Pinoのリバーシブルバンダナ

8/21/2019

長女夫婦のところのPino(Double Doodleの♂1歳)にバンダナを作る約束をしたのは、もう何ヶ月前だったか…。私達夫婦で計画していた夏休みのLA旅行に、サンフランシスコ在住の長女夫婦が2日だけ合流する事になったので、その時に間に合うようにと慌てて作って、やっと渡す事が出来ました。

(帰宅した娘が、写真を送ってくれました。)

「ワンちゃんの首に結ぶバンダナって、布を結ぶんじゃなくて金具でカチッと留めるようにした方が、楽で良いよね。」っていう話を娘としていて、「そんなのだったら作れそう。」と安請け合いしてしまったのが始まりでした。結んでいるように見えるリボンも金具を隠すような形で付けられるといいなぁと思っていたのですが、そこまでは難しくて考えがまとまりませんでした。今回はとりあえず基本的な形とサイズで作ってみました。娘が今現在使っているバンダナのサイズを教えてくれたので、それを基に型紙を作りました。

(LINEで送られてきた写真。)

Dollar Treeで売っていた黒いアクリルテープ製の首輪が使えそうだと思って買ってきましたが、Pinoは散歩の時にはハーネスを使うので、首輪にもともと付いていたリードをつける為のDカンなどの必要のない部品を外さなければならず、そのためには本体を切らなければいけない事に気がつきました。本当は長さを調節できる作りだったのですが、残念ながら調節不可で、しかも金具から金具までが37cmと、Pinoの首回りギリギリの長さになってしまいました。Pinoも1歳を超えたのでこれ以上大きくなることはないと思いますし、冷や汗ものでしたが、まあ、結果オーライで。



ゴム製のテープ通しは簡単にハサミで切れましたが、Dカンはかなり頑丈で、テープを切るしか方法がありませんでしたので、なるべく長く取れるように切って、端を2つ折りして縫い付けて始末しました。


娘が送ってくれたサイズを基に、作った型紙がこちら。これに、上の長い辺には1.5cm、横の短い辺には2cm、下の尖った2辺には1cmの縫い代を付けて、裁断しました。


リバーシブルにする為に、2種類の布を用意しました。


周囲にジグザグミシンをかけた後、縫い始めます。

表裏を変える度にテープの向きを変えなければいけないので、摩擦に耐えられるようにケース内部を丈夫にしておく必要があると思い、袋縫いにしました。

まず、裏同士を合わせて縫い代5mmで縫ってから、


縫ったところで反対に折って中表に合わせて、1cmの縫い代で縫います。


袋縫いした縫い代を片側に倒して、テープの入り口部分の縫い代2cmを2つ折りにして、両端にミシンをかけます。ここもかなり擦れるところだと思ったので、布の端が出ないように、しっかり始末しました。


余分な縫い代を切り、表生地と裏生地を中表に合わせて、下の尖った2辺を縫い代1cmで縫います。(10cmほどの返し口を開けておきます。)


返し口からひっくり返して、形を整え、アイロンをかけます。


上から4cmのところにミシンをかけます。ここが、テープが通るケースになります。


返し口を閉じながら、下の2辺の布端にミシンをかけます。


布の部分は、これで完了です。洗濯に耐える、結構しっかりした作りになっていると思います。



この首輪は、お値段が安いところもですが、金具に微妙なカーブが付いているところも、気に入っているポイントです。ふつうに手芸屋さんで売っているものは、まっすぐなものばかりなので、こちらの方が動物に優しい気がします。でも、そのカーブがある為に、面を変えて裏側を使おうと思ったら、首輪そのものの向きを変えなければいけません。でもご安心を。ケースの幅を十分にとってあるので、いちいち取り出さなくても、ケースに入ったままでくるりと向きを変える事ができます。(あ、娘にそこのところを説明しなかったけど、わかったかな?)

(このちょっとしたカーブが、嬉しい。)



赤い方も、青い方も、Pino がつけたらきっとどっちも可愛いぞ〜。娘からは、「シーズンごとに、時節にあった布で作ってくれてもいいよ〜。」と言われたので、合格ってことかな。調子に乗ってシリーズ化しちゃうかも。

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