渋カワ系PCケース

1/22/2016

去年の年末に次女が新しいPCを買いました。その時に貰ったおまけのケースが、機能的にはよく出来ているんだけどいかんせん可愛いく無いと言うので、「作ってあげるよ〜。」と安請け合いしてから早1ヶ月。(このフレーズ、多いなあ。)やっと出来上がったケースを、見て見て〜。



(ふたを開けるとキティちゃんがいっぱい。)

(ペン差しも付けました。)

娘の希望は、「表は渋く、内側はカラフルな可愛い感じに」ということでした。一緒に布屋さんに行った時に色々検討して、表に合皮・裏に木綿のプリントを使う事に決めましたが、プリント生地は可愛いのがあり過ぎて目移りしちゃってその場では決められず。後日別のお店もチェックして、黒の合皮と赤いキティちゃん柄のプリントに決めました。

まずは、部屋の片隅に死蔵されていた変な折り跡が付いてしまった合皮とあり合わせの材料を使って、どんな感じになるか試作しました。

表布用の合皮・裏布用の木綿の他、クッション材としてキルト綿が間に挟んであります。

(合皮がシワシワ。この試作のお蔭で、家庭用ミシンで十分に縫える事や、サイズや作業の手順が確認出来ました。)

(あまりにも地味なので、ちょっとエレガントな雰囲気のボタンを縫い付けました。)

フタ部分はPCの厚み分として2㎝の立ち上がりを付けたのですが、ふたをした時にどうもモタつくので1㎝に変更。横幅もキツキツだったので5㎜幅出し。この様に型紙を修正して、いよいよ本番です。他の変更点は、合皮が柔らかいので厚手の芯を貼った事と、フタの周囲に端ミシンをかけた事です。娘のリクエストで、クローザーはマグネットボタンに変える事にしました。


出来上がってみたら、やはりフタの両端が浮き上がって内布が見えてしまうので、立ち上がりを1㎝に変更したのはちょっと失敗だったかなぁ。それとも、もう少しフタの両端の角度を変えたら綺麗だったかもしれません。

最初はマグネットボタンは表に響かないようにつけたのですが、グラグラして安定しないので表まで通してガッチリ留めるように変更しました。そのために結構大きな金具が表に出てしまいましたが、試作品に遊びで付けたようにボタンを付けて隠そうと思っても、金具を隠しきれる大きさの物が手元にありませんでした。合皮の端切れでリボンを作ってみましたが、中央部は結局絞られるので金具全部は隠せず。丸くカットした合皮で金具を一度隠してからリボンを付ける事で、とりあえず解決しました。リボンは内布に使ったキティちゃんとも関係があるモチーフだし、これはこれで良いかなぁと思うのですが、娘は納得していないみたいです。気に入ったブローチのようなもので合いそうな物が見つかるまでの仮の飾りになりそうです。




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