Craft

簡易編み物ステーション

2/28/2019

一時帰国中の編み物用に急遽セリアとダイソーで揃えたかぎ針などを紛失しないように、一か所にまとめておくための編み物ステーションを作りました。肝は、毛糸針用の針山です。買った時に入っていた小さな袋に入れたままで出したり戻したりするのが面倒なので、専用の針山に刺す形にしました。毛糸用の針は太くて先が丸いので、当然布の針山には刺さりません。そこで、リストウォーマーを作った残りの毛糸で針山の表面を編んで、そんな針でも入りやすいようにしました。


今回日本に帰って来てから編み物用に買った物は、毛糸の他、5/6号かぎ針・7号かぎ針・8号かぎ針・糸切りハサミ・毛糸用針です。これらを一か所にまとめるために、まずダイソーで小さな木製のケース(約7x9cm)を買いましたが、かぎ針がケースの中に落ち込んでしまって取り出しにくいので、中に仕切りをつけてかぎ針の柄がケースの縁にかかるようにしました。仕切りは、頂き物のお菓子の箱の中に入っていた物を再利用しました。



このケースに入る大きさで針山の土台になるような物がないかと探しに行ったセリアの食器売り場で、ちょうど良い陶器を見つけました。上部の内径が5cm、高さが4.5cmです。この大きさに合わせて毛糸を丸く編んでいきます。作り目6目で輪を作り、増し目をしながらドーム状に編み、直径が5cmくらいになったところで、増減無しである程度の高さになるまで編み進めました。何年か前にたくさん編みぐるみを作った経験が生きました。毛糸は母に編んだリストウォーマーの残り糸です。

(リストウォーマー1つにつき、この小さな糸玉1つが残りました。)


だいたいの形が出来たので、綿を詰めて容器へのフィット感を確認。この綿も、ダイソーの製品です。


びっくりするほどカチカチに圧縮してあるので、よくほぐして使うのがコツかも。


 適当な量を詰めた後、残してあった糸でグシグシと糸を渡して底を閉じます。


カップに入れてみると、こんな感じ。緑色の毛糸で編んだら、完璧にサボテンだったね〜。


これで完成!と思ったけれど、ちょっと色が寂しかったので、


最初に編んだピンクの糸で小さなお花を編んで、ちょこんと針山の端っこに付け足しました。作り目6目で輪を作り、鎖編み3目で花びらにしてみました。ミックス糸じゃない方がお花っぽいかもしれないけど、色を足すのが目的だから、まあ良い事にしましょう。




100均で寄せ集めた道具ばかりで作ったにしては、なかなか良い感じなんじゃないかと大満足。アメリカにも持って帰りたいくらいです。

Craft

うね編み簡単リストウォーマー

2/26/2019

日本に帰って間もなく取れかかっていたボタン付け直そうと思った時、今我が家には小さな携帯用ソーイングセットしかない事に気付いて呆然としてしまいました。もちろんミシンも無いし、やりかけだった刺繍も無いし…。それでも何か手仕事をしたいなぁ〜と思っていたら、最近好きになったLiLi nana さんの編物動画で、すごく簡単だけど実用性の高そうなかぎ針編みのリストウォーマーの作り方を紹介しているのを見つけました。かぎ針も毛糸も100均で調達出来るから、これなら気軽にトライ出来そう。早速近所のセリアへGo!


買ってきたのは、Mix Berryというピンク系のミックスカラーの糸です。編み地が単純なので、糸で遊んでみたらどうかなと思って選びました。使用かぎ針は4〜6号の指定だったので、私は6号で編みました。

指が始まるあたりから手首のぐりぐりが隠れるくらいの長さにしたかったので、鎖編みを編みながら実際に自分の手に当ててみて、作り目を25目に決めました。そこからうね編みを編み、手首にくるりと当ててみて、端が合う長さまで40段編みました。手のひらの幅より細いですが、うね編みは棒針で編むゴム編みのように伸縮性があるので、手首の方に合わせて良いのだそうです。(具体的な編み方に興味がある方は、LiLi nanaさんの動画をご覧下さいね。とてもわかりやすい解説をされています。)


(13cmx17cmの四角に編みました。)

四角く編めたら、引き抜き編みで筒状に閉じます。この時、親指が出るところだけ閉じずに開けておきます。私は、親指側を5目、手首側を10目閉じました。



 糸端を始末して、


ひっくり返したら、出来上がりです。軽くてあったかくて、でも指先は出ているからつけたままで鍵をかけたりスマホを操作できるのがとっても便利な気がします。


1玉弱で片手分が出来ました。もちろん左右2つ分編みましたが、左右同型なのでとっても気楽に作れました。

それからまた別の日にダイソーに行ったら、持ち手のところが少し太くなっているかぎ針を発見。しかも、号数によって違うパステルカラーを使っていてすごく可愛いの。今までこのタイプのかぎ針は使ったことがなかったんだけど、今までずっと使っていた持ち手の細いものよりこちらの方が疲れにくいのかなって、クローバーから出ているアミュレなんかの事が前からちょっと気になっていました。似たような感じの物を100均でお試しができるならと、こちらの8号針を買い、それに合わせて少し太めの糸も買い、同じようにリストウォーマーを編んでみました。

