Craft

REGZA用のタブレットカバーを試作

8/30/2015

以前から頼まれていた、主人のタブレット用のカバーを試作しました。


(開けて、タブレットを立てて使えます。)

(畳むとこんな風。中央に見えるラインで、谷折りになります。)

(薄くてスッキリ。)

主人愛用のREGZAのタブレットは、以前所属していた部署を離れる時に部署の皆さんにお餞別としては頂いた記念品で、とても思い入れのある物です。会社から仕事用に支給された物とは別に、プライベートでヘビーに使っています。我が家の近くの家電屋さんでは、iPad用のカバーは色々出ていてよりどりみどりなのですが、REGZA用の物は見た事が無くて困っていました。微妙にサイズの合わないケースに入れて持ち運びしている主人に、何か作れないか相談されたというわけです。

娘のkindle用のカバーを作った事があったので、それのサイズを大きくする感じかなと軽い気持ちで請負いましたが、実際に行動を起こすまでにはPinterest や YouTube で色々な人が手作りしたタブレットカバーを調べたりして、時間をかけて構想を練りました。

素材を何にしようか迷っていたところ、思い描いていた通りの厚みと強度の紙製バインダーを100均で見つけた事で創作意欲にスイッチが入り、一気に完成させました。

(主な材料はこのバインダー2つ。)

バインダーをタブレットの大きさに合わせて切って、

(パーツはこの他にも必要です。念の為。)

パーツ同士を、そこで折り曲げられるように表裏両面から5㎜程隙間をあけながら紙製のテープで貼って繋ぎ、

(左端の黒い2本の帯は、ストッパーにする為に同じ素材を帯状に切って両面テープで貼った物です。)

場所によって紙かフェルトを貼り、

(フェルトは、ハサミで好きな大きさに切って使うタイプの家具の滑止めシートです。)

きちんとセット出来るか一旦確認。ここまでは順調です。


土台に穴を開けてタブレットを固定する為のゴムを付けて、

(表)

(裏)

見えるところは裏にも表と同じ紙を貼り、お化粧。ついでにゴムの上から貼る事によりゴムの固定にもなります


まだ土台が見えているところは、紙のテープの貼ってあるところで谷折りして合わせて両面テープで貼るので、見えなくなります。ご安心を。


こんな感じで使うのを想定していましたが、段差が小さ過ぎたのか貼ったフェルトが厚過ぎたのか、タブレットの重みに負けてストッパーから外れ易い事が発覚しました!


逆に、もっと立てるなら、ストッパーの無い平面でも安定します。いっそ全部畳んでも。でも、折角ストッパーを付けようと頑張った私の努力は一体…。

ここまで書いてふと思い付き、ストッパー部分に帯状のフェルトを上からもう1枚貼ったら、キッチリ止まるようになりました。あれ?これって結構良いかも。(タブレットが止まるようになったのは良いけれど、ストッパー部分が厚くなり過ぎて畳んだ時に真平らにならないので、ちょっと不満は残ります。)行き当たりバッタリでしたが、これでとりあえず試作品の完成とします。



(ストッパーがしっかり機能して、タブレットの角度を2段階から選べます。)

次に作る時に改良したい点は、①ストッパーの付け方の見直し。②全体を布張りにする。の2点です。

詳しい材料や作り方は、その時にまとめてUPしますね。今回は試作なので、途中経過の報告という事でご了承を。完成版の報告をお楽しみに。

Quilt

夏の庭のキルト完成

8/16/2015

キルトトップが完成した段階で、一休みしていた夏の庭のキルト。一雨降ってちょっと涼しくなったタイミングで、一気に完成まで行ってしまいました。裏面上部にスリーブを付けて、ウォールハンギングに仕上げました。


(折角なので、庭に飾ってみました。)

インスピレーションをもらったラティスに掛けてみたら、こんな感じ。

(キウイの葉の影を避けて掛けてみました。夏の陽射しが眩しいです。)

では、順を追って完成までのプロセス紹介をしますね。

⑴   キルトトップ・バッティング・裏地になる木綿の3枚を重ねて、中央から放射状にしつけをかけます。


⑵   パッチワークの縫い目に沿って、落としキルトをします。

       フープを使って、中央から外に向かって少しずつ刺していきます。


⑶   キルトトップの大きさに合わせて、バッティングと裏地を切ります。


⑷   周囲をパイピングで始末します。

      縁が直線の時はいつも、帯状に裂いた布でダブルパイピングして仕上げています。

      (角はこんな風にすると、きれいな額縁に仕上がります。)

      今回は、7.5㎝幅の帯を作り、幅を半分に折って、でダブルパイピングしました。
      縁に沿って表から縫った後、輪になっている部分を裏に折り返して、縫い目を隠すようにまつります。

(裏から見た状態。)

キルトとしてはこれで完成ですが、ウォールハンギングにするには、更に作業が必要です。

⑸   裏面上部にスリーブを付けます。


      幅9㎝・長さ78㎝の布を半分に折って筒に縫い、ひっくり返します。
      キルト裏面上部のパイピングに沿ってまつります。スリーブ下部は5㎜位奥をまつって、少し浮かせると良いです。

