作り始める事になりました。

基本的には、羊毛の繊維をほぐして丸めて専用の針でツンツン突いて更に絡ませて形を作っていく、という感じでしょうか。色を変えるところがうまく出来るか心配だったのですが、薄くのばしたフェルトを土台に重ねて上から針でツンツン刺すだけで、確かにその場に定着しました。不思議です。

そして紆余曲折の末、ペンちゃんが完成〜。(途中経過が無くて、ごめんなさい。作り始めたら集中してしまって写真を撮るタイミングを逃してしまいました。)

(高さは5.5cm程。)

キットに付いていた写真と比べると、だいぶ細身の子になりました。こんなところに自身の願望が表れたかな?同じものを作っても、人によって出来上がりが違って来そうね。そしてまたそういうところが、手作りの良さですよね。キットには丸カンとボールチェーンも入っていて、本来はキーホルダーになる筈なんだろうけれど、私はこのままで実家のリビングに置いておこうと思います。

 
(お目目クリクリさんを2つ並べて。)

以前から羊毛フェルトには興味があったけれど、続くかどうかわからないので道具や材料の初期投資に躊躇していました。それが、100均のキット製品という事で気楽に挑戦出来て良かったです。姉と姪っ子達に感謝です。全くの初心者の私でも、キットに入っていた説明書だけで十分作れちゃったのが驚きでした。100均の企画力、恐るべし。

さあ、おばさんは1つ作ったよ。次は君達の番だからね、姪っ子ちゃん達。