2017年版オーナメントリースと涙の結末

12/20/2017

3年前に作ったオーナメントリースがお気に入りで今年も飾っていますが、クリスマスまであとわずかとなり、ラストミニッツでも出来る簡単DIYとして2017年版のオーナメントリースを作りました。


《材料》

材料のリース台とオーナメントのほとんどは、Dollar Treeで調達しました。ちょっと変わった形の小さいオーナメントは、昔ニトリで買った物など、過去のクラフトに使った残りです。



材料としてまずはこれだけをDollar Treeで買って作り始め、大きいオーナメントが足りないのがわかって買い足したり、逆に小さい方はこんなに必要ないとわかって返品したり、これより更に小さいオーナメントが必要な事がわかって買い足したりと、作りながら材料を揃えていきました。リース台はそもそもこの1種類しか売っていなかったので悩む余地はありませんでしたが、この大きさのオーナメントを使うなら少し高くなっても別のショップでもう少し大きな台を買って使っても良かったかもと思います。

《作り方》

オーナメントに付いている金具を取ったら、準備完了。大きいオーナメントから、グルーガンでリース台につけて行きます。まずは、リースの外側と内側に。この段階では、多少隙間があっても気にしなくて大丈夫。

(金具が付いていたところが表にでないように、注意して。)

次に、その中間にも大きいオーナメントをつけます。ここまでで大きいオーナメントを33個使いました。


ここから先は、隙間を埋めるような感じで中サイズのオーナメントをつけ、更に小サイズのオーナメントをバランス良く配置して行きます。楽しくて写真を撮るのも忘れて、ひたすら作業に没頭し、あっという間に出来上がりです。


裏に紐をつけて壁に飾り1人悦に入り、でも夜も更けたし写真撮影は翌日の明るい日中にしようと思い、この日はそのまま就寝。翌朝発見したのは、紐が外れて床に落ちバラバラになったオーナメントリースの変わり果てた姿…。一晩の命だなんて、悲し過ぎる…。なぜもっとしっかり紐をつけなかったのかと自分を責めても、時すでに遅し。

(剥がれたグルーの跡が、私の心の傷のようで痛々しいです。)

完成品を壁に飾った状態の写真が1枚も撮れないままでどうしようかと思ったのですが、一時は美しく完成したリースの記録と、最後の詰めが甘かった事への反省を忘れないために公開しました。かなり満足度の高い出来栄えだっただけになんとか修復したい気持ちもあるけれど、今はショックが大き過ぎて放心状態といったところです。

そして、この一部始終を見ていた2014年版オーナメントリースは、傷心の私を包み込むかのように今日も優しい光を放っています。こうなると、日本から船に揺られてアメリカまでやって来て今年4回目のクリスマスを迎えるこの子が、奇跡的な存在に思えてきます。クラフト好きを名乗るなら、なんでも丁寧に作って長く楽しむ事を基本にしなくちゃ嘘だな。今手元にある手作り品の数々をこれからも大事にしようと、改めて思いました。

(今年も無事に飾られた2014年版オーナメントリース。)

[教訓]皆さん、家に帰るまでが遠足、壁にかける紐をしっかりガッチリ取りつけるまでがリース作りですわよ。

ポインセチアとオーナメントの花びん

12/19/2017

クリスマスまで、あと1週間となりました。暖炉の上の飾りがまだちょっと寂しいので、白いポインセチアをメインにした飾りを作りました。土台の花びんの材料はDollar Store で買ったガラスのお皿とキャンドルホルダーと花びんです。キャンドルホルダーと花びんの組み合わせは、随分前に作って年間を通して使ってきました。バレンタイン近くには赤と白のキスチョコをいっぱい入れて台所のカウンターに飾ったり、秋バージョンとしては木ノ実や松ぼっくりを入れて秋色のチェックのリボンを結んでコンソールテーブルに置いたり。去年のクリスマスにはオーナメントを花びんの縁まで入れて飾っていましたが、今年は少し変化をつけたくて、ポインセチアをプラスする事にしました。キャンドルホルダー+花びんはもはや定番のDollar Store DIYですが、これの上に花を飾るとなると安定感に不安があるので、下にもう1枚お皿をくっ付けました。これで、花びんの外側に花が大きくはみ出してもグラグラしないんじゃないかな。

(ガラスの花びんの中にはクリスマスオーナメントを入れて。)

材料は、こちら。


 接着剤は、E6000を使います。キャンドルホルダーの底に接着剤をつけ、目分量で中心をとってお皿にくっ付けます。しっかり接着したのを確認してから、今度はキャンドルホルダーの上部に接着剤をつけ、花びんを載せます。瞬間接着剤とは違って結構融通がきくので、一旦花びんを載せた後でも微調整をして場所を決めしばらくキープしていると、その場所でしっかりくっつきます。


