Sewing

新しい通帳ポーチ

4/29/2024

 趣味サークルの会計ポーチを作った時の残りのビニール生地で、我が家の通帳ポーチを新しく作り直しました。ポケット用の花柄のビニコも、娘のポーチを作った時の残布です。



本体に用いた糸が入ったビニールは、横23cmx縦18cmの本体2枚が丁度とれるだけ残っていました。(会計用のポーチとは縦横が90度変わりましたが。)元々主人名義の通帳と私名義の通帳は別のケースに入れて保管しているのでこの大きさのポーチを作りましたが、わざわざケースに入れずに通帳のみを4〜5冊入れるのなら、横21cmあれば18cmのファスナーを使ったポーチが出来て通帳が十分入る大きさのものになります。

(ビニール生地は、2つ折りにしてある状態です。)

(本体2枚をカットしました。)

ポケット用のビニコは細長く残っていたものを使ったので、縦方向にはこの長さ(9.5cm)をとるのが精一杯でした。ポケットには印鑑を2本入れるだけなので、少しポケットが浅くなるとは思いましたがそこには目を瞑って使いました。


ダブルファスナーポーチにします。まずは、ポケット布にファスナーを付けて、端ミシンをかけます。



ポケットを本体に縫い付けます。

本体とポケットを中表にして縫い付けた後表に返した時に、2枚の底が合うように、縫う位置を確認してから実際に縫うのが肝心です。



本体にもファスナーを縫い付けます。こちらはファスナーの端を三角に折りたたんで、後で脇を縫う時に干渉しないようにしておきました。


(端ミシンもかけます。)

(反対側も同様に。)

(本体のファスナーもついた状態。)

本体を中表になるようにたたんで、脇と底をコの字に縫います。ポケットのファスナーの端は、めくれない様に気を付けて縫います。後でひっくり返すので、本体のファスナーは開けておくのを忘れないでね。


縫えたら表に返して、角を整えて形を整えたら完成です。


以前使っていたのは、この黒いポーチです。今まで、ご苦労様でした。


さてさて、いろいろ入れてみますね。どうでしょう?


今まで使っていた黒いポーチのポケットは深さがあったので、印鑑2本と一緒に朱肉と捺印マットも余裕で入れていました。それに比べると新しいポーチのポケットはかなり浅く、全部入れようとするとキツキツでした。入るには入るんですが…。やはりこの2つはあまり使わないので本体に入れる事にして、ポケットにはよく出し入れする印鑑だけを入れるようにしようかと思います。

(ポケットに全入れして、キツキツの状態。)


やっぱり、お気に入りの花柄ビニコを使った通帳ポーチは可愛いくてテンションが上がります。少しだけ残っていた生地にも新たな役割を与えられて、一石二鳥の納得プロジェクトになりました。

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古いネクタイでペンケース

4/26/2024

 リタイアした主人がもう使わなくなったネクタイを、何かにリメイク出来ないかと数本だけ洗濯した上で保管してあります。以前それで作った小さなポーチは今、主人がスマートキーを入れて使っています。同じ生地がまだ細長く残っているので、主人のペンケースを作りました。


(合皮でアクセントをつけました。)

《材料》

ネクタイ生地   縦7.5cmx横23cm
接着芯      同上
内布       同上
20cmファスナー  1本
合皮       少々

(縦7.5cmが、取れるギリギリのサイズでした。)

アクセントの合皮は、半径3cmの円を4等分した扇型を型紙として、直線部にだけ1cmの縫い代をつけて裁断しました。4枚必要です。


《作り方》

①  接着芯を貼った表生地の底の2ヶ所にこの合皮のパーツの角を合わせて置き、弧のラインの内側2mm程度のところにミシンをかけて留めつけます。100均の合皮は伸びやすいので、引っ張らないように要注意です。


②  中表に合わせた表布と内布で挟むようにファスナーを付けます。表に返してファスナーの横に端ミシンをかけます。


③  反対側も同様にしてファスナーを付けます。


④  表生地同士、内布同士を中表に合わせて、内布の底部分に返し口を開けて周囲を縫い代1cmで縫います。この時、内布側は少し縫い代を多めに取ると、後の収まりが良いです。


⑤  表に返した時に縫い代がごろごろしない様に、角の縫い代を斜めに切り落とします。

⑥  返し口から表に返して、


⑦  返し口をミシンで塞いだら、内袋を本体の中に入れ込んで、形を整えたら完成です。


なかなか格好良く出来た気がします。


最近通っているカルチャーセンターの日本史講座に行く時の専用のペンケースとして使ってくれるそうです。サイズ的にも、主人の使い方としては丁度良かったようです。気に入ってくれたようで、良かった良かった。


《後記》

後で気が付いたんですけど、ネクタイから表生地を取る時に型紙の縦横の角度を90度変えたので、ポーチとペンケースのストライプの出方が逆になってしまいました。主人は気にならないと言ってくれますが、私はとっても気になっています。皆さんは、どうですか?

