Sewing

ミニ・キラキラポーチ

7/31/2019

今回は、お星さまのキラキラポーチのMちゃん用ピンクバージョンです。Sちゃんとは違い、サイズは小さく、ハンドルを付けてバッグの持ち手に付けられるようにして欲しいという希望でした。そして、マチも欲しいという事だったので、2cm程つけました。


星柄のビニール生地はSちゃんのポーチに使った物の色違いですが、ピンクの単色の方はSちゃんのポーチで使ったブルーのビニールより少し厚手の別物だったので、上手く縫えるか不安がよぎりましたが、なんとか同じ針と糸で縫えました。

まずは型紙作りです。本当はこれでは正確な型紙ではないのですが、こうすると簡単なので私はいつもこの方法。しあげの段階で帳尻合わせします。出来上がりは12x9cmという、可愛いサイズになる予定です。


裁断します。今回は、縫い代を5mmにしました。


ファスナーを付けます。11cmのファスナーがなかったので、ムシの上を縫って11cmのファスナーを作りました。


そして、それをビニールに縫い付けます。今回も、お星さまのキラキラしている表側がポーチの内側に来るようにしました。


タブを作ります。 Dカンの幅に合わせてピンクのビニールを5cmくらいの長さに切り、Dカンを通します。


ファスナーを閉めた時に引き手が来る方の、上から1cmくらいのところに⑷を挟み、両脇と底を縫い、返しやすいように角の縫い代をカットします。


底マチを縫います。


表にひっくり返します。これで本体が完成しました。


マチのところをちゃんと測らなかったので、台形っぽくなっちゃいました。帳尻合わせ失敗。でもこの形も案外可愛いかも?(という事で、許してもらおう。)

日本で買ったオーロラテープっていうきれいなビニールテープを使って、ハンドルを作りました。

(不思議な輝き。)

Dカン側にはテープを直接、反対側にはダイソーで買ったクラフトキーリングを、それぞれカシメで付けました。


カバンの持ち手に取り外しが出来るようにしたいという希望だったので、こんな形になりました。


これで、完成です。

(正面から見ると、こんな感じ。)

(裏から見ると、結構中が見にくい感じです。)

試しに私のバッグにつけてみたら、こんな感じになりました。バッグの大きさにもよるのだろうけど、ハンドルはもう少し短くても良かったかも?まあ、短くする分には後でいくらでも出来るので、今回はこれで納品します。

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キラキラぺたんこビニールポーチ

7/27/2019

これまた姪っ子Sちゃんのリクエストです。頼まれ物の中で一番作り方が単純で型紙作りが必要ないので、手軽に出来ました。一時帰国から戻って来てから初のミシン仕事です。

(見えないけれど、昼の青空の先にも星はある…よね。)

半透明の黒地にホログラムのようなキラキラ光る銀色の星が散りばめられた少し厚めのビニール生地と、薄いブルー地に細かい銀ラメの入ったビニール生地を、ダブルで使ったポーチをご所望です。形は単純なぺたんこが良いとの事でした。



ブルーのビニールを通して、その後ろに星が煌めいているような風にして欲しいと、デザインも具体的に行ってくれていたので、迷いなく作業できました。出来上がりサイズは、19cmx16cmです。

いつもはビニコ生地を縫う時も、普通生地用の針で縫っていますが、今回の黒のビニールが結構厚くて心配だったので、厚物用の針に変えて縫いました。押さえはもちろん、テフロン押さえに変えました。


まずは、ビニール生地を21cmx18cmにカットします。


紺色のファスナーを合わせました。


本来なら生地の表が外に出るようにするところですが、今回は星の方は表を内側に使って欲しいという希望でした。表裏を間違えないように縫い合わせました。


ファスナーが付いたら、中表に合わせて(いや、厳密に言うとブルーの表と黒の裏を合わせるんだけど…なんかややこしいわね。)、周りをコの字に縫います。


底の縫い代の角を三角に切り落として、ひっくり返します。

ファスナーが左に来る方が正面です。こちらから見ると、ブルーのビニールの向こう側に星が光っています。

 (正面から見ると、星がきれいに光っています。)

(こちらが裏面。)

わかりやすいように、中に絵葉書を入れてみましょう。


こうすると、大きな星の柄が絵葉書の前に出てこないのがよくわかりますね。


星と共に、Sちゃんのこだわりが光ったポーチになりました。さて、どんなふうに使ってくれるでしょうか?

