ピノとおソロの書類用トートバッグ

1/19/2019

ペーパーレスの時代と言われて久しいですが、うちの主人は時々「こんなに紙の書類が必要な仕事って、一体何?」と聞きたくなる程大量の書類を持って出勤する事があります。そんな時に長年愛用していたのが、あるイベントで頂いたキャラクター付きのキャンバストートバッグでした。でもいくら作りがしっかりしていて使うのに問題が無くても、やっぱり時間が経つにつれて持ちにくくなるじゃないですか。(と、凡人の私は思ってしまうのですが、主人はそういう事が全く気にならない人なんです。)もう使ってくれるなと何年も頼み続けて、この度やっとハンドメイドの許しが出ました。主人の気が変わらないうちに、急いで作りましたよ〜。

(主人に持ってもらいました。)

いざ作るとなったら意外にも主人が協力的で、形や色の希望も言ってくれました。書類を入れる為だけに使うので、大きさはレターサイズ(8.5x11in/215.9x279.4cm ほぼA4サイズ)の書類が入れば良いとの事。また、今までは車の座席に無造作に置いておくと揺れで中身が飛び出てしまう事があったので、口が閉まる方が良いとの事でした。表生地は、手持ちのキャンバス生地の中から主人に選んでもらい、グレーに決定。裏地は、2種類の候補からグリーンのチェックを選んでくれました。でもこれって、知ってか知らずか、この間作ったピノ(長女の飼い犬)のお出かけバッグと同じ組み合わせなんだけど、良いのかな〜?

《材料》

表生地用キャンバス
裏生地用木綿
30cmファスナー

《裁断》

表生地:キャンバス

                    本体  30X35cm  2枚
                    マチ  13x48.5cm  2枚
                    ファスナー口布  7.5x26cm  2枚
                    持ち手  8x35cm  2枚
                    飾り布  5x6cm  1枚

裏生地:木綿

                    本体  30x35cm  2枚
                    マチ  13x48.5cm  2枚
                    ファスナー口布  7.5x26cm
                                     
(持ち手・飾り布以外1.5cmの縫い代含む。)

ピノのバッグと同様に、ファスナーで開け閉めするデザインにしました。これで、より一層お揃い感が出ましたね。一応日本の書類(A4サイズ)も入るサイズになっています。(A4の方がちょっとだけ、縦に長く横に短いです。)

 (表生地。左から、本体・側面・口布・持ち手。)

《作り方》

⑴  持ち手を作る。

      中心に向かって4つ折りにして、両端に端ミシン。

(2cm幅の持ち手ができました。)

⑵  ファスナー口布のパーツを作る。

      ①  表生地裏生地の口布でファスナーを挟んで、コの字に周囲を端ミシン。
      ②  ファスナーの端に、飾り布をつける。
      ③  ファスナーの中央から左右に6.5cmずつ全体で幅が13cmになるようにカットする。
            (ここは14cmに揃えた方が良かったと後で気づきましたが、今回はこれで。)

(このファスナーは、引き手が鍵の形なの。)

⑶  マチを作る。

      2枚を繋げて、縫い代をアイロンで開いて縫い目から2mmのところに押さえミシン。


⑷  表生地の本体とマチを縫い合わせ、バッグ状にする。

      角のところは、マチ側に切り込みを入れると縫いやすい。
      角の手前数ミリは縫わないでおくと、表に返した時に角が綺麗に出る。


     これで、表生地がバッグの形になりました。

(厚手のキャンバスなので、何も入れていない状態で自立します。)

⑸  同様に、裏布をバッグ状に仕立てる。

      底の一部に、返し口を開けておく。


⑹  各パーツを組み立てる。

      ①  ⑷を表に返し、縫い代を割り、形を整えてアイロンをかける。

   

    ②  バッグの口の中心に持ち手の内側を12cmあけて置き、ミシンで仮留めする。


      ③  ⑵と②を中表に合わせて、まち針で仮留めする。


      ④  ⑸の中に②を中表になるように入れて、縫線と布端を揃えてまち針を打ち直す。



    ⑤  縫い代1.5cmで、バッグ口をぐるりと1周縫う。


⑺  返し口から全体をひっくり返し、バッグの形に整える。


        返し口はミシンで閉じて、内袋を中に収めます。


⑻  バッグの口を縫い線で折り、アイロンをかけ、端から5mmのところにミシンをかける。



本当は、本体とマチの縫い目をつまんで外縫いしてかっちりした四角いバッグにするつもりだったのですが、中身が空の時にマチを内側に折るとファスナー口布に当たっしまって平らにたためない事に気がついたので、このままにしておきました。

これで一旦は完成です。レターサイズのコピー用紙とレターサイズ用のポケットファイルを入れて、大きさを確認しました。



たっぷり入って、ファスナーも余裕で閉まりました。

ファスナーが大きく開くから、出し入れしやすいと思うんだけど、どうかな?書類しか入れないという事なので、このくらい両端が開いていても、十分に中身の飛び出し防止になると思います。早く使ってもらって、感想が聞きたいものです。


会社に持っていく物じゃなかったら裏地に使ったチェックでイニシャルのアップリケをしたいところでしたが、そんなゴリゴリの手作り感を出すのもどうかと思い、この状態で「出来たよ〜。」と主人に見せたところ、「なんのラベルも飾りも付けないの?」と言われ、それならばと、市販のアイロン接着のイニシャルアップリケを買ってきました。主人のイニシャルはSYですが、アメリカではChuckと呼ばれているので、CYにしました。


たたんだ時にアップリケが折り目にかからない場所に接着しました。



これなら、物持ちの良い主人がこれから何年使っても大丈夫なデザインではないかと思います。ちなみにこちらでは、社外の人に会う予定がない限り背広を着用せず、普段はボタンダウンシャツにチノパンで出社しているので、バッグもこんなカジュアルのものでOKなんですよ。これから末永く愛用してもらえれば嬉しいです。

(2005年から使っていた、愛・地球博のぺたんこトート。)

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