推し応援ペンライトポシェット

10/15/2022

可愛い 姪っ子Sちゃんに頼まれて、推しのコンサートに行く時の必需品であるペンライト(別名鈍器ライト?)を入れて持ち運べるポシェットを作りました。毎年デザインが変わるので、毎年新しい物を買い続け、ペンライトが増え続けているそう。ファンは辛いねえ。とりあえず今持っているペンライトの中で一番大きい今年の物に合わせて作りましたが、来年また大きくなったらもう入らないかも。その時はまた作り直してあげるから、心配しなくて良いですよ。(おばちゃんは、もうずっと日本にいるからさ〜。)


(専用ポーチなので、ピッタリサイズ。)

(中はキルティング生地でクッション性も有り。)

(ポシェットと手持ち、2Wayで使えるよ。)

お婆ちゃん(私の母)の家で会った時に一度実物を見せてもらって採寸して、家に帰ってから試作したのが、これ。Sちゃんは元々100均で買ったこれと同じようなL字ファスナーの付いた木綿のペタンコポーチをペンライト入れに使っていたようですが、入るには入るけどキツキツだったのだそう。Sちゃんの希望は、基本的な形はそれと同じで良いのでポシェットになるようにヒモを付けて欲しいとの事でした。最初はキルティング生地の一枚仕立てで作ってみました。その後でもう一度実際にペンライトを入れてみてサイズを微調整して、生地の要望も聞いて、諸々の最終決定をしました。




表生地はSちゃんのお気に入りの白地に黄色のニコちゃんマークがいっぱいのビニコを使いました。これなら多少の雨でも安心ね。(以前青地に黄色のニコちゃんマークが並んだ生地でコンタクト用品専用ポーチも作った事があります。最初はそっちの生地で作って欲しかったようですが、生地が足りなくて白地の方になりました。白地の方はもう1ロール手元にあるので、追加の注文にもお応え出来るかと。)そして、内布にはペパーミントグリーンのキルティング生地を合わせました。これで、多少の衝撃にも安心です。ビニコが薄くて内布が透けるのが心配だったのですが、このキルティング生地は裏が白いので、表面には影響がありませんでした。

(こんなメモを頼りに作ります。)

裁断でちょっと工夫したのは、キルティング生地は周囲をにジグザグミシンをかけたり布端を縫ったりする時に縫い代に余裕をもっておきたいと思い、表生地より縫い代を多めにとっておいた事です。本来なら表生地より裏生地を小さくしておく方がピタッと収まりそうな感じがしますが、最終的にはそれがうまく行きました。最後に少しズレが生じたのですが、裏生地のはみ出たところを少しカットして辻褄を合わせる事も出来ました。終わりよければすべてよし。



予備の乾電池を入れておける小さいポケットが付いていると嬉しいとの事だったので、深さ10cmくらいのポケットも付けました。






ポケット口のファスナーの周りをぐるりとミシンで押さえます。


裏から見ると、こんな感じ。


ポケット布を折り上げて下線と上線を合わせて、底になる輪の部分を除く3辺を縫います。この時、表生地を縫い込まないように注意が必要です。

(ちょっと曲がったけど、修正不可なの。ごめんね。)

ポケットの付いた方の表生地が完成です。もう1枚の表生地は、ポケット無しです。


持ち手を付けるためのDカンは、厚みを抑えるために、ビニコでタブを作らずにリボンをそのまま使いました。5cmのリボンにDカンを通して、端を仮留めしておきます。


ファスナーを付ける時に、表生地とファスナーの間、生地の両端から3cmのところにこのタブを挟んで一緒に縫います。



ファスナーの始まりのところは、後でサイドの縫い目に干渉しないように、縫い代分の1cm+α分をクリアにするように外側に逃しておきました。ここをまっすぐ縫ってしまうより、後が楽です。


L字にファスナーが付いたら、キルティング生地を中表に重ねて、さっき縫った線のちょっと内側をもう1度縫います。


表に返して、ファスナー周りに端ミシンをかけて、生地を落ち着かせます。


もう1枚の方(ポケットの無い方)でも同じ事をします。

カーブの途中にDカンのタブを縫い付ける時、もう少し角度をつけられれば良かったんですが、努力及ばず、中途半端になってしまいました。この辺がおばさんの手作りの限界ですわ。

(手前のタブの付き方が、微妙に斜めで残念な感じ。)

ここまで思っていた通りに出来ているのが嬉しくて、作業をさっさと進めてしまい、ここから写真を撮り忘れています。言葉だけの説明になっていますが、お許しを。(でも、ファスナーがL字に付いているのが違うだけで、作業としてはいつもの裏地付きのポーチ作りと同じです。)

表生地同士と裏生地同士をそれぞれ中表に合わせて、裏生地の一部に10cm位返し口を残して縫い代1cmでファスナーが付いていない辺をぐるりとミシンで縫います。ひっくり返して形を整えます。



返し口をまつり縫いでふさぎます。


ポーチの完成です。わーい!フカフカで、触り心地は極上です。

(ひっくり返して、角を出して全体を整えます。)

こんな風にガバッと開くから、出し入れし易いと思うよ〜。


ポケットには、予備の乾電池を入れておきたいんだって。ポーチの上の方には中心に棒状の物があるだけで周囲には空間があるから、電池でもバッテリーでもバッチリ入るからね。この位置にポケットを付けたのは我ながらグッドアイデアだったと思うのよ。


ヒモも同じ生地で金具込みで100cmと35cmの2種類を作って、ポシェットと手持ちの2通りに使えるようにしておきました。3cm幅で切った生地を三つ折りして端ミシンをかけたヒモを、100均で買ったキーリングに通して折り返してカシメで留めたら、簡単に好きな長さのバッグのヒモが作れます。私が自分用にするなら、斜め掛けなら120cm肩に掛けるなら100cm位のヒモの長さがちょうど良い気がしたので、私よりずっと背が高いSちゃんの使い勝手が少し心配だったのですが、2本繋げて135cmにして使う事も出来るし、とりあえず渡してしまって、一回実際に使ってもらってから必要に応じて調整してあげようと思います。(135cmから短くする分には、カシメを付け直せばいくらでも出来ますので。)

(ダイソーのMETAL RINGとKEY RINGを使いました。)


私には無縁の「推し活」ですが、Sちゃんの楽しい推し活の一助になれば嬉しいです。

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