Sewing

青いポーチとペンケース

7/30/2018

パンダ巾着を縫ったついでに同じ糸を使う作品を2つ、ちょっと前に室内履き入れを作ったソレイヤードのラミネート生地で作りました。大のお気に入りだったこの生地は、これできれいさっぱり使い切りました。


いつもの型紙でポーチを1つと、そのまた余りでかなり細身ですがペンケースも1つ作れましたよ。

中途半端に生地がこれだけ残っていて、大好きな生地だっただけに何に使うのが良いのかずっと迷っていました。ミシンの糸を変えるのが面倒だからって青い生地っていうだけでこれを引っ張り出してくる気になるなんて、私ってものぐさなのかマメなのか。

模様に上下があるので、それに気をつけて裁断しました。マチは底の中心で接いで、左右どちらから見ても上下が逆転しないように作りました。今回は裏を付けなかったので、縫う作業自体はそれほど大変ではありませんでした。

 (タブに出る柄も中央に来るように裁断。)

 (マチの底で接いで、縫い代を割ってステッチを。)

ペンケースには20cmのファスナーを使いました。布の幅が25cmほど取れたので、底になる辺の方が長い台形に布をカットして、三角マチを作っても正面から見たら脇線がまっすぐになるようにしました。



(高さは約4cm、マチは3cmです。)

玉付きの金属ファスナーは、ポーチには白に銀、ペンケースにはベージュに金の物を使いました。これは日本の物で、本当は同じ色に揃えたかったんだけど、手元に在庫がないので仕方なくこうなりました。20cmの玉付きファスナーはあと1つしかなくなっちゃったけど、色違いサイズ違いの物はまだ沢山あるので、そちらの方も徐々に使っていかなきゃ、と思っています。

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手ぬぐいパンダ巾着

7/29/2018

一時帰国の時に覗いた100均に、可愛い手ぬぐいが沢山並んでいました。手ぬぐいリメイクが流行っていると聞いていたので、何に使うか決めないままに、とりあえず一目で気に入ったパンダ柄のものを一枚買っておきました。これをそろそろ形にしておこうと思います。

私が買ったのはセリアのもので、サイズは約33cmx90cmとの表示になっています。4辺全て三つ折りで縫われていました。一枚布を切らずにそのまま利用して、お手軽な巾着袋を作りました。

 (藍色が和風と思ったけど、パンダだから実は中国風?)

折り目が強くついていたので、軽く霧吹きをしてアイロンをかけて、まずはなるべく縦横が真っ直ぐになるように整えました。そうしてから測ってみると、中央付近と端では幅が1cm近く違いました。その辺の正確さはあまり期待しない方が良さそうですが、この巾着作りに当たっては全く問題ありませんし、4辺を最初から始末してある事のメリットの方が、ずっと大きいです。このままで有り難く使います。

外表に長い方を半分に折ってアイロンをかけ、


輪から6cm折り返してアイロンをかけ、


折った端から、縫い代1cmで脇を縫い、反対の端まで7cm残して返し縫いして糸を切ります。


縫い代を割ります。


4cm折り返します。


入れ口から1cmと3cmのところに、ミシンを2本かけます。


口を絞る紐には、こんなのを使いました。パラシュートって書いてあるけど、パラシュートに使われているかは不明です。でも、なんだか丈夫そうな響きです。


ひっくり返して、紐通しの両側から紐を通して結んで、出来上がりです。

(タオルを入れてみました。ちょっと長さのある巾着です。)

マチは、こんな風に三角に外に出ています。


実はこれ、主人の靴袋に丁度良いかなあと思っています。出張の度に、荷物に入れて持っていくための靴袋を探すのを見ていて、専用のものが一つあると安心かと。(実は今現在も出張中です。サブの靴は、スーパーの袋に入れて行きました。)

(主人の靴で大きさを確認します。)

サイズもぴったり。

(縦横深さ共に、丁度良い感じです。)

と、ここで終わりのはずだったんだけど、ちょっとひっかっかる点があって、ここから少し修正しました。この作り方だと、三角マチのところが変にかさ張って、袋が空の時にぺたんこに畳み辛いの。収納時には平らになった方が良いと思って、底の縫い方を変えました。先日のバッグのリメイクの時に比べたら、ほどく長さもほんのちょっとだからね。

底の輪から6cmほどけば、内側に折り込んだ部分が外れるので、それをひっぱり出してアイロンをかけ、外側に6cm折り直してアイロンをかけます。強度のため残した脇のミシン線と5cmほど重ねて、真っ直ぐに底まで縫い直しました。

(ミシン跡が痛々しいけど、大丈夫。もっと良いものになるからね。)