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趣味サークルの会計ポーチ

4/23/2024

 私は2つの英語サークルに入っていて、両方に所属しているメンバーの中で会計係を交代しながら、楽しく活動しています。必要経費の集金や部屋の使用料や先生への支払いなどがそれぞれに必要なので、今までは2つ別々のポーチを使って管理していたのですが、両方のサークルの支払いを同じ日にすることが多いので、会計用のポーチを一つにまとめる方が使いやすくなると思い、新たに作ってみました。


(完成サイズ:縦15.5cmx横21cm)

全体の構想としては、2つのサークルで共有している会計用の小さなノートが入るポーチの表裏両面に2つのサークルのお財布になる別々のファスナーポケットが付いている、という形の物を作ろうと思いました。大きさは、私が普段通帳入れとして使っている100均のダブルファスナーポーチを参考にしました。


(サイズは、このポーチを参考にしました。)

ダブルファスナーポーチはこれからも作る機会が有ると思うので、型紙は大事に保存します。基本的には、ビニコ生地なら縦18cmx横23cmを2枚、縦13cmx横23cmを1枚、20cmファスナー2本で、ダブルファスナーポーチが出来ます。

(基本の型紙。縫い代込みです。)

土台にはある程度しっかりとしたビニール生地使いたかったので、100均で手に入る一番大きなサイズの半透明ポーチを買って来て、縫い目を解いて必要な大きさを切り出しました。


今回は底を接ぎ合せないので、型紙の縦の長さを1cm減らして、表裏を続けて1枚にカットしました。サイズは、縦34cmx横23cmです。


ファスナーポケットも、ビニコ生地を使って表裏1枚で作ります。真ん中にミシンを1本かけて、ポケット底にします。サイズは、縦24cmx横23cmです。

(ソレイヤードのビニコ生地です。)

写真はありませんが、まずは、ポケット口になる辺にファスナーの片側を縫っておきます。いつものように、生地とファスナーを中表に合わせて縫い代1cmで縫った後、縫い目のところで表に返して2mmで端ミシンをかけておきます。

土台のビニコ生地の入れ口の端から5.5cmのところに、片方だけファスナーを付けたポケットを中表に合わせて、ファスナー端から5mmのところを縫います。


(縫えました。)

ポケットを表に返すと、こんな感じにポケットが付いているのがわかります。


もう一方のポケットのファスナーも、同じようにして付けます。中表にして、ファスナーの端(金具がついていない方だよ)を、本体の入れ口の端から5.5cmに合わせてミシンを掛けます。


こっちのミシン掛けは、最後のところが窮屈ですが、ゆっくりやれば大丈夫。


表に返して、真ん中(底になります)に1本ミシンを掛けます。これでファスナーポケットが2つ付きました。ここまで来たら、後もう少し。


本体の入れ口を1.5cm裏に折り返して、ミシンを掛けます。最初はもっと小さなプラスナップを使うつもりだったので折り返しは1cmで十分だと考えていましたが、それよりも径の大きいアメリカンホックを使うように変更したので、それに伴って折り返しの幅を5mm増やしました。これでポケット口がしっかりします。


全体を中表に半分に折って、両脇を縫い代1cmで縫います。


表に返して、形は完成です。両面に同じ大きさのファスナーポケットが付いて、これが2つ分のお財布になります。「柄が違うから、どっちがどっちか間違えないよね。」とは思ったけど、一応ファスナーを開けてすぐに見える場所にそれぞれのサークルのマークを付けておきました。(無地の布にイニシャルをスタンプして作った自作のタグをつけようかと思っていたのですが、チープな感じになりそうなのでやめました。市販の物で使えそうな物が見つかったら、後で付け替えたいと思います。)

(サークルA用の面。)

(サークルB用の面。)

大きなお花と小さなお花、どちらの面も素敵です。

本体の口を留めるのにはクラシカルな雰囲気のアメリカンホックを使いました。ファスナーの色や質感とも合い、良いチョイスだったと思います。


しっかり打ち込んで、丈夫に仕上げられました。現金はファスナー付きのポケットに、会計用ノートとか領収書などの紙類はホックで閉まる中央のポーチにまとめて収納するようにという、思った通りの形に出来ました。これとは別に部屋の予約票などを保管するファイルも必要なのですが、借りている部屋の使用料の支払いに関してはこのポーチ1つで済みそうです。これで会計作業が少しでも効率良くなったり楽しくなれば良いなあ、と思います。


布製のポーチと違い、布端の処理も要らず接着芯を貼る必要も内布も無くて良いので、これは本当に楽ちんプロジェクトです。私としては思い通りに完成したのが嬉しくて完成翌日にはすぐに現在の会計係に渡してしまって今はもう私の手元にありませんが、少し使ってみてもらったら使い勝手をフィードバックしてもらって、相談しながらまた改良していけたらと思っています。