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仲良し姉妹のハンディファン用ケース

7/27/2019

姪っ子達に頼まれた物シリーズ第4弾。地元のみならず全国を飛び回る熱烈なJリーグファンの姪っ子達にとって、ハンディファンは夏のサッカー観戦時には欠かせないアイテムらしいです。仲良し姉妹のSちゃんとMちゃんは、フランフランで買った色違いのハンディファンを持って、一緒に応援に行くんだそうです。マイカラーがはっきりしているこの2人。持っているハンディファンの色はもちろん、Sちゃんは青、Mちゃんは赤。これを入れてバッグのハンドルに引っ掛けて持ち運べるようなケースが欲しいとの事でした。完全にサイズを指定してもらい、ぴったりサイズのケースを作りました。前回の一時帰国の際に一緒に布も買いに行ったので、材料も指定のビニコです。今回の一時帰国に間に合うように急いで作って、はるばるアメリカから持って来ましたよ。だって、前回と今回の一時帰国って、2週間しか間が空いていなかったのよね。(こんなハードスケジュール、もう2度と無いと思うわ。)郵送すると10日以上かかるし、喜ぶ顔が直接見たかったから、手渡し出来るように頑張りました。

(ファンは、去年フランフランで買ったそうです。)

《作り方》

⑴  型紙作り

     LINEで打ち合わせをしながらハンディファンの形状と実寸を教えてもらい、オリジナルの型紙を作りました。

     実寸: 土台の直径 6cm/高さ 25cm/ファンの最大幅 14cm

     という事だったので、ファスナー幅を1cmとして、型紙を作りました。実際の型紙は、これ。


⑵  裁断

 (タブは3x4cm。本体は、型紙を反転して2枚。)

(底は1枚。)

⑶  タブを付ける。

     タブを3つ折りにして1cm幅にして縫い、Dカンを通し、本体の背の上から2cmくらいのところに挟み込んで縫う。

 (しっかり柄合わせもしましたよ。)

⑷  ファスナーを付ける。

     下までファスナーを全開にするため、40cm以上のファスナーが必要でした。

 (18インチのファスナーを使いました。)


⑸  底を縫う。

     写真が無くて、ごめんなさい。合印をつけ、曲線部分には切れ目を入れて、丁寧に縫いました。
     余分なファスナーは、ここで切ります。

⑹  ハンドルを作る。

     100均のハンドルを作り替えて、共布のハンドルにしました。2.5cm幅を3つ折りして、端にステッチ。両端にナスカンを付けます。


     ナスカンは最初はミシンで縫ったんだけど、布が厚くてうまく縫えず汚くなってしまったので、後でカシメに変更しました。


⑺  本体にハンドルをつけて、完成です。


おばあちゃんの家(私の実家)へ、それぞれケースとファンを持って集合。どんな具合になっているのか、初めて入れてみました。ドキドキ。


姪っ子には、「底があるのが良いね。」と言ってもらいました。合格、頂きました〜。デザインも喜んでもらえて、嬉しいです。

カシメに変更する前、ハンドルとナスカンをミシンで取り付けて、これで完成のつもりで撮った写真です。(カシメに変えてからの完成品が2つ並んだ写真はとっていなかったの。ごめんなさい。)それにしても、やっぱりカシメにした方が仕上がりがきれいで良かったと思うので、粘った甲斐があったというものです。

(Sちゃんのケースには、ブルーのファスナー。)

(Mちゃんのケースには、ピンクのファスナー。)

(中身が入っていなくても、結構形がしっかりしています。)

仲良し姉妹のお揃いハンディファン用ケース。デビューはいつかな?

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Mちゃんの御朱印帳ケース

7/22/2019

前回の一時帰国時に姪っ子のMちゃんに頼まれていた御朱印帳ケースは、Mちゃんが選んだ布1種類のみを託され、デザインはおばさん(私の事)にお任せでと、わりと自由に作らせてもらいました。出来上がりのサイズは市販の物を参考にさせてもらったはずでしたが、デザインを考えているうちにゴッチャになって、型紙を作る時に間違えて縦に1cm長くしてしまいました。アメリカにいる間に作っているので実物を入れて確認しながら仕上げられないので、ありがちな失敗ですわ。今回2週間の一時帰国でしたが、実際に姪っ子に会えたのは、最終日の2日前。心配だったサイズもデザインも、「これで十分OKよ〜。ありがとう。」と言ってもらえたので、最終完成品として渡してきました。


《作り方》

⑴  表生地に薄手のキルト芯を貼る。



⑵  裏地用の生地も同サイズにカット。


⑶  表地と裏地を中表に合わせて、細長い一枚になるように1辺を縫う。

 (この右端の一辺だけ縫います。)

⑷  ⑶で縫ったところを内側に織り込むように(ここがポケットになる)、表地と裏地を中表に合わせて両脇と蓋の部分を縫う。


     この時、蓋の先に紐を挟んで一緒に縫う。力のかかるところなので、紐の幅で平らに縫い、返し縫いしてしっかりと縫い付ける。




     蓋の直線部分に、返し口を残しておく。


⑸  返し口からひっくり返して、蓋の部分にだけ端ミシンをかけながら返し口を閉じる。



⑹  紐の端を結び、完成。



実際に姪っ子の使っている御朱印帳を入れてみたら、こんな感じでした。


結構余裕があったけど、キツキツでは出し入れしにくいだろうからこれで良いって。私としては別のデザインのアイデアもあったんだけど、それはまた、次の機会にとっておきましょう。喜んでもらえて良かったです。