Sewing

やっぱり一応巾着袋も

8/27/2019

透明ビニールバッグのインナーバッグになる巾着付きのトートバッグが出来たので早速Sちゃんに連絡したところ、それはそれとして、やっぱり最初の予定通り巾着も欲しいという事でした。やっぱりね。頼まれてもいないトートバッグを作っちゃったのは私なので、はい、勿論作らせて頂きますとも。でも、ただの巾着袋ではつまらないので、一粒で二度美味しいリバーシブル仕立てにしましたよ〜。

 (キラキラ輝くお星様柄の巾着袋。)

(ひっくり返すと、薄いブルーのダンガリーの巾着袋に。)

この巾着袋を入れたい親バッグの大きさは同じなので、型紙は前に作ったトートバッグの型紙の高さだけ伸ばして使いました。(高さを足した分2cm+ 紐通し分2.5cm+上のひらひら分2.5cmで、合計7cm延長。)布は二つ折りして、底が輪になっています。入れ口には1cm、脇とマチには1.5cmの縫い代をつけて、カットします。



表布と裏布の入れ口同士を縫い代1cmで縫い、縫い代を開いてアイロンをかけます。(2ヶ所)


表布同士、裏布同士を合わせるようにたたみ直して、縫い目をしっかり合わせて、


紐通しの2.5cm(4ヶ所)と、裏布の1箇所に10cmほどの返し口分以外の脇線を縫います。縫い始めと縫い終わりの返し縫いを忘れずに。


縫い代を開いてアイロンをかけます。


マチを縫います。


表布と裏布のマチの縫い代同士を縫い止めます。こうする事で、二重になった中袋がブカブカする事がありません。


返し口からひっくり返して、形を整え、入れ口にアイロンをかけます。


入れ口から2.5cmと5cmのところに、ぐるりと一周ミシンをかけます。


この2本のミシン線の間が、紐通しになります。


1ヤードのナイロン紐を2本用意し、左右の紐通し穴から通して端を結びます。


返し口を閉じます。今回は内布側を表にして使う場合のことを考えて、ミシンではなく手で丁寧に閉じました。


(コの字閉じで丁寧に。)

完成です。


気分を変えたい時には、裏返しても使えます。


紐通しの幅をもう少し広くすると、裏返して使う時に紐の先の結び目が反対側に抜けやすくなりそうなので、またこんな巾着袋を作る事があれば、紐の太さと紐通しの幅に気をつけたいです。

これなら、夏が終わっても、何かしらの用途に使ってもらえそうですね。やっぱり作ってよかったです。

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透明バックのインナーバッグ

8/26/2019

これも7月の一時帰国の時に受けた、姪っ子Sちゃんからのリクエストです。最近ケンタッキーでは大分暑さも和らいで、夏の終わりを感じるようになり、「いかん、もう透明ビニールバッグの季節が終わっちゃう。急いで作らねば!」と、おしりに火がついたという訳です。日常的に使っている大き目の透明ビニールバッグの中身が見えないように、中に巾着袋を入れて使いたいとの事でした。実際に会った時に実物を持って来てもらって計測して、大体の出来上がりサイズをメモして来ましたが、透明ビニールバッグ自体が結構大きくて深さがあるのでただの巾着ではペチャっと下の方に沈んでしまう気がして、帆布のトートの上が巾着になったタイプのバッグをすっぽり入れたら良いんじゃないかと思って、そんな風に作ってみました。



本体は帆布、内布は薄いブルーのダンガリー、口布は木綿の白とグレーのストライプで作りました。出来上がりサイズ(持ち手は含まず)は、縦29cmx横11cmxマチ11cmです。

型紙を作ります。


裁断します。



(口布は、18cmx42cmに裁断。)

表布裏布のそれぞれで、バッグの形を作ります。

 (表になる帆布のバッグ。)

(内布のバッグ。底には10cmほどの返し口を開けておきます。)

口布を輪に縫い、紐通しを作ります。

下からあき止まりまでを縫ったら、


縫い代をアイロンで割って紐通しの口の部分にコの字にミシンをかけます。


縫い代分1cmと紐通し分1.5cmを折って、端ミシンをかけます。


持ち手を作ります。

帆布を9cmx35cmに切って、中心に向かって4つ折りにして、両端にステッチをかけます。これを2本作ります。


表布のバッグの上部中心から左右に5.5cmの位置に、持ち手の内側が来るように、持ち手を仮止めします。

その上から口布を中表に重ねます。


その上から内布のバッグを中表に重ねます。縫い代1cmでぐるりと一周縫います。


(持ち手のところは返し縫いをして、しっかりと縫いつける。)

