Quilt

Hugs And Kisses のウォールハンギング(1)

1/30/2019

バレンタインに向けて、小さなウォールハンギングを作りました。材料は1種類を除いて手持ちのハギレで賄ったので変わり映えしないかと思いきや、今までこれほど似たような色合いの布ばかり使った事が無かったので、逆に新鮮だったりしました。

(完成したトップ。)

XOXOで、Hugs & Kisses と読みます。女の子がお手紙の最後に名前と一緒に書いたりしますよね。前から不思議に思っていたのは、Xがkiss をOがhugを表すから、書く時はキスハグの順なのに読む時は逆になるという事です。右京さんばりに、細かい事が気になる私の悪い癖。

すごく簡単なパターンなので、ミシンでチャチャっとあっという間に出来ちゃいます。バレンタインデー直前でも間に合いますよ。

まずはブロック用の布を裁断します。

ピンク系の布    5x5in               16枚
白い布                2-3/4x2-3/4in  36枚

最初はもっと沢山の種類を使ってスクラップキルトみたいな感じにしたかったのですが、組み合わせや縫い代の倒す方向などで面倒な事になるとまた時間ばかりかかる事になると思い、濃いピンクと薄いピンクを2種類ずつ全部で4種類に絞ってそれぞれ4枚使いました。バックになる白い布も今回は1種類のみ。シンプルな布使いにしたので、それだけでかなりの時間短縮になりました。

(最初はもっと沢山作るつもりでいっぱいカットしました。)

白い布に対角線に印をつけて、ピンクの布のぬ会あった2つの角に角を合わせて留めます。


印の上を縫います。


縫い線から外に1/4inのところでカットします。


白い布を外側に折り返して、アイロンをかけます。


実際はチェーンで縫うので、まず片側を全て縫ってから、


切り離して、


もう一方も同様にして、チェーンで一度に縫います。
カットもアイロンも16枚一度に出来るから、ここまではあっという間です。

4枚ずつ組み合わせて、XとOのブロックを2枚ずつ作ります。


縫い合わせたブロックの出来上がりは9.5x9.5inになっているはずです。

サッシュとコーナーストーン用の布をカットします。

白い布               9.5x2.5in     12枚
ピンクの布       2.5x2.5in     9枚

配置して、ミシンで縫っていきます。


上から横一列ずつ縫い合わせて、


更にそれをつなぎ合わせて、1枚にします。アイロンをかけて、トップの完成です。


ピンクの濃淡と白しか使っていないので、かなりスイートな感じです。バレンタイン用だからね。たまにはこんな感じの物があっても良いよね。

Sewing

ピノとおソロの書類用トートバッグ

1/19/2019

ペーパーレスの時代と言われて久しいですが、うちの主人は時々「こんなに紙の書類が必要な仕事って、一体何?」と聞きたくなる程大量の書類を持って出勤する事があります。そんな時に長年愛用していたのが、あるイベントで頂いたキャラクター付きのキャンバストートバッグでした。でもいくら作りがしっかりしていて使うのに問題が無くても、やっぱり時間が経つにつれて持ちにくくなるじゃないですか。(と、凡人の私は思ってしまうのですが、主人はそういう事が全く気にならない人なんです。)もう使ってくれるなと何年も頼み続けて、この度やっとハンドメイドの許しが出ました。主人の気が変わらないうちに、急いで作りましたよ〜。

(主人に持ってもらいました。)

いざ作るとなったら意外にも主人が協力的で、形や色の希望も言ってくれました。書類を入れる為だけに使うので、大きさはレターサイズ(8.5x11in/215.9x279.4cm ほぼA4サイズ)の書類が入れば良いとの事。また、今までは車の座席に無造作に置いておくと揺れで中身が飛び出てしまう事があったので、口が閉まる方が良いとの事でした。表生地は、手持ちのキャンバス生地の中から主人に選んでもらい、グレーに決定。裏地は、2種類の候補からグリーンのチェックを選んでくれました。でもこれって、知ってか知らずか、この間作ったピノ(長女の飼い犬)のお出かけバッグと同じ組み合わせなんだけど、良いのかな〜?

《材料》

表生地用キャンバス
裏生地用木綿
30cmファスナー

《裁断》

表生地:キャンバス

                    本体  30X35cm  2枚
                    マチ  13x48.5cm  2枚
                    ファスナー口布  7.5x26cm  2枚
                    持ち手  8x35cm  2枚
                    飾り布  5x6cm  1枚

裏生地:木綿

                    本体  30x35cm  2枚
                    マチ  13x48.5cm  2枚
                    ファスナー口布  7.5x26cm
                                     
(持ち手・飾り布以外1.5cmの縫い代含む。)

ピノのバッグと同様に、ファスナーで開け閉めするデザインにしました。これで、より一層お揃い感が出ましたね。一応日本の書類(A4サイズ)も入るサイズになっています。(A4の方がちょっとだけ、縦に長く横に短いです。)

 (表生地。左から、本体・側面・口布・持ち手。)

《作り方》

⑴  持ち手を作る。

      中心に向かって4つ折りにして、両端に端ミシン。

(2cm幅の持ち手ができました。)

⑵  ファスナー口布のパーツを作る。

      ①  表生地裏生地の口布でファスナーを挟んで、コの字に周囲を端ミシン。
      ②  ファスナーの端に、飾り布をつける。
      ③  ファスナーの中央から左右に6.5cmずつ全体で幅が13cmになるようにカットする。
            (ここは14cmに揃えた方が良かったと後で気づきましたが、今回はこれで。)

(このファスナーは、引き手が鍵の形なの。)

