3年越しのモノグラムポーチ

8/08/2015

ミシン部屋を片付け中の話です。3年位前に母のバッグを作るつもりで母のイニシャルMSを刺繍したキルト生地が1枚、「何故こんな所に?」という場所からひょっこり出て来ました。


イニシャルの図案の元は、5年位前にNHKの「すてきにハンドメイド」で刺繍作家の大塚あや子さんが紹介されていたものです。当時のテキストには嬉しいことにA~Z全てのアルファベットの図案が載っていて、モノグラムへの展開の仕方も丁寧に説明されていました。それがとても素敵だったので、それを参考にして母のイニシャルに組み直してモノグラムを作ったのです。

実はこれと同じ刺繍の入った手提げバッグを1つプレゼント済みだったので、「モノグラムシリーズも2作目だから、プレゼントするのはもう少し間を空けた方が良いかな。」なんて思って仕上げを先延ばしにしている内に、他の物に紛れて分からなくなってしまっていたんです。一度始めたら、最後まで一気にやり終えないとこうなるのよ。皆さん、気をつけましょうね。(こんな事してるの、私だけ?)

今回出て来たのは、これ。50㎝×44㎝の黒いキルト生地の中心から少し下の辺りに、刺繍がしてあります。お久し振りでございます。

(ピンクとグレーの2色で刺繍。)

どこかにあるのは分かっていたし、もう急ぐ必要もないかと、積極的に探す事もなくなっていました。でも今回久し振りに再会すると、やっぱり早く仕上げてあげなきゃかわいそうと言う気持ちになりました。元々はバッグを作るつもりだったので、少なくともこれと同じ位の大きさの生地がもう1枚ある筈でしたが、それは発見出来ませんでした。(もうね、気分は遺跡発掘調査よ。)どうやらうっかり別の用途に使ってしまったらしいです。計画性なさ過ぎでしょ。

これだけの材料でバッグを作るのは難しいので、ポーチ作りに計画変更。そうと決まれば、後の作業は速いです。家にあった22㎝の黒色のファスナーを使う事にして、それに合わせて縦横のバランスを考えて裁断しました。

(縫い代込みで、22㎝×27㎝の長方形を2枚裁断しました。)

刺繍の位置がこれ以上上に来るのは格好が悪そうなので、ここら辺が妥協出来るギリギリのところかと思います。

完成品が、こちらです。刺繍部分が丁度中央部に来るように、上手く調整出来ました。

(出来上がりサイズ:縦16㎝・横25㎝・マチ8㎝)

内袋は明るい花柄で作り、ファスナーの際に手でまつりつけました。


時間はかかってしまいましたが、最終的に形に出来て良かったです。いつもよりちょっと大きめなポーチになり、今までとは違う使い方が出来そう。旅行好きな母が、旅のお供にしてくれると嬉しいな、と思います。

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