パネル生地のウォールハンギング完成

12/05/2019

ミシンの押さえをフリーモーションフットに替えて、パネルの絵の輪郭に沿ってフリーモーションをし、一気にウォールハンギングに仕上げました。


今まで、12インチ角位の大きさのハギレを使って練習したり、先月は小さな落ち葉のウォールハンギングに初めて実戦的なフリーモーションキルトをしてみたりと、段階を踏んで少しずつ慣れて来ていたつもりでしたが、いやいや、なかなか思い通りにはいかないもので、かなり苦戦しました。一番のネックは、ミシンの大きさに比べて、縫おうとしている布がかなり大きかった事です。特にまだ慣れていないのにこの大きさに挑戦したのは、知らなかった事とは言え、かなり無謀でした。一応ミシンキルト用のテーブルはオマケとしてミシンに付いていたのですが、それでも小さいのよ。(家庭用ミシンだからね、文句は言えません。)縫う時に両手で支えていても布の重みに負けると言うか。クリスマス前に完成したから良かったけど、近くで見ないでねって感じです。

最初はミシンの目が揃わないし、方向を変えるとどうしても上糸がつったりして、まあ汚い汚い。どうにも加減が分からずうまくコントロール出来なかったのですが、段々と許せる程度の縫い目になっていきました。この1枚を仕上げる過程で、かなりの成長を遂げてるわ、私。

最初にトライしたのは、リースのところ。ヒドイ…酷過ぎる。この時の絶望感ったら…。


それでもくじけずにトライし続けて、だんだん上手になって行ったと思います。

 (ツリーの輪郭は、適当にファジー。)

(まあまあコツを掴んできたと思えた頃。)

 (雪だるまの辺りは、縫い目がかなり落ち着いてきてます。)

少し離れて全体を見ると、キルトの感じがよくわからないのね。バッティングのロフトも低いしね。でも、何気にふっくらしているのよ。


フリーモーションキルトは、基本的にはなるべく一筆書きのようにしていくと効率が良いのですが、絵の輪郭の全てをなぞろうとすると、何度も同じところを縫うか、何度も糸を切ったりしなければならなくて、なるべく簡単にしたい私の方針に反するので、適当なところで終わりにしました。これで良し、となったところで、赤いボーダーから1.5インチ外側で黒いアウターボーダーをカットして、周囲をきれいに揃えました。


周囲をバインディングして仕上げます。去年作ったクリスマスプレゼントのウォールハンギングのバックに使ったスノーフレイク柄の布が少しだけ残っていたので、それを2.5インチ幅にカットして、長く繋げて、バインディングに使いました。(この布も、これで使い切りです。)


幅半分に折ってアイロンをかけ、切り端とキルトの端を揃えて、縫い代1/4インチで周囲をぐるりと一周縫います。

 (最初と最後は少し離して突き合わせにして、長さをはかります。)

バインディングの最後の縫い合わせもきれいに出来ました。


余分をカットして、縫い代を割って、続きを縫って、これで一周縫い終わりました。


 (2つ折りにしたバインディングの布がつきました。)

これを裏側に折り返して、落としミシンでバインディングを仕上げました。いつもは手縫いするところですが、今回はミシンでやってみました。問題なく出来ました。


裏側上部にケーシングを手縫いして、棒を通して壁に飾りました。

(周囲を切り揃えた時に出た半端な布で、ケーシングを。)

はっきり言って相当ベコベコでみっともないところもあるけど、それもまあ味ってことで。(そんなのが多すぎ?でも、絵柄が可愛いので、救われている気はします。)密かに、この一枚の中で自分のフリーモーションの技術の進歩を確認できるという作品にもなりました。



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