⑶  マチを作る。

      2枚を繋げて、縫い代をアイロンで開いて縫い目から2mmのところに押さえミシン。


⑷  表生地の本体とマチを縫い合わせ、バッグ状にする。

      角のところは、マチ側に切り込みを入れると縫いやすい。
      角の手前数ミリは縫わないでおくと、表に返した時に角が綺麗に出る。


     これで、表生地がバッグの形になりました。

(厚手のキャンバスなので、何も入れていない状態で自立します。)

⑸  同様に、裏布をバッグ状に仕立てる。

      底の一部に、返し口を開けておく。


⑹  各パーツを組み立てる。

      ①  ⑷を表に返し、縫い代を割り、形を整えてアイロンをかける。

   

    ②  バッグの口の中心に持ち手の内側を12cmあけて置き、ミシンで仮留めする。


      ③  ⑵と②を中表に合わせて、まち針で仮留めする。


      ④  ⑸の中に②を中表になるように入れて、縫線と布端を揃えてまち針を打ち直す。



    ⑤  縫い代1.5cmで、バッグ口をぐるりと1周縫う。


⑺  返し口から全体をひっくり返し、バッグの形に整える。


        返し口はミシンで閉じて、内袋を中に収めます。


⑻  バッグの口を縫い線で折り、アイロンをかけ、端から5mmのところにミシンをかける。



本当は、本体とマチの縫い目をつまんで外縫いしてかっちりした四角いバッグにするつもりだったのですが、中身が空の時にマチを内側に折るとファスナー口布に当たっしまって平らにたためない事に気がついたので、このままにしておきました。

これで一旦は完成です。レターサイズのコピー用紙とレターサイズ用のポケットファイルを入れて、大きさを確認しました。



たっぷり入って、ファスナーも余裕で閉まりました。

ファスナーが大きく開くから、出し入れしやすいと思うんだけど、どうかな?書類しか入れないという事なので、このくらい両端が開いていても、十分に中身の飛び出し防止になると思います。早く使ってもらって、感想が聞きたいものです。


会社に持っていく物じゃなかったら裏地に使ったチェックでイニシャルのアップリケをしたいところでしたが、そんなゴリゴリの手作り感を出すのもどうかと思い、この状態で「出来たよ〜。」と主人に見せたところ、「なんのラベルも飾りも付けないの?」と言われ、それならばと、市販のアイロン接着のイニシャルアップリケを買ってきました。主人のイニシャルはSYですが、アメリカではChuckと呼ばれているので、CYにしました。


たたんだ時にアップリケが折り目にかからない場所に接着しました。



これなら、物持ちの良い主人がこれから何年使っても大丈夫なデザインではないかと思います。ちなみにこちらでは、社外の人に会う予定がない限り背広を着用せず、普段はボタンダウンシャツにチノパンで出社しているので、バッグもこんなカジュアルのものでOKなんですよ。これから末永く愛用してもらえれば嬉しいです。

(2005年から使っていた、愛・地球博のぺたんこトート。)

Craft

コーヒーカップのピンクッション

1/16/2019

以前「ドリップし終えたコーヒーの粉をピンクッションの中に入れると、針が錆びにくい。」と聞いた事があり、次にピンクッションを作る時には是非試してみようと思って準備していたところ、ピンクッションの土台にぴったりだと思えるコーヒーカップを見つけたので、早速作ってみました。


白地に金のラインが控え目に入ったこのカップは、コーヒーカップにしては小さく、デミタスカップにしては大きい、なんだか微妙な大きさ。でも、それが正に私が思い描いていた大きさだったんです。即買いですわ。

(レースのようなディテールも、私の好みのど真ん中。)

(カップの直径は、7cm。)

出がらしのコーヒーの粉は、ただ ペーパータオルの上に広げて十分に乾燥させればOKだそう。いつ使うか分からなかったので、数回分を容器にためて、冷蔵庫で保存していました。

乾燥させた粉はかなりサラサラな状態なので、お茶の葉を入れる紙パックに入れました。

(量は、実際にカップに入れてみて調整しました。)

次に、それを、キルト芯で包みました。このキルト芯は薄いので、2枚重ねにしました。

(直径14cmと、その一回り大きい円形を重ねます。)

 周囲を2本どりでぐし縫いします。


コーヒーの粉を入れて、


糸を引き締めます。

 (小籠包にしか見えない…。)

糸を渡して、隙間を閉じます。


更にこれを包むための布を切ります。

 (大きい方のキルト芯と同じくらいの大きさに切りました。)

周囲を2本どりでぐし縫いして、


キルト芯で包んだボールを中に入れて、


糸を引き締め、しっかり留めます。


ひっくり返して、カップに入れます。

(この写真は、キルト芯1枚で作った時のものでした。失礼。)

機能的にはこれで完成ですが、あまりにもシンプルなので、手持ちのリボンとボタンで少しデコる事にしました。


カップの下に、グルーガンで付けました。


これで完成です。


今使っているピンクッションから、まち針の引越しをしようと思ったけれど、なんだか淡い色のまち針しか移したくない気がしてしまいました。どうしよう?


実際問題として、コーヒーカップのピンクッションは裁縫箱に入れておくのには大き過ぎるので、作業台に出しっぱなしにする事になるのだと思います。作業しながらソーサーのところに糸切りばさみなどの小物をちょっと置いておくことができるのが、便利なんじゃないかな〜、と期待しています。というわけで、バラのピンクッションも、まだまだ現役で裁縫箱の中で頑張ってもらうことにします。


実を言うとこのピンクッション、少し針が刺さり難いんです。コーヒーの量が多すぎるのか、綿とコーヒーを混ぜて芯にするのが正しいのか、正解がわからないので困ります。クッション部分はカップにまだグルーで接着しないでおいてあるので、もう少し中身を工夫してみてもいいかなと思いますが、とりあえずこのままでしばらく使ってみますね。