木綿生地で手作り半幅帯

8/08/2019

7月の一時帰国で、日本から木綿の単の着物を一枚持って来ました。濃紺/濃グレーの阿波しじらで、サッカー生地のようなシボがある軽い着物です。浴衣のような感覚で着られるけれど、濃い色だから透ける心配も無いし、洗濯もジャブジャブ出来てアイロンがけも要らないから、1日中家にいる時に帯結びの練習を兼ねて着るのも有りかな〜、と思って、トランクに入れて来ました。ただし一つ問題が。今までずっとそれに合わせていた半幅帯を持って来なかったの。濃いめのピンクが入ってる縞の帯で、なんかちょっと可愛い過ぎな気がして。直線縫いだけで作れそうだし、夏用の半幅帯なら自作できるんじゃないかと安易に考えて、アメリカで、生まれて初めて木綿の半幅帯を手作りしてみました。(結論から言えば失敗だったんだけど、まあ一枚目だから。次は良いものが出来るように、今回の失敗も記録を残しておきますね。)


まず用意したのが、帯芯代わりの接着芯です。種類が沢山ありすぎて迷いましたが、アパレル用の物を、はがずに一枚で取りたいので、4ヤード(約365cm)買いました。最近は変わり結びが出来るようにもっと長尺の物が人気らしいけど、私はクラシックな文庫と貝の口が出来れば良いので、この長さがあれば十分です。普通半幅帯の幅って15cmだと思っていましたが、手元にある半幅帯を測ったら17cmだったので、それに倣って17cm幅で切りました。


どうせならリバーシブルの帯にしようと思い、表地には2種類の少し厚めの木綿生地を使いました。柄合わせが必要ないこのような柄なら、それぞれ1ヤードずつあれば、4枚はぎにはなりますが、十分に4ヤードの長さ分取れます。

 (着物の色が暗いので、明るい色を選びました。)

縫い代は、はぎ合わせの部分は1cm、片方の端(縫わないで返し口になる方)は5cm、その他は2cm取りました。布は布幅いっぱいを21cm幅(17cm+2cm+2cm)で切って、出来上がりが(4ヤード+5cm+2cm)になるようにそれぞれ繋げました。


 (縫い代は、開いてアイロンを。)

ところが、接着芯をアイロンで接着しすると、見るからになんだか薄くて頼りない感じが。そして、薄いからなのか、あまりの面積の大きさについアイロンを動かしちゃったからなのか、よれてシワシワに。ここで既に一度心は折れかかっていましたが、いろいろ考えて、同じ接着芯をもう一枚切って上から重ねてはりました。こんなことなら、最初からもっと厚めの芯を選べば良かったです。案外、接着芯選びが一番の肝なのかもしれません。

 (1枚はったところ。これでは帯に張りは出なさそう。)

2枚重ねてアイロン接着が終わりました。長いな〜。


2枚を中表に合わせます。返し口になる片方の短辺を残して、他の3辺の接着芯のきわを縫います。


ひっくり返して(この作業、かなり快感です。)、角をしっかり出して、形を整えてアイロンをかけます。返し口をかがって閉じます。

これで完成ですが、接着芯を貼った黄色い面がシワシワで、なにせ悲しい。


でも、青い面を表にして使って、黄色い面は出たとしてもアクセント程度にしか表に出なかったら、まあ使えるかも。ということは、青い面で貝の口を結ぶ分には全く問題ないってことか。じゃあまあOKだな。と、無理やり納得。


《反省点》

・芯の厚さを吟味しよう。
・結んだ時にはいだ線が目立つ場所に来ないように、はぎ方に注意しよう。

実際一番最初に黄色い面を出して貝の口を結んでみたら、あろうことか貝の口のど真ん中の一番目立つところに縫い目が来ていてびっくりしました。ちゃんと計算していないと、こういう事になるのね。(黄色の面を使うなら、次は「て」と「たれ」を逆にしてみよう。)今回はなるべく布に無駄が出ないように、1ヤードを使い切るようなはぎ方をしましたが、こんなところで気を遣うくらいなら、せめて布は2ヤードずつ買って縦の布目に沿って2枚切って2枚はぎで作りたいですね。そうすればはぎ目は1箇所になり、しかも目立たないところにしか来ない気がします。でも、余った生地の使い道を思いつかない限り、もったいなくて出来ないかな。

(青い面を出して貝の口を結んだら、こんな感じになるはず。)

せっかくのリバーシブルなので、両面が出る矢の字結びにしてみたら、こんな感じに。

(矢の字に結べば、両面が出ます。)

もう少し芯や生地に工夫すれば、素敵なオリジナル帯が出来そうな気がするので、失敗に懲りずにまた挑戦してみたいです。それまでは、この半幅帯でせっせと帯結びの自主練に励みたいと思います。

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