2021年のお節料理

1/24/2021

 あっという間に1月も後半。遅くなりましたが、忘れないうちに今年のお節の記録を残します。


今住んでいる地域にも日本の食材が手に入る店がいくつかありますが、中国系や韓国系や東南アジア系などのお店ばかりなので日本人の求める品揃えが十分という訳ではありません。ケンタッキーにいた頃は車で10分もかからない所に小さいながら日本人経営のお店があって、お店の人とも日本語でちょっと世間話も出来るし、一旦店内に入ればほぼ日本にいるかと錯覚を起こすくらいでした。そんな環境が当たり前ではないのだと、今更ながら思い知らされています。アジア系なら日本人用にお節料理の材料も少しは出て来るだろうとたかを括っていましたが、どっこいそうは行きませんでした。辛うじて紅白のかまぼこが買えたくらいで、お正月の雰囲気は無し。この辺りの日本人家庭が増えて日本人向けの品揃えが増えるといいなあと、心から思う年の瀬でした。



紅白のかまぼこを買ったは良いのですが、それぞれ別の会社の物なので大きさが違っていて、並べると変な感じでした。伊達巻が無かったので手作りするつもりでしたがはんぺんも見つからず…諦めて今年はだし巻き卵にしました。変に甘くないし食べ切りサイズで、これはこれで正解でした。ちくわの穴にきゅうりを入れて門松に見立てたのは、せめてものお正月らしさの演出のつもりです。有頭エビも手に入らなかったので(ザリガニはありましたが)、オマールエビで代用しました。これも有頭が良かったのですが、テイルしか無くてお正月らしい華やかさには乏しかったですね。グラタンにしました。味には満足です。その他には、我が家のお節の定番の筑前煮と煮豚と紅白なます。品数的に少し寂しいかなと思ってもう一品、ホタテのベーコン巻きも添えました。


お雑煮はいつも通りに作りましたが、お雑煮用の大きめのお椀が無く(日本に置いて来ちゃったので)、いつもお味噌汁を入れる普通の大きさのお椀でいただいたので、何だかちょっとスケール感がおかしな気がしました。やはり、大きめのお椀にたっぷりとつけたいものですね。

今年は準備が遅かった為か材料がなかなか揃わず、あまりお節らしくないお節となりました。それでも、普段は使わない朱塗の箸置きや折敷を使って、少しはお正月の特別感は出せたかな〜と思います。ギリギリ合格という事で、よろしいでしょうか。

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