こうすると、物を入れると底が現れるけど、


物が入っていない時には、ぺったんこになります。このほうが、扱いやすい気がします。


キュッと絞って、巾着の出来上がり。(やっとだよ、ふ〜。)


パンダ柄なんて嫌だって言われたら、自分用にスニーカー入れ(大きさ的に)にしても良いかな〜なんて、思い始めています。やっぱりこのコロンとしたパンダ柄、ツボだわ〜。

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リサイクルで作る生真面目ポシェット

7/27/2018

先日母に頼まれてバッグを作ったのを機に、ずっと気になりながら手付かずだったプロジェクトに取り掛かりました。それはバッグのリサイクルです。作り直したいのは、一時期娘が夢中になっていた電動スケボー用のバッグの試作品。それに使ったDカンやナスカンは日本に比べて高価だし試作品だから生地も傷んでいないので、絶対に別の形に生まれ変わらせようと思って、ミシン部屋の片隅に保管してありました。結局今娘の手元には3作目が残っていて、1作目と2作目のバッグがうちに戻って来ています。今回作り直したのは、2作目の、変にデザインに凝って空回りしちゃったっぽいやつです。まずは、糸切りばさみを片手に、解体作業から。

(ナスカン付きのストラップとDカンとタブは、そのまま使います。)

ここまでほどくのに、1時間以上。ここからまだファスナーとバイアステープを外さなきゃ。先は長いぞ。人件費を考えると決して得な事は無いな…。そしてボーっとする頭で考えました。「この布って、模様に上下があるなあ。デザイン、どうしよう?」(この時点でもノープラン。走り出してから考えるタイプなのよね。)

このタイプのファスナーポケット付けは初めてだったのですが、難しそうだと思っていたのになかなかきれいに出来たのが嬉しくて。だから、このポケット部分を使うのだけはマストでした。


 裏を返すとこんな風になっています。娘から電動スケボーのコントローラーを入れるポケットのリクエストがあったので、小さくて浅いポケットを付けていました。

 (before)

まず、羽のように横に飛び出している部分を脇線に沿って真っ直ぐに切り取り、全体を長方形に整えます。半分に折り上げてあるポケット布の周囲の糸を全てほどき一枚布に戻したら、ファスナー口から表に引き出します。それと同じ大きさの布をもう一枚用意します。


その2枚を外表に合わせて周囲を5mm幅で縫ってから、ファスナー口を通して再び裏側に戻し、形を整えてから周囲を5mm強の幅でぐるりと縫います。


ファスナー口を通して再び裏側に戻し、形を整えてから周囲を5mm強の幅でぐるりと縫います。

 (After)

ポケットの深さが実質10cmになりました。これで、だいぶ実用性がアップしたんじゃないかな。

普通のバッグにするには横幅が足りなさそうなので、サイドに更に少し布を縫い足して幅を出すことも考えましたが、今回はこの縦横のサイズを最大限に生かして、縦長ポシェットにすることにしました。測ってみると、縦29cm横23cm。この数字から他のすべてのパーツの大きさを割り出します。

金属のファスナーだと途中で縫ったり切ったりしにくいと思い、日本の100均で買ってあった樹脂ファスナーを切って使いました。でも、後でこれが失敗だったのに気付くことに。とほほ。

(100均でお馴染みの、引き手が3つ付いた切って使えるファスナー。)

20cmx5cmの表布裏布を2枚ずつ切って、ファスナーを挟んでこんなファスナー 口布を作りましたが、ファスナーの先までコイルがあるので、端をファスナー布の方へ折り込んでミシンをかけるのが大変でした。あとでよく考えてみたら、この作り方なら市販の金属ファスナーを使って作っても全く問題無かったですね。いろいろ考え過ぎて、おかしな事をしてしまいました。


他の材料も一緒に並べてみました。

・29cmx23cmの表布裏布が2枚ずつ。その内、表布の1枚にはファスナーポケットが付き、裏布の1枚には高さ14.5cmのポケットが付いています。
・29cmx6cmの側面用の表布裏布が2枚ずつ。
・23cmx6cmの底用の表布裏布が1枚ずつ。


ここからは、組み立て作業です。

まずは、表布裏布それぞれで、本体になる袋を縫います。裏布の底に返し口を縫い残しておくのを忘れないように。

(返し口が、笑っているみたい。)