返し口からひっくい返し、口布を2mmほど控えるようにアイロンで形を整え、バッグの口を表からぐるりと一周端から5mmのところにミシンをかけます。


返し口をミシンで縫い閉じます。


口布の紐通しに紐を通します。使ったのは、手元にあったこちらの革紐。ちょうど2ヤードあったので、半分に切って、2本にして、使い切りました。


紐の先を結んで、出来上がりです。


キュッと絞って蝶結びすると、こんな感じになります。

(口は、もう少ししまっても良かったかも。)


透明ビニールバッグのインナーとしてだけでなく、これだけでトートバッグとして使うのもありではないかと思います。「素材違いで、私も一つ欲しいな。」と思えるバッグになりました。

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Pinoのリバーシブルバンダナ

8/21/2019

長女夫婦のところのPino(Double Doodleの♂1歳)にバンダナを作る約束をしたのは、もう何ヶ月前だったか…。私達夫婦で計画していた夏休みのLA旅行に、サンフランシスコ在住の長女夫婦が2日だけ合流する事になったので、その時に間に合うようにと慌てて作って、やっと渡す事が出来ました。

(帰宅した娘が、写真を送ってくれました。)

「ワンちゃんの首に結ぶバンダナって、布を結ぶんじゃなくて金具でカチッと留めるようにした方が、楽で良いよね。」っていう話を娘としていて、「そんなのだったら作れそう。」と安請け合いしてしまったのが始まりでした。結んでいるように見えるリボンも金具を隠すような形で付けられるといいなぁと思っていたのですが、そこまでは難しくて考えがまとまりませんでした。今回はとりあえず基本的な形とサイズで作ってみました。娘が今現在使っているバンダナのサイズを教えてくれたので、それを基に型紙を作りました。

(LINEで送られてきた写真。)

Dollar Treeで売っていた黒いアクリルテープ製の首輪が使えそうだと思って買ってきましたが、Pinoは散歩の時にはハーネスを使うので、首輪にもともと付いていたリードをつける為のDカンなどの必要のない部品を外さなければならず、そのためには本体を切らなければいけない事に気がつきました。本当は長さを調節できる作りだったのですが、残念ながら調節不可で、しかも金具から金具までが37cmと、Pinoの首回りギリギリの長さになってしまいました。Pinoも1歳を超えたのでこれ以上大きくなることはないと思いますし、冷や汗ものでしたが、まあ、結果オーライで。



ゴム製のテープ通しは簡単にハサミで切れましたが、Dカンはかなり頑丈で、テープを切るしか方法がありませんでしたので、なるべく長く取れるように切って、端を2つ折りして縫い付けて始末しました。


娘が送ってくれたサイズを基に、作った型紙がこちら。これに、上の長い辺には1.5cm、横の短い辺には2cm、下の尖った2辺には1cmの縫い代を付けて、裁断しました。


リバーシブルにする為に、2種類の布を用意しました。


周囲にジグザグミシンをかけた後、縫い始めます。

表裏を変える度にテープの向きを変えなければいけないので、摩擦に耐えられるようにケース内部を丈夫にしておく必要があると思い、袋縫いにしました。

まず、裏同士を合わせて縫い代5mmで縫ってから、


縫ったところで反対に折って中表に合わせて、1cmの縫い代で縫います。


袋縫いした縫い代を片側に倒して、テープの入り口部分の縫い代2cmを2つ折りにして、両端にミシンをかけます。ここもかなり擦れるところだと思ったので、布の端が出ないように、しっかり始末しました。


余分な縫い代を切り、表生地と裏生地を中表に合わせて、下の尖った2辺を縫い代1cmで縫います。(10cmほどの返し口を開けておきます。)


返し口からひっくり返して、形を整え、アイロンをかけます。


上から4cmのところにミシンをかけます。ここが、テープが通るケースになります。


返し口を閉じながら、下の2辺の布端にミシンをかけます。


布の部分は、これで完了です。洗濯に耐える、結構しっかりした作りになっていると思います。



この首輪は、お値段が安いところもですが、金具に微妙なカーブが付いているところも、気に入っているポイントです。ふつうに手芸屋さんで売っているものは、まっすぐなものばかりなので、こちらの方が動物に優しい気がします。でも、そのカーブがある為に、面を変えて裏側を使おうと思ったら、首輪そのものの向きを変えなければいけません。でもご安心を。ケースの幅を十分にとってあるので、いちいち取り出さなくても、ケースに入ったままでくるりと向きを変える事ができます。(あ、娘にそこのところを説明しなかったけど、わかったかな?)

(このちょっとしたカーブが、嬉しい。)



赤い方も、青い方も、Pino がつけたらきっとどっちも可愛いぞ〜。娘からは、「シーズンごとに、時節にあった布で作ってくれてもいいよ〜。」と言われたので、合格ってことかな。調子に乗ってシリーズ化しちゃうかも。