さくらんぼのトラベルオーガナイザー

9/11/2018

前回は茶色のポリエステル生地でトラベルオーガナイザーを作りました。大好きな生地だしとても気に入っているのですが、唯一心残りな点は、1ヶ所だけバイヤスで布端を始末しなかった事です。一応布端近くを端ミシンで押さえたので、まあそれでいいかなぁって省略しちゃったのですが、そこ以外は全てきれいにバイヤス始末が出来ただけに、後になってじわじわと後悔しています。やっぱりビニコで作る方が気が楽だな〜。

日本にいる時から、ビニコを使った小物作りが好きでした。切りっ放しでもほつれてこないので、布端の始末も要らなければ、裏地を付ける必要もありませんからね。汚れても濡れタオルで拭くだけで良いし。私のようになるべく工程を減らしたい人には、ぴったりの素材です。日本の生地屋さんではリバティやソレイヤードなどのビニコだって選び放題でしたが、こちらの生地屋さんの店頭ではそんなオシャレな生地は見たことがありません。切りっ放しでもほつれてこない生地という点で、ホームデコ用の生地コーナーに置いてあるテーブルクロス用のビニール生地に注目していましたが、いかにもテーブルクロスという柄しか無くて、諦めていました。

そんな訳で、実際に手に取って厚みやハリを確かめられないのは冒険でしたが、思い切って通販で生地を買ってみました。結局テーブルクロス用の布なんですが、近所の生地屋さんよりは多くの選択肢がありました。 注文したのは黒地に赤いさくらんぼ模様のビニール生地で、たった1ヤードの注文にもかかわらず、折りジワが出来ないよう芯に巻いた状態で送られて来ました。なかなか可愛い物が出来ましたよ。

 (前)

(後ろ)

大きさは前回より一回り小さく、13.5x9.5x3.5inです。紙に14x10inの長方形を描き、角を丸く切り落とし、これを底とフタの縫い代込みの型紙としました。縫い代を1/4inとすると、周囲をミシンで縫うのは45inと計算して、ファスナーが付く前パネルが34in、ファスナーが無い後ろパネルが11inになるように、縫い代1/2inを足して裁断しました。

丁度良い長さの黒いダブルファスナーが無かったので、2本の18inのファスナーを付き合わせて使い、余分は切り落としました。したがって、必ず前面中心から左右に2本のファスナーを開け閉めする構造になりました。

 (オールパーパスのファスナー2本を使いました。)

前パネルの生地の上部にファスナーを縫い付け、端ミシンで押さえます。


後ろパネルと輪になるように縫い合わせて、後ろパネル側に 縫い代を倒して押さえのミシンをかけます。

(パネルの高さは、縫い代込みで4inです。)

輪に縫い合わせたマチと底を縫い合わせます。角のカーブのところは、マチの方に切り込みを入れて、フィットさせます。


同様に、マチとふたを縫い合わせます。縫い代はふた側に倒してミシンで押さえておくと、ファスナーの開け閉めがスムースです。


出来上がりです。


中に何も入っていなくても形がキープされる程度のハリがありながら、固過ぎるということもなく、良い感じに仕上がりました。大きさ的にも、使い勝手が良さそうです。使っている内にどの程度シワができるのかが未知数ですが、その実験の意味も含めて、次の旅行で使うのが楽しみです。

(ノートを入れると、こんな感じの大きさです。)

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