バラのピンクッション ver.3

3/18/2021

 現在使っているバラのピンクッションが色褪せてきたので、少し形を変えて新作を作りました。バラの形のピンクッションとしては、3作目です。2作目は2015年に作って今も現役で使用中ですが、作る過程を撮った写真をうっかり消去してしまい、作り方を載せていたブログにあった写真も同時に消えてしまいました。最近になって私とは全く関係の無いまとめ記事にそのブログを取り上げてもらっているのを知りましたが、そこにはオリジナルな形で残っています。世の中に写真が残ったのはありがたいのですが、本人の手元にデータが残っていないのはかなり悲しいです。今では全ての写真をクラウドに上げています。写真の管理、大事です。


(前作よりも更にバラ感がアップしています。)

全体のコンセプトは変わりませんが、作り方はかなり変わりました。前作では中央の部分も3枚の花びらを組み合わせて作っていましたが、そこをボール状の芯にして省略。全ての花びらの大きさが同じだったのを、内側の花びら3枚と外側の花びら5枚の大きさに差をつけたので、形がまとめ易くなりました。前作も前前作もポテトチップが入っていた紙製の筒を切ってカップ状の土台にしましたが、最近は健康の為にポテトチップ断ちをしているので材料に困っていたところ、たまたま郵便受けに薄いプラスティック板のような広告が入っているのを見て「これ使える!」と。ただ丸く切って土台にしました。厚紙より劣化しないので、安心して長く使えそうです。土台がカップ状から平面になった事によって以前は垂直だった側面が丸くなり、よりバラの花の感じが出たと思います。(裏にピンを付けたらブローチになりそう?)出来上がりのサイズは、花の直径が約7cm、高さが約3cmです。

《作り方》


⑴  芯を作る


  ①  芯の生地を直径8cmの丸にカット。



  ②  周囲をぐし縫い。


  ③  中に手芸用の綿を詰めて糸を絞り、縫いとめる。


⑵  花びらを作る

  ①  花びら用の生地を、直径7cmの丸を3枚と直径8cmの丸を5枚カット。


  ②  生地を半分に折り、少量の手芸用の綿を詰めながら周囲をぐし縫いする。

(餃子感がすごい。)

⑶  葉を作る

  ①  横4cm縦6cmの長方形から葉の形の型紙を作り、葉用の生地から4枚カット。

(葉の生地、変えました。)

  ②  生地を中表に合わせ、曲線の2辺をぐし縫いして、表に返す。


(葉は2枚作りました。)

⑷  花を組み立てる

  ①  小さい花びら3枚を丸く組み合わせて、外周の重なった部分を縫いとめる。


  ②  大きい花びら5枚も丸く組み合わせて、同様に縫いとめる。

(ちょっと引っ張り気味にしておくと、後で楽です。)

  ③  ⑴の芯の上に小さい花びらの輪を重ねて、裏で縫いとめる。

(花びらで芯を包む感じで整えます。)

(裏で縫いとめます。)

(表から芯がしっかり見えています。)

  ④  大きい花びらの輪を更に重ねて、裏に引っ張り、縫いとめる。

(底の方まで布をしっかり巻き込みます。)

(良い感じに出来ました。)

⑸  葉をつける

  葉の根本にタックを寄せながら裏側にバランス良く配置し、縫いとめる。


⑹  底を作る

  ①  底の中に入れる薄いプラスティック板を、直径6cmにカット。

     大きさは、完成した花の裏を実際に測って決めました。

  ②  底用の生地を直径8cmの丸をカット。

     ①に折り返し分の2cmプラスした直径にしました。

(底には針が通らない素材を入れます。)

  ③  ①の周囲をぐし縫いし、②を入れて絞り、縫いとめる。

(これが底になります。)

⑺  底を付ける

  裏側のごちゃごちゃを全て隠すように、⑹をまつりつける。


完成です。ちらっと見えている葉っぱが、良い感じです。


新旧ピンクッション、どちらも好きです。しばらくは並行して使おうかな。

(奥が前作。どちらも可愛いでしょ。)

芯の大きさを間違えると、こんな風になっちゃいます。花というより、肉巻き爆弾おにぎりですわ。花びらは何枚も重ねる事によって思った以上にボリュームが出ます。芯は小さめに、全体的には平らめに作るのがコツだと思います。

(布の組み合わせは好きだったんだけど…残念!)

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