次に必要なのが、さっき作ったファスナー口布のパーツと、元のバッグから取り外したDカンとタブです。


本体表布にファスナー口布を中表に合わせて、マチ針で留めておきます。


Dカンを通したタブは、半分に折って、本体側面の中央に仮留めします。


表布裏布でそれぞれ作った袋を中表に合わせて、


ピンを打ち直し、


袋の口を、縫い代1.5cmでぐるりと一周縫います。


返し口から表に返して形を整え、返し口をミシンで縫って、裏布を中に収めます。


本体上部とファスナー口布の縫い目をきれいに折って、端ミシンをかけます。この時、マチに付いているタブも一緒にしっかり縫い留めます。


電動スケボー用バッグで使ったストラップをそのまま付け替えて、完成です。


なんとか形にはなったものの、いろいろ不満な点も。まず、大きさです。布にまだ余裕があったのに、マチを出来上がり寸法で4cmしかとらなかったのは、もったいなかったです。ただでさえ横が21cmしかないので、少ししか物が入らない…。せめてもの救いは長財布が横にすっぽり入る事ですが、これも狙ったわけではなく結果オーライです。ファスナー口布の幅ももっとワイドにした方が、口布が生きたと思います。そして、マチが狭いならファスナーをあんなに長くしておく必要もなかったという事に、出来上がって実際にファスナーを開けた時に気付きました。好きなところで切って飾り布を付け直すだけなので、これは簡単に修正出来そうです。あと、せっかく長さが調整できるストラップでしたが、最長に伸ばしてやっとポシェットとして使える長さが確保できる長さなので、本当はもう30cm位長く作り直したいところですが、布を継がないといけないので、こちらはちょっと面倒なことになりそうです。同じ生地で作った第1号の試作品も手元にあるので、それをバラせば材料はあるのですが。う〜ん、とりあえず今日のところはこれで良いことにしよう。

なんだかんだと文句を言いつつも、今まで作ったことのない形がうまく作れたのでちょっと楽しい気分です。特に今回のような脇が開いているファスナー口布の形は、初めての挑戦だったので苦労しましたが、思った通りの仕上がりになったので満足です。それにしても、四角くて随分かっちりした形のバッグになりました。トロピカル柄なのに、なぜか漂う生真面目感。まあ、それも面白いかな。なんにしても、良い勉強になったのは確かです。この方法でまたサイズやデザインを変えてバッグを作ってみたいと思いました。

(「地球の歩き方」は入るけど、雑誌サイズは無理かな〜。)

(ポケットは、携帯が余裕で入る大きさになりました。)

(バッグの口は、こんな感じです。)

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小さな黒バッグ

7/18/2018

一時帰国中何かの拍子に母が、「近所にお悔やみに行く時に持てるような、ちょっとした小さな黒いバッグがあると良いんだけど。」というような事を言っていたので、作ってみました。大体の大きさを聞いただけでデザインの希望などは聞いていないのですが、たたき台があった方がイメージしやすいと思うので、明後日からまた日本へ出張する主人に持って行ってもらって、いろいろ希望を聞いて来てもらおうと思います。(もともと今回の出張中、私の実家に行く用事があったので、ついでに頼んじゃいました。郵送すると2週間かかるので、その方が早いのよ。ラッキー。)

カジュアルにならないようにと、本体には黒いジョーゼットに黒いレースを合わせ、内袋には光沢の少ないサテンを使い、こんな感じに出来上がりました。母のイメージに近いと嬉しいけど、どうかな?


いつものバッグ作りでは2枚の布をコの字に縫った後マチを三角に縫うといった簡単な方法をとっていますが、今回はマチを別布で作りました。ちょっとだけ丁寧な作りになっています。透けないとは思いましたが、一応接着芯は黒いものを使いました。

《出来上がりサイズ》

前後のパネル    縦x横   27x25cm
マチ幅                                     5cm

《作り方》

①  接着芯を貼ったパネル上部にレースを縫い付ける。

②  接着芯を貼ったマチを2枚縫い合わせて1枚にし、縫い代を割ってミシンで押さえておく。

③  ①と②を中表に縫い合わせる。


④  内袋は、いつもの作り方で。底に返し口を開けておくこと。ハギレでポケットも。


⑤  6cm幅に切った布を四つ折りして、両端にステッチをかけ、37cm長さに切り揃える。


⑥  パネルの中心から左右に5cmのところに、⑤を仮留めする。

⑦  ⑥と④を中表に合わせて、口をぐるりと一周縫う。

 (取っ手はしっかり真っ直ぐに中に入れること。)


 ⑧  返し口から全体をひっくり返して形を整えたら、ミシンで閉じる。


⑨  口の周りに5mm幅でステッチをかける。


出来上がり〜。

 (この光の感じの方が、レースの感じとかがよくわかるかしらね。)

 (鍵が入る程度のポケットを一つ付けました。)


全体にもう少し小さくても良いような気がしています。母はなんと言うでしょうか?反応を待ちたいと思います。