2022年の我が家のお節料理

1/03/2022

 皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。私は、日本の自宅で隔離生活をしながら迎えているはずだった2022年の年明けを、近所の小さな打ち上げ花火の音を聞きながらアラバマで迎えました。ぎりぎりまで一時帰国を模索していただけにちょっと寂しい気持ちもあったのですが、今年は静岡の母・東京の次女・ニューヨークの長女夫婦・アラバマの我が家の4ヶ所を繋いでFaceTimeで4元中継で家族の顔を見ながらお正月の挨拶ができたので、逆に賑やかな新年になって良かったかも、と思っています。(最後に年が明けるアラバマに合わせてもらったので、アラバマ0:00,ニューヨーク1:00、日本15:00と変則的な時間となりましたが。)コロナでリモート会議が日常的になったおかげで主人が思いついたこのアイデア。時代は変わりましたねえ。一人暮らしの母にも、滅多に会えない遠くに住む孫達の顔を見せられたので、良い親孝行になったと思います。



さて、今年の我が家のお節です。今年は年末年始を日本の自宅で隔離状況で過ごすはずだったので、お節についても家に配達してもらえる市販の物を11月の終わり辺りからいろいろ調べていましたが、結局うちで手作りじゃん。今住んでいる所って、近くに日系のスーパーがないんですよ。今まで何ヶ所かで海外生活してきて、隣の州まで行かないと日系の食料品店が無いというのは初めての事なので、結構日常的に不満がくすぶっています。あるのは、中国系2軒と韓国系1軒と東南アジア系(ここがなかなか謎で面白い)1軒のインターナショナルスーパーのみ。そこに行けば日本の食料品もある程度買える事は買えるのですが、やはり品揃えは満足と言うわけには行きません。日本人居住者が増えているはずなので、お節の材料ももう少しあるかと思ったのですが、ダメでした。(4軒全てを回って食材集めをしました。切り餅がなかなか見つからなかったので、本当にどうしようかと心配しました。)好物というわけではありませんが伊達巻がどうしても見つからなかったので、初めて手作りしました。はんぺんだけでもあって良かったです。

《材料》


卵    2個

はんぺん 1/2枚

砂糖   大1

みりん  大1

顆粒だし   大1



《作り方》

①  全ての材料をミキサーに入れて、攪拌。


②  ザルで濾す。


③  卵焼き器に油を引いて、②を流し入れる。


④  アルミホイルで蓋をして10分ほどじっくり焼く。


⑤  表面が乾いてきたら、ひっくり返すタイミング。


⑥  裏面は、焦げ目がつかない程度に焼く。


⑦  裏面を上にして巻き簀にとり、端から何本か切れ目を入れる。

(ちょっと失敗。剥がれちゃった〜。)

⑧  巻き簾で巻いて、輪ゴムで固定。冷めるまで放置する。


⑨  冷めたら巻き簾を外して、出来上がり。


うちの卵焼き器が9x14cmと小さいものなので、市販の伊達巻の様には径が大きくないのですが、一応巻物の体は備わっているかと思います。砂糖は少なめにしたつもりだったけど、十分に甘かったです。せっかくの手作りなのでもっと控えても良かったです。舌触りも滑らかで、見た目にもなかなかきれいに出来たのではないかと自己満足。2人ならこのくらいの量で十分なので、これからはこんな感じでうちで作るのも良いかもと思いました。


かまぼこは紅白では揃いませんでしたが、紅だけはあったので冷凍の物を買いました。うちのお雑煮には欠かせないナルトもあって良かったです。ちょっと前に冷凍しておいた栗を甘く煮て、蒸してつぶしたさつま芋と混ぜて栗きんとんもどきにしましたが、水分が足りなくてぼそぼそしてしまったので、これは失敗でした。(食べたけど。)2日目には少し牛乳を足して更に練りながら煮込んでみましたが、もうこれは和食ではないなと思い、更にバターを足して焼き菓子にしてしまいました。これ、何ていう食べ物かしらね?栗入りスイートポテト?

(崩れた栗を混ぜ込みました。)

(これが、初日のボソボソ栗きんとん。)

(2日目。大きな栗の甘煮をドカンと乗せて焼きました。)

ロブスターのグラタンは、アメリカに来てからはお節メニューの定番になっています。お腹側の殻を料理用のハサミで切り取れば、身は簡単にきれいに外れます。ロブスターのぶつ切りと大きめにみじん切りにした玉ねぎを具にしてホワイトソースで和えて、殻に詰め直してチーズを乗せて、チーズが溶けるまでオーブントースターで焼きました。仕上げには、パセリをパラリ。見た目のインパクトが大きいので、調理方法はシンプルに。




その他には、我が家の定番の煮豚と、筑前煮と、大根とスモークサーモンの甘酢和えを作りました。今回は、脚付きのお膳に盛り付けました。大きさは24cm角です。これは10年以上前に滋賀県長浜市の黒壁スクエアの骨董品屋さんで買った物です。金色の松の模様がついていて、何となくおめでたい感じがお正月にぴったりだと思います。

(あるのは4枚だけ。買い足したいけど、見つかるかな?)


2日目は、初日に残ったお節いろいろと初日に出し忘れた(!)八幡巻きを重箱に詰めて、空いた隙間をホタテのベーコン巻きと野菜で埋めてテーブルに並べました。(初日より豪華な気がしないでもないですが。)この三段の重箱は1辺が15cmくらいしかない小さな物なので、2人暮らしには丁度良いサイズです。それぞれの段に密閉できる蓋が付いているので、そのまま保存も出来て、とても使い勝手が良いです。



アメリカは通常1月2日から日常生活に戻りますが、今年は2日が日曜日だったので仕事始めは1月3日でした。今日からまたお弁当作りも始まりました。今年もお料理頑張るぞ。

(仕事始めの日の朝は、雪模様でした。)

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