夏の庭のキルト完成

8/16/2015

キルトトップが完成した段階で、一休みしていた夏の庭のキルト。一雨降ってちょっと涼しくなったタイミングで、一気に完成まで行ってしまいました。裏面上部にスリーブを付けて、ウォールハンギングに仕上げました。


(折角なので、庭に飾ってみました。)

インスピレーションをもらったラティスに掛けてみたら、こんな感じ。

(キウイの葉の影を避けて掛けてみました。夏の陽射しが眩しいです。)

では、順を追って完成までのプロセス紹介をしますね。

⑴   キルトトップ・バッティング・裏地になる木綿の3枚を重ねて、中央から放射状にしつけをかけます。


⑵   パッチワークの縫い目に沿って、落としキルトをします。

       フープを使って、中央から外に向かって少しずつ刺していきます。


⑶   キルトトップの大きさに合わせて、バッティングと裏地を切ります。


⑷   周囲をパイピングで始末します。

      縁が直線の時はいつも、帯状に裂いた布でダブルパイピングして仕上げています。

      (角はこんな風にすると、きれいな額縁に仕上がります。)

      今回は、7.5㎝幅の帯を作り、幅を半分に折って、でダブルパイピングしました。
      縁に沿って表から縫った後、輪になっている部分を裏に折り返して、縫い目を隠すようにまつります。

(裏から見た状態。)

キルトとしてはこれで完成ですが、ウォールハンギングにするには、更に作業が必要です。

⑸   裏面上部にスリーブを付けます。


      幅9㎝・長さ78㎝の布を半分に折って筒に縫い、ひっくり返します。
      キルト裏面上部のパイピングに沿ってまつります。スリーブ下部は5㎜位奥をまつって、少し浮かせると良いです。

⑹   スリーブに棒を入れて、ヒモで吊るして飾ります。

      作品の幅より短く調整したつっぱり棒とテグスを使えば、余計な部分を見せる事無く飾れますよ。

(廊下の壁に飾りました。)

一度外に飾った後で室内の白い壁に飾ったら、あまりにも雰囲気が違うのでびっくりしました。逆に言えば、室内にこれを掛ける事で、庭の空気を家の中に持ち込める気がします。2015年の暑い夏を、いつまでも記憶する作品になったんじゃないかな。

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