Craft

オーナメントのブレスレット

1/28/2016

大好きだった雑貨屋さんが今週で閉店すると人づてに聞き、慌てて最後のお別れに行って来ました。時間を忘れて店内を見て回れるとっても素敵なお店だったのに、なくなるなんて本当に残念です。又いつか再開してくれる事を、願わずにはいられません。


何点か最後の買物もしました。今回その中の1つをリメイクしてブレスレットを作ったので、紹介します。

元になったのは、このクリスマスオーナメントです。オフホワイトの石風の楕円のピースが4つ連なっています。重みも有るので高級感すら感じられます。店内全品8割引きの閉店セールにしても、これが本当に180円で良いの?

(タッセル風の飾りも、好みにドンピシャ。)

閉店の寂しさに浸るのもそこそこに、早速作業開始です。

まずは、オーナメントをパーツに分解します。


このままブレスレットにするには長さが足りなかったので、手持ちの材料で補足分のピースを作りました。実は、長女が引っ越す時に置いていった大量の使いかけのビーズ材料をそっくり譲り受けていて、よりどりみどりなの。

(使えそうな材料を選んで。)

使ったビーズは、2種類。9ピンにビーズを通して必要な長さを残してカットし、丸ヤットコで先を丸く整えたら、準備OKです。

(ピンぼけですが…。9ピンにビーズを通したところ。)

丸カンで全てのピースをつなげ直して、留め具を付けたら出来上がりです。



イメージ通りに仕上がりました。うん、良い感じです。

Sewing

渋カワ系PCケース

1/22/2016

去年の年末に次女が新しいPCを買いました。その時に貰ったおまけのケースが、機能的にはよく出来ているんだけどいかんせん可愛いく無いと言うので、「作ってあげるよ〜。」と安請け合いしてから早1ヶ月。(このフレーズ、多いなあ。)やっと出来上がったケースを、見て見て〜。



(ふたを開けるとキティちゃんがいっぱい。)

(ペン差しも付けました。)

娘の希望は、「表は渋く、内側はカラフルな可愛い感じに」ということでした。一緒に布屋さんに行った時に色々検討して、表に合皮・裏に木綿のプリントを使う事に決めましたが、プリント生地は可愛いのがあり過ぎて目移りしちゃってその場では決められず。後日別のお店もチェックして、黒の合皮と赤いキティちゃん柄のプリントに決めました。

まずは、部屋の片隅に死蔵されていた変な折り跡が付いてしまった合皮とあり合わせの材料を使って、どんな感じになるか試作しました。

表布用の合皮・裏布用の木綿の他、クッション材としてキルト綿が間に挟んであります。

(合皮がシワシワ。この試作のお蔭で、家庭用ミシンで十分に縫える事や、サイズや作業の手順が確認出来ました。)

(あまりにも地味なので、ちょっとエレガントな雰囲気のボタンを縫い付けました。)

フタ部分はPCの厚み分として2㎝の立ち上がりを付けたのですが、ふたをした時にどうもモタつくので1㎝に変更。横幅もキツキツだったので5㎜幅出し。この様に型紙を修正して、いよいよ本番です。他の変更点は、合皮が柔らかいので厚手の芯を貼った事と、フタの周囲に端ミシンをかけた事です。娘のリクエストで、クローザーはマグネットボタンに変える事にしました。


出来上がってみたら、やはりフタの両端が浮き上がって内布が見えてしまうので、立ち上がりを1㎝に変更したのはちょっと失敗だったかなぁ。それとも、もう少しフタの両端の角度を変えたら綺麗だったかもしれません。

最初はマグネットボタンは表に響かないようにつけたのですが、グラグラして安定しないので表まで通してガッチリ留めるように変更しました。そのために結構大きな金具が表に出てしまいましたが、試作品に遊びで付けたようにボタンを付けて隠そうと思っても、金具を隠しきれる大きさの物が手元にありませんでした。合皮の端切れでリボンを作ってみましたが、中央部は結局絞られるので金具全部は隠せず。丸くカットした合皮で金具を一度隠してからリボンを付ける事で、とりあえず解決しました。リボンは内布に使ったキティちゃんとも関係があるモチーフだし、これはこれで良いかなぁと思うのですが、娘は納得していないみたいです。気に入ったブローチのようなもので合いそうな物が見つかるまでの仮の飾りになりそうです。




Sewing

冬のストライプバッグ

1/12/2016

お友達に、「あなたなら有効利用してくれるんじゃないかと思って。」と、古いバッグを捨てる時にそこから切り取った革のハンドルを頂いてから、随分時間が経ってしまいました。今年最初のミシン仕事は、このハンドルを使ったリサイクルバッグ作りにしました。


深いブルーのハンドルは使い込んで柔らかくなっているけれどまだまだ綺麗で、永年大切に使われていた事がうかがわれます。そして、初対面の私の手にもすんなり馴染んでくれる優しさが嬉しい。折角私に託してくれたのだから、ちゃんと形にしないとね。

(リボン風の飾りがアクセントです。)

出来上がりサイズは、バッグ口横38㎝×深さ23㎝×マチ10㎝です。

本体として合わせた生地は、やはりブルー系のストライプ模様の薄手のコーデュロイです。こちらもリサイクルで、実は元は私の古いスカートです。ハンドルを貰った時直ぐに、この生地を合わせようと決めていました。内布はブルーのダンガリーです。

リボン風の飾りは脇線で縫ってあるだけなので、こんな事も出来ます。


反対側にひっくり返すとこうなります。最初から意図していた訳では無かったのですが、完成してからこのパターンも有りだと気が付きました。(気分が変わって、ちょっと楽しいでしょう?)リボンの裏にもバッグの内布と同じ布を使っておいて良かった〜。