 (毛糸は、LivelyのL2ブルー。ツイード調の糸です。)

先に編んだものと大体同じ大きさに作りましたが、こちらは20目の作り目で28段編みました。最後の閉じは、親指側を4目、手首側を9目にしました。糸が太かった分出来上がりにボリュームがあり、今の季節用と言うよりはもっと寒い時に使いたい仕上がりになりました。


 (なんかちょっと、Daigoっぽい気がしないでもないw)

LiLi nanaさんによると、親指だけ外せば、手を洗ったりハンドクリームを塗ったりする時にいちいち全部を外さなくても良いから便利なんだって。そんなシチュエーションでなくても、確かにこの使い方もありね。


2種類の形のかぎ針で編んでみましたが、私はそんなに使い勝手の違いみたいなものは感じませんでした。持ち手が太い方が疲れにくいに違いないという期待が大き過ぎたのかもしれないし、単に慣れの問題なのかもしれません。でもやっぱり、もし疲れやすさが変わらないのなら、持っていてテンションがあがるような可愛い色や形の道具を使いたいな、とも思いました。

このリストウォーマー、あまりにも気に入ったので、最初に編んだピンクと色違いのクリームxグレーのミックス糸でもう1セット編んで母にプレゼントしました。(母用には少し長めに、28目の作り目で40段編み、親指側5目手首側12目を閉じました。)もうだいぶ暖かくなってきてしまったけれど、まだ使う機会があるかしら?まあそんなに急がなくても、今年の秋口にでも使ってもらえれば、と思います。

Sewing

新しい旅行小物

2/15/2019

昨日はバレンタインデーでしたが、主人の帰りは夜の11時を過ぎており、それから食事、入浴、洗濯、荷造りをし、ほとんど寝ずに朝4時に家を出てシンシナティ空港へ。今は乗り換えのためにデトロイト空港で名古屋行きの飛行機を待っているところです。忙し過ぎて、バレンタインどころじゃなかったよ。寂し〜い!(来週主人の誕生日が来るので、その時に倍返しだあ!と思っていますが、どうなる事やら。)今回は主人の日本出張にくっついて、私も一緒に日本に帰る事にしたんです。(私の分は自腹なので、機内では席が大分離れていて結構孤独なのですが。)待ち時間を使って、簡単ですが今回の一時帰国に当たって新しく作ったグッズの紹介をします。

ちょっと前にビニールのテーブルクロス生地で作った中身の見える洗面セットは、透明なビニールだけでは寂しいと思い、少しだけ布を付けてみました。


外側だけでなく、内側にも同じ布を同じ幅で縫い付けました。ファスナーを開けた時に、いかにも裏っていう感じが見えてがっかりしないようにね。


でもこれ、色々たくさん入れると電動の歯ブラシケースが入りません。「数日の旅行なら普通の歯ブラシでいいか。」と、妥協して使っていたのですが、やっぱり出発直前に思い立って新たにもう1つ少し長いポーチを作りました。時間がなかったので、型紙も作らず布の裏にボールペンで直接線を引く大胆な作り方をしましたが、まあまあ形になりました。確認していないけど、前のは20cmかファスナーだったのかな。今回は、24cmファスナーを使いました。横27cmの長方形(縦は適当)を描いた後、底辺の両サイドを3cmずつ外に延ばして台形にし、縫い代1cmを足して裁断。もう1枚はカットした1枚目の布を型紙がわりにしてカットしました。底マチを6cmとり、出来上がりが極端な船形にならないように作りました。日本で買った24cmの玉付きファスナーは、これで紺色のが1本残るのみとなりました。20cmのはもう1本も残っていなかったような。今回の一時帰国で少し買っておこうかな?(日本の玉付きファスナー、大好きなの。)

(詰め込みすぎると、こんなになっちゃう。)

これで、いつも家で使っている豚毛のヘアブラシもすっぽり収まる長さが確保できました。今まで旅行には簡易的な折りたたみのヘアブラシしか持って行かなかったズボラな私の髪に、変化が起きるかも?


