トラベル用収納ケース試作

4/06/2017

昨年9月から11月にかけて日本に一時帰国していた時は、愛知の自宅と静岡の実家を行ったり来たりしていました。荷物は増える事はあっても減りはしません。スーツケースの中がカオスになりがちでしたが、その時には自分の整理下手を棚に上げて、主人が出張に行く時に使っているようなファスナーで大きく開けられる箱型の収納ケースが私も欲しいなぁと思っていました。自分では使った事はないけど、衣類をぎゅっとコンパクトにまとめられて、すごく便利そうに思えたのよね。喉元過ぎれば…で、アメリカに戻ってから何ヶ月も放っていたのですが、やっと思い立って試作品を作ってみました。


少し光沢のあるピンクのキルティング生地は近所のガレージセールでゲットした物で、この収納ケースを作るのに十分な大きさで1ドルと、かなりお買い得でした。ファスナーは随分前にセリアで買った、1本の長いファスナーに3つの引き手が付いていて自分で好きな長さに切って使うタイプの物です。今回はかなり長いファスナーが必要だったので、待ちに待った出番がようやくやって来た感じです。

ケースの出来上がりのサイズは10.5×13.5×4.5インチ/約27×34×11㎝、ファスナーの長さは36インチ/約90㎝です。


トランク型にしようと思って共布のハンドルも付けてみたけど、いざ使うとなると本体の布が柔らかくてクシャっとなっちゃうので、結局両手でケースの横を持つ事になりそうです。付けるならケースの両横が理にかなっているのかなぁ。(でも、それじゃ実用的過ぎて可愛くないような。悩むなぁ。)

(開け閉めする時は、こちら側から。)

ふたの周囲にファスナーを押さえる為の端ミシンをかけた事によってファスナーが横に寝てしまい、外側に飛び出す感じになってしまったのが気に入らないのですが、これをしないとファスナーがめくれて閉めにくいのよね。キルティング生地の様なある程度厚みがある生地を使うと、仕方ないのかな。端ミシンではなくて、布とファスナーの境を表からつまんで角を作るように縫ったら、外表に縫ってバイアステープで縫い代を始末するのと同じ感じになりそうです。その方が、形がかっちりするかもしれません。

(長袖のTシャツ5枚カーディガン1枚セーター1枚を入れてみました。)

(同じ量を平らに畳んで入れたら、こんな感じ。)

服はくるくると巻いて入れると考えると、深さ4.5インチは深過ぎでした。Tシャツはもちろんのことセーターを入れても、ふたとの間にちょっと無駄な空間が出来てしまいました。縦横のサイズはもう少し小さくても良いかな、という印象です。中身を入れてファスナーがやっと閉まる位キチキチなサイズが理想的だと思いますが、そもそも何を何枚入れる事を想定すれば良いのか自分でもよくわかっていないのが、1番の問題ですね、きっと。

構造は単純なのになかなか思ったように行かず、もやもやとしています。一応最初に考えていた形には出来ましたが、ふたとファスナーを縫い合わせる時にカーブの所を縫うのが難しかったので、ファスナーの位置を少し下げて、ファスナーと同じ面の布を1枚間に挟んだ方が作りやすいのかなと思いました。または、ファスナーの両端がカーブにかからないようにファスナーはふたの3辺だけに収めて、残りの辺を直線で仕上げるのも1つの手かもしれません。

もう1つ気になったのが、縫い代の始末です。キルティング生地なら単仕立てで良いかと思ったのですが、ジグザグミシンをかけただけの布端が見えているのは、舞台裏が見えている様であまり美しくないですね。(ロックミシンならまた違うのかもしれませんが。)面倒でもやはりここは、バイアステープで包むか裏地を付けるかしたいと思いました。

特に今旅行の予定がある訳ではないので、時間はあります。色々試してみたい案はあるので、どうするのが良いかもう少し考えて、また作り直してみようと思います。

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