花びんの上部にオアシスを当ててつけた印を目安にカッターで円筒形にざっくりと形をとった後、花びんの上にオアシスが3/4位出るようにカッターで微調整します。


花びんの中にクリスマスオーナメントを入れて、その上に蓋をするようにオアシスを入れます。


使った造花はDollar Storeの物ではなく、ちょっと良いクオリティーの物です。(半額セールで買うけどね。)花の下から5センチ位のところで茎を切って、オアシスにバランス良く挿していきます。


同じ物を2つ作ろうと思っていたのですが、買った時期が違った為かキャンドルホルダーの形が6角形と8角形と違うデザインでした。何かちょっと残念な感じもするし、全く同じでなくて逆に良かったような気もするし。



完成した2つの花びんを実際に飾ってみて気づいた事がありました。実はマントルピースが丁度私の目の高さなので、飾った後そばに寄ると下から見上げる形になって、オアシスが丸見えだったのです。とりあえず花を下向きに少し動かしてごまかしましたが、飾る位置や見え方も考えて作らなきゃいけないのね、と反省しました。


飾ってみたけど、リースのボリュームに負けて、まだちょっと寂しいような。まだ時間はあるので、もう少し何か足してみても良いかもね。(具体的な案はまだないけど。考えます。)

ほんのりピンクのツリー

12/15/2017

12月に入って、ノーザンケンタッキーでも初雪が降りました。クリスマスに向けて、気分も盛り上がるというものです。リースに続いてツリーのデコレーションも少しずつ進んで、やっと今年のツリーが完成しました。毎年全く違うテイストのテーマで全てのデコレーションを自由に変える事が出来れば本当に面白いだろうな〜、とは思うけど、予算的にも現実にはそうはいきません。それでも去年とは少しでも違う印象になるようにと、工夫しています。


(今年のツリーは、こうなりました。)

ツリートップには、ここ数年ずっとリボンを結んでいます。幅広のリボンを使うと印象が比較的お安く簡単に変えられるので、おススメです。去年はマットな白に銀色の模様の入ったリボンを使いましたが、今年は少量のブルーやグリーンも入ったピンク系のチェックのリボンでちょっぴり色味をプラスしました。去年は大人っぽい感じだったけど、今年はぐっとカジュアルで若々しい感じになりました。


去年ツリーに飾った大きめの金銀のシンプルなオーナメント8個をリースの飾りに回した分、金色のスパンコールが上の方に付いた薄スモーキーピンク色のオーナメントを8個買い足しました。これにはピンクのリボンが付いているので、更にピンク度が増します。この他にも、金色系のオーナメントが数種類入ったお徳用パック的な物も買い足したので、金色率も上がりました。

(今年買い足した、金のキラキラが付いたピンクのオーナメント。)

去年のリースから今年は外した銀色の葉っぱも、今年はツリーに流用しました。緑の中に馴染んで良い感じに輝いています。


デコレーションを少しずつ足したり引いたりしながら、これで完成かなと思えるところまで来ました。もう触らないもんね。


(12/9に初雪が降りました。もう12月だものね。寒さが身に沁みます。)

Wreath

今年のクリスマスリースはピンキッシュ

12/08/2017

今年もクリスマスの準備は、マントルピースの上に飾る大きなリースを作る事から始めました。去年は、「白+銀」にちょっぴり「金」という感じのカラーシームでしたが、今年はそこにもう少しピンクを足して、去年とは違う印象になるように工夫しました。

(キュートに変身した今年のリース。)

基本的には去年のクリスマスリースのリメイクで、お金をかけない事を意識しました。去年のリースから大きなリボンと銀色のアジサイを取り外し、キラキラ輝く銀色の葉物の量を減らし、ピンク色の花を2種類と、金と銀の大きなオーナメントを4つずつ足しました。造花は手持ちのストックから、オーナメントは去年クリスマスツリーに飾った物を今年はリースに流用しているだけなので、新たにかかったコストは0です。

(去年のリースはこちら。)

新たに加えたピンクのバラの造花は決してクリスマス用ではなく、ただ単に色を足すだけの為の物ですが、白のポインセチアや金銀のオーナメントが十分にクリスマス感を出してくれているので、あまり気にならないのではないかと思います。



簡単だけど、今年のリースはこれで完成。ツリーのデコレーションもこんな感じで、去年より少しピンクを加えた可愛い感じに変えるつもりです。お楽しみに。

Craft

ピンクのスヌードで冬仕度

12/05/2017

サンクスギビングが終わったら、風景の中に少しは残っていた秋の気配も全てなくなり、街中がクリスマスモードへとそれは見事に一気に変貌を遂げました。12月に入って初めての週末となった先週末は、暖かかった事もあり、ご近所でも何軒かご夫婦で自宅のアウトドアのデコレーションに励んでいる姿を見かけました。我が家ではまだクリスマスの準備は始めていないのですが、サンクスギビングの連休が終わると私も何か冬仕度っぽい事がしたくなり、新しいスヌードを編みました。