日本で買って持ってきたお気に入りの布を、このポーチのためにおろしました。まだ布が残っているので、アメリカに戻ったらサイズ違いでもう1つ2つ作ろうと思います。


Craft

ハートのパッチワークのシャドーボックス

2/07/2019

材料さえあれば1時間で出来る、デコレーションです。小さなパッチワークのハートを作り、台紙に張り、テープでシャドーボックスの中央に貼り付けました。簡単だけど、かなり可愛いです。バレンタイン前のラストミニッツクラフトにぴったりですよ。


黒い枠のシャドウボックスは、12月に小さなクリスマスカラーのソックスを飾った後、1月には姉が日本から送ってくれたフェルト製の熊手に入れ替えて飾っていました。2月になって片付けてしまい、なんだか残念だなぁと思っていたので、3ヶ月連続でこれがまた使える事が嬉しかったです。

シリアルの空き箱の折れ目を利用して、フリーハンドでハートを描き、カットして型紙にします。



次に、パッチワークをします。布を選んで、


こんな感じかな〜、と置いてみて、


配置が決まったら、その通りに縫います。


パッチワークが終わった布の裏側に型紙を当てて、線を描きます。表側からは見えないので、薄く描けばボールペンでも大丈夫です。


1/2inくらいの縫い代をとって周囲をカットします。


上部の凹んだところは、線ギリギリのところまで切り込みを入れておきます。


縫い代の中心あたりをぐし縫いします。


型紙を入れて、糸を引き、形を作ります。ここで薄く綿を入れても良かったのですが、手持ちに無かったので今回はあきらめて、スピード優先で先に進めました。(更に言うと、私は端折っちゃったけど、ここでアイロンをかけておくと形が綺麗かも。)


荷造り用のテープを輪っかにして両面テープもどきをつくり、型紙に直接貼って、




シャドーボックスの中央に貼り付けます。



出来上がりです。

これでも十分可愛いけれど、思いついて、以前作った紙製のバラを2つ加えてみました。このシャドウボックスの背面はクッション性のある布なので、ピンで刺して留める事が出来るんです。赤いバラのおかげで、更にバレンタイン感が増したような気がするのは、私だけ?


Quilt

Hugs And Kisses のウォールハンギング(2)

2/02/2019

いよいよキルトをします。もちろん今回もミシンキルトです。前回は初ミシンキルトなのに無謀にも結構大きい物(クリスマスプレゼントのウォールハンギング)に挑戦してしまって、途中投げ出したくなるくらいでしたが、今回はその4分の1位の大きさなのであの時に比べたら大分扱いが楽な筈。縫う距離も短いし、やる気満々です。

グレーの小花柄のバッキングとトップで、バッティングをサンドします。所々キルト用の安全ピンで留めます。


 (3枚重ねました。)

ミシンの押さえをウォーキングフットに変えて、キルト開始。今回は落としキルトではなく、XとOの輪郭から1/4in外側にキルトして、形をより強調するようにしました。


このくらいの大きさだと、縫うときに余分な布がミシンのアームの中にうまく収まってくれて縫いやすかったです。

 (糸を切らずに、方向転換も楽々です。)

キルトが済みました。


バインディングの準備をします。これまでミシンで仕上げる時も手まつりしていた時と同じく2.5in幅のバインディングを使っていましたが、表側から落としミシンをした時に裏に回したバインディングを外してしまうのが事があったので、今回は少し余裕を持って、2-3/4in幅で作りました。はぐ時は45度ではぐと、縫い代が重ならず仕上がりがスッキリとします。アイロンで幅を半分に折っておきます。


ぐるりと一周できるだけの長さを確保したら、一度出来上がりを想定してバインディングを置いてみます。はいだ縫い目が角にこないことを確認するためです。縫い始めの場所が決まったら、バインディングの端から6inくらいのところから縫い始めます。少し縫わずに残すのは、最後にバインディングを輪につなぐときにその方が縫いやすいからです。

 (角から5inくらいのところにはぎが来ています。)

 (一周置いてみて、はぎの位置を確認します。)

バインディングを縫います。トップの周囲の線とバインディングの輪ではない方の端を合わせて、1/4inの縫い代で縫っていきます。角は、1/4in手前で縫止めて、


角から90度外側に折り上げて、


端の線に合わせて反対に折り返します。次の辺もまた、1/4inの縫い代で縫い続けます。



突き合わせより少し短いところで折り目をつけます。(バイヤスにはぐので、少し伸びることを想定して、このようにします。この方法だと、出来上がりがぴったりになります。)

(隙間を開けて折ります。)

輪になっているバインディング(2本共)を開いて、今つけた折り目との交点に印をつけます。1本には、その点を通って輪の折り目と45度になる線を引きます。


2本のバインディングを中表に合わせ、さっきつけた印同士をピンで刺しながら90度に合わせて、ピンで固定し、線上を縫います。


(縫いました。)

縫い代1/4inを残して、余分をカットします。


縫い代は開いて、バインディングを元どおりに幅半分に折って、アイロンをかけます。バインディングが輪に繋がったので、続けてぬいます。


ぐるりと周囲が縫えました。


トップの大きさに周囲をカットします。


バインディングを裏に回して、表側からまち針で止めます。この後表側から落としミシンをかけるので、裏側のバインディングにミシンがかかることを確認しながらピンを打っていくと、しつけをかける手間が省けます。


ぐるっと落としミシンをかけて、バインディングが終わりました。


裏側の上部にハギレでスリーブをつけます。表側に響かないように注意して、手縫いしました。そこにレールを通して、壁に飾りました。


単純なのに想像以上の可愛らしさ。作っていて、私もなんだか若返った気分です。