バッグの内側には、見返しとマグネットホックを付けました。小さなポケットも1つ。

このバッグ、リサイクルなのに何故か新鮮に感じるし、デザインもかなり気に入っています。コーデュロイ生地なので冬限定ですが、これから寒さが続けば活躍の機会もまだまだ有るのではないかと思います。縁有って我が家で出会ったハンドルと布地の両方の、第2の人生(?)を見守りたいと思います。

Baking

黒豆パウンドケーキ

1/08/2016

仕事先に戻る主人を送る為に、1月3日は4時半起きで朝食を作り、まだ真っ暗な中を空港に送って行きました。そして、この日から我が家はすっかり通常モードに戻ったのでした。いや〜、今年のお正月は、短かった〜。


というわけで、お正月気分の残る黒豆を使い切るパウンドケーキを作りました。黒豆に関しては、主人と娘はちょっとあれば良い派なので、例年私が1人で豆つかみゲーム(お箸で豆を一粒ずつお皿からお皿に移すゲーム)の様に食べていましたが、今年は意識的に量を残しておいて、それを全部ケーキに入れちゃいました。

(自作のお皿に載せて。生クリームもたっぷり添えました。)

《材料》    パウンドケーキ型1台分

無塩バター                    100g
砂糖                                 60g
卵                                     2個
薄力粉                           100g
BP.                                   小1
抹茶                                 大1
黒豆       お好きなだけどうぞ(今回は110g)

《作り方》

①  室温に戻したバターをクリーム状に練る。
②  砂糖を何度かに分けて加えながら混ぜる。
③  ほぐした卵を何度かに分けて加えながら、更に混ぜる。
④  薄力粉・BP・抹茶を合わせてふるって、③に入れてさっくり混ぜる。
⑤  黒豆を入れて混ぜる。
⑥  オーブンシートを敷いたパウンドケーキ型に入れ、170℃のオーブンで40分焼く。


黒豆はとても柔らかいので、潰さないように優しく混ぜるのがコツでしょうか。粒が残っていると、切った時にきれいです。


抹茶の色が鮮やかに出て、豆の色とのコントラストもくっきりしました。チョコレート生地にするか迷ったけど、色的には抹茶にして正解だったかな。甘さはかなり控えめです。お正月でなくても作りたい素敵な和風スイーツになりました。

Baking

おせちとお雑煮

1/01/2016

皆様、新年明けましておめでとうございます。自分の好きな手作り生活の記録として始めたこのブログも、3年目に突入します。本年もお付き合いの程、よろしくお願い致します。



今年も、おせち料理とお雑煮と共に日々が始まりました。

以前も我が家のおせちを紹介した事があったなぁ、と思って過去のブログをチェックすると、家族みんなが好きな煮豚と筑前煮はその時と同じ。我が家の定番ですね。(テーブルランナーも同じで、デジャブかと思いましたよ。)その他に今年作ったのは、海老の煮物、酢蓮、栗きんとん、伊達巻、ブリの照焼き、スモークサーモンのマリネ。紅白のかまぼこ、黒豆、数の子、昆布巻は、市販品を買って詰めました。

伊達巻と栗きんとんは、市販品の甘さが気になっていたので、今年は自分で作って甘さを調整しました。両方とも思っていたより簡単で、何故今まで作らなかったのか不思議な位です。

【伊達巻】
お友達に教えて貰った作り方で、材料を半量で作りました。調味料の量は適当。

《材料》
            卵                3個
            はんぺん  1/2枚
            みりん         
            砂糖        
            だし汁       

《作り方》
            ①  はんぺんをフードプロセッサーにかける。
            ②  更に他の材料を全部入れて、回す。
            ③  卵焼き器に流し入れ、蓋をして弱火で焼く。
            ④  表面を触って中まで焼けているのを確認したら、熱い内に巻きすにとって巻く。
            ⑤  輪ゴムをはめて固定し、冷めるまで置く。
  
【栗きんとん】
甘味は甘露煮のシロップで。くちなしの代わりに、かぼちゃで黄味をプラスしました。

《材料》
            栗甘露煮          1袋
            さつまいも   5㎝位
            かぼちゃ         適宜

《作り方》
            ①  飾り用の栗甘露煮を残して、残りをざっと刻む。
            ②  さつまいもとかぼちゃを水から煮る。
            ③  軟らかくなったら水を捨て、ヘラで潰しながら水分を飛ばす。
            ④  甘露煮のシロップを加えて練る。量はお好みで。
            ⑤  刻んだ栗と飾り用の栗を加えて、優しく混ぜる。


年によって多少内容が変わるおせちと違い、お雑煮は毎年殆んど同じで安定感有り。この写真の状態で出し、各自で鰹節をかけて食べるのが我が家流です。

結婚して初めてのお正月に主人の実家でお雑煮を食べた時には、自分が子供の頃から食べていたお雑煮との違いに驚いたものです。車で10分もかからないところなのに、お雑煮文化が違う!と。(結婚ってそもそも両家の文化の違いを発見する事の連続で、それが楽しいところな訳ですが、食べ物に関しても例外では無く。)私は切り餅をそのまま鍋に入れて煮る形のお雑煮に慣れていたのですが、主人の実家では焼き餅を入れていて、その香ばしさがとても新鮮に感じられました。そんな軽いカルチャーショックから30年。我が家のお雑煮は今年も、焼き餅を入れるのも最後にナルトとほうれん草を飾るのも主人の実家風です。主人の両親が亡くなって既に随分時間が経ちますが、今もお雑煮を作る度に、椀にナルトとほうれん草を載せる義母の手を思い出します。食の継承(?)って記憶の継承でもあるなぁ、と思います。