私が選んだのは、アクリル62%ポリエステル38%のピンク系のグラデーションが美しい軽い毛糸です。それにしても、1玉が400mって、かなり大きいんですけど。


(この驚きを届けたくて、スマホと並べてみました。)

今まで使っていたスヌードはマフラーのように細長く編んだ物を輪に繋いで作ったのですが、今回は最初から輪編みで編みました。参考にしたのは、11月のNHK「すてきにハンドメイド」で放送していた腹巻き帽子の編み方です。作り目をしてそれを一旦輪にしたら、後はぐるぐる編むだけで目数も段数も数える必要が無いなんて、ズボラな私にぴったり。更に、毛糸自体が段染めなので模様編みにもせずシンプルなメリヤス編みにしたので、本当に何も考えずにただ表目だけを編み進めれば自然に出来上がるという作品です。輪編みなので表裏がなく、ひっくり返す必要すら無いというこの単純さ。そして、元々糸が長いので、糸を繋ぐ手間も糸処理も要りません。

楽な事ばかりでは進歩がないので、新しい事にも挑戦しましたよ。腹巻き帽子の作り方の中で紹介されていた作り目の作り方が、私にとって目からウロコだったのです。左手の親指と人差し指にかけた糸を右手に持った棒針で8の字を描くように交互に取りながら作っていく一般的な方法でしか作ったことがなかったのですが、そこで紹介されていたのは「フランス式」と呼ばれる方法でした。左手に持った針に最初の目と糸を持ち、右手に持った針で表目を編んではそれを左の針に移しながら目数を増やして行く方法です。これだと糸に無駄が出ないし、途中で目数を増やしたくなった時にも対応できる柔軟性が特徴です。初めてだったので、糸の引き具合がわからず硬くなり過ぎて何度もやり直すはめになりましたが、何度も同じ間違いを繰り返すうちにコツを覚え、おかげですっかり身につきました。これからはこの「フランス式」の作り目の作り方が、私の中の定番になりそうです。

こうして長さ29in/74cm太さ4.5mmの輪針に108目を作り1段目とし、2段めはぐるりと1周裏編みをし、3段目からは表編みをひたすらぐるぐると編み進め、大体高さが40cmに近くなっ
たら最後に1周裏編みを編んで、伏せ目をして完成させました。

(作り目をしたところ。)

 (最後の段は裏編みにしました。話編みのため段がずれても、そのまま伏せ目へ。)

  (伏せ目をして仕上げました。)

きれいなグラデーションが出てなかなか良い出来だったのですが、着けてみると意外と大振りな感じです。もう少し首元に添う感じの方が良いのかなあ。かと言って、2重に巻くほどには長くなくいし。良かれと思って付けた裏編みも、思った以上に端が丸まる事態になるだけで、あまりデザイン的には目立たずがっかり。


そこで、毛糸もまだ残っていることだし、少し小さいサイズのものをもう一つ作る事にしました。

長さ24in/61cm太さ4.5mmの輪針に作り目を80目作って輪にし、今度は飾りの裏編みもやめて最初から表編みオンリーで編み進め、高さが大体30cmになったところで終わりにし(ほぼ毛糸も使い切り)、伏せ目で仕上げました。


(こっちの方が、実用的かも。)

出来上がった2枚を重ねて比べたら、こんな感じです。


サイズは、平らに置いた状態で、大きい方が約40cmx40cmで小さい方が約30cmx30cmです。同じ糸で編んでいるのに、ゲージが全然違うの。肉眼でもわかるくらいの差があります。先に編んだ大きい方がふっくら柔らかい仕上がりになっていて、後で編んだ小さい方は目が詰んでいます。テンションが安定しないのは、編み物には致命的?まあ、もともと厳密にゲージをとるような制作態度じゃないから、良い事にしよう。

普段からモノトーンのファッションが多いので、大きい方のスヌードも色味を加える小物としての使い道はありそうです。小さい方は文句なしに防寒の用途にぴったりかな。というわけで、とりあえず大小サイズ違いのスヌードの完成です。身につけてのお出かけが楽しみです。

Quilt

レモンスターのキルト(2)

11/27/2017

何とかキルトトップを完成させた後気が緩んだのか、とりあえずセールの時に必要なサイズのバッティングだけは買って、それっきりになっていました。

でも今日は、停滞期を乗り越えて一歩前進。もう一つの懸案だった裏用の布を遂に買って来ました。今まで「これだ!」と思った生地を買おうとして裁断のカウンターで計ってもらうも必要な尺(7-1/2ヤード)に足りず心が折れる経験を何度もしていたので、今回は最初から巻きがたっぷりありそうな物から選びました。ところが広げてみるとそれは一枚布ではなく、何枚かに切られた布を一つの板に巻いてある物でした。一難去って又一難。でも、今日は絶対に買って帰るという強い意志の下、なるべく継ぎが少なくすむようにするにはどう買えばいいのか、その場でセンチとインチとヤードの換算をして、何とか6ヤード強と2ヤード弱の2枚に分けて買って来ました。(私の頭の中は、未だにメートル法。インチやヤードには全然慣れないので、メートルで考えた用尺は家で計算機を使ってヤードに変換してからお店に行くようにしています。ああ、面倒くさい。でも、「10進法の方がずっと楽なのに〜」と思ってしまうのは、メートル法で育った人間の驕りなんでしょうね。)裁断カウンターに丁度他にお客さんがいないタイミングだったし、お店の人も親切に付き合ってくれたので、何とかくじけずその場で計算。頑張れました。


大きいほうの布の長さを半分に切って横につなげ、小さい方は幅を半分に切って縦につなげて十分な長さを確保した後、その2枚を更に横につなげて、約270cmx270cmの1枚布にしました。これを裏布として使います。

裏布の裏を上にして広げた上にバッティングを置き、大きさを揃える為にはみ出した分をトリムし、その上にトップを重ねて安全ピンで留めていきます。いつもは糸でしつけをかけますが、今回は初めてキルトのしつけ用のカーブのついた安全ピンを使ってみました。40個使いましたが、ピンとピンの適切な間隔がどの位なのかよくわからないので、もしかしたらこれでは足りないかもしれません。作業が進むにつれて、必要があれば買い足すことになるでしょう。

(ローロフトのキングサイズのバッティングを使いました。)

 (裏布・バッティング・トップの順に重ねます。)

 (しつけ用の安全ピンはこんな風に曲がっていて、平らに広げた布の上からでも使いやすくなっています。)


さあ、次はいよいよキルトの段階に入ります。大き過ぎて家庭用ミシンでのキルトは無理そうなので、今回もハンドキルトにする予定です。(折角ミシンキルトが出来るミシンを買ったのに、なかなかその機能を使えずちょっとイラついております。)キルトはあまり凝ったデザインにせず、あっさり目に仕上げたいと思っています。

合言葉は、”A finished quilt is always better than a perfect quilt top.”ですからね。

Baking

お花のかぼちゃアンパン

11/12/2017

先日オハイオ州にあるインターナショナルスーパーマーケットJungle Jim’s でKabocha Squash という名前のカボチャを買って来ました。産地はカナダでしたが、どう見ても日本の栗カボチャ。懐かしいじゃあないの。当日真っ先に作ったのは煮物でしたが(私にはやっぱりこれが一番美味しくてほっとする味!)、次の日にはお花の形が可愛いかぼちゃアンパンを作りました。


いつも一度に12個作るバターロール用の生地で、6個のバターロールと6個のかぼちゃアンパンを作りました。今回はかぼちゃアンパンだけに焦点を当てて紹介します。


先ずはあんを作ります。かぼちゃ1/4個の皮を剥いて(正味275g)をレンジでチンしてフォ
ークで潰し、熱いうちにきび砂糖30gを混ぜました。量は適当で大丈夫です。どちらかと言えば、かぼちゃの甘さを生かしてあくまでも砂糖はひかえめでいくのがおすすめです。




冷めたら6等分して丸めておく。

(1つ40g位になりました。)

次に生地を作ります。

ホームベーカリーで1次発酵まで済ませて、生地を取り出して12等分して丸め、綴じ目を下にしてベンチタイム15分。


6個はバターロールの成形に。残りの6個はアンパンにするので、ひっくり返して綴じ目を下にきれいな面を上にして中央が少し厚めになるようにめん棒で丸くのばす。カボチャあんを包んでしっかりつまんで閉じて、綴じ目を下にしてベンチタイム10分。

(中心を厚めにのばす。)


(しっかり閉じて、)

(ひっくり返します。きれいな面が上に来ます。)

めん棒で平らにし、スケッパーで放射状に8本切れ目を入れる。



隣り合った2つずつを背中合わせにするように形を整える。


霧吹きをして、暖かいところで2次発酵50分。

(バターロールも同時進行。)

とき卵に少量の水を加えた卵液をはけで塗り、黒ゴマを中心に飾り、350度F/180度Cに予熱したオーブで15分焼く。


見た目も味も大満足な、かぼちゃアンパンができました。サラダとコーヒーを添えれば、簡単なランチに良いかもね。