⑹   スリーブに棒を入れて、ヒモで吊るして飾ります。

      作品の幅より短く調整したつっぱり棒とテグスを使えば、余計な部分を見せる事無く飾れますよ。

(廊下の壁に飾りました。)

一度外に飾った後で室内の白い壁に飾ったら、あまりにも雰囲気が違うのでびっくりしました。逆に言えば、室内にこれを掛ける事で、庭の空気を家の中に持ち込める気がします。2015年の暑い夏を、いつまでも記憶する作品になったんじゃないかな。

Sewing

3年越しのモノグラムポーチ

8/08/2015

ミシン部屋を片付け中の話です。3年位前に母のバッグを作るつもりで母のイニシャルMSを刺繍したキルト生地が1枚、「何故こんな所に?」という場所からひょっこり出て来ました。


イニシャルの図案の元は、5年位前にNHKの「すてきにハンドメイド」で刺繍作家の大塚あや子さんが紹介されていたものです。当時のテキストには嬉しいことにA~Z全てのアルファベットの図案が載っていて、モノグラムへの展開の仕方も丁寧に説明されていました。それがとても素敵だったので、それを参考にして母のイニシャルに組み直してモノグラムを作ったのです。

実はこれと同じ刺繍の入った手提げバッグを1つプレゼント済みだったので、「モノグラムシリーズも2作目だから、プレゼントするのはもう少し間を空けた方が良いかな。」なんて思って仕上げを先延ばしにしている内に、他の物に紛れて分からなくなってしまっていたんです。一度始めたら、最後まで一気にやり終えないとこうなるのよ。皆さん、気をつけましょうね。(こんな事してるの、私だけ?)

今回出て来たのは、これ。50㎝×44㎝の黒いキルト生地の中心から少し下の辺りに、刺繍がしてあります。お久し振りでございます。

(ピンクとグレーの2色で刺繍。)

どこかにあるのは分かっていたし、もう急ぐ必要もないかと、積極的に探す事もなくなっていました。でも今回久し振りに再会すると、やっぱり早く仕上げてあげなきゃかわいそうと言う気持ちになりました。元々はバッグを作るつもりだったので、少なくともこれと同じ位の大きさの生地がもう1枚ある筈でしたが、それは発見出来ませんでした。(もうね、気分は遺跡発掘調査よ。)どうやらうっかり別の用途に使ってしまったらしいです。計画性なさ過ぎでしょ。

これだけの材料でバッグを作るのは難しいので、ポーチ作りに計画変更。そうと決まれば、後の作業は速いです。家にあった22㎝の黒色のファスナーを使う事にして、それに合わせて縦横のバランスを考えて裁断しました。

(縫い代込みで、22㎝×27㎝の長方形を2枚裁断しました。)

刺繍の位置がこれ以上上に来るのは格好が悪そうなので、ここら辺が妥協出来るギリギリのところかと思います。

完成品が、こちらです。刺繍部分が丁度中央部に来るように、上手く調整出来ました。

(出来上がりサイズ:縦16㎝・横25㎝・マチ8㎝)

内袋は明るい花柄で作り、ファスナーの際に手でまつりつけました。


時間はかかってしまいましたが、最終的に形に出来て良かったです。いつもよりちょっと大きめなポーチになり、今までとは違う使い方が出来そう。旅行好きな母が、旅のお供にしてくれると嬉しいな、と思います。

Sewing

ダブルファスナーポーチ・その後

8/06/2015

前回の反省点を踏まえて、同じ水玉ラミネートでもう一度ダブルファスナーポーチを作りました。今回は、クリーム色のファスナーを2本使いました。



見直したのは次の2点です。

 ⑴  ポケットになる下のファスナーの付け方

     下のファスナーの上の浮きが気になったので、ファスナーの上端にもミシンをかけました。

⑵  ラミネート生地で作るタッセルの仕上げ方

     表面に出ていた糸を隠す為に、直径1ミリのアルミ針金を巻きました。


更に、ポーチの左側上部につまみをつけましたが、ファスナーに付けたタッセルが被ってしまって、あまり実用的でも美的でもありませんでした。(しかもちょっと歪んでる…。)付けるなら、右側にした方が良いかもしれません。

(上が1作目。下が2作目。余り布で適当に作ったので、タッセルの太さも違います。)

同じ生地のポーチばかり増えても、と思い、残りの生地を目一杯使って小さなバッグも作りました。サイズは、開口部31㎝・高さ20㎝・底18㎝×13㎝です。ランチバッグに良さそうな大きさです。

(容量32ozのZiplocのケースを入れたところ。生地が薄いので、蓋のブルーが透けて見えていますね。)

(開口部はファスナーで。)

上部にファスナーを付けたので、保冷シートで内袋を作って中にはめ込んだら、保冷バッグとしても使えそうです。

これで、キャンディーカラーの水玉ラミネートを余すところ無く使い切る事が出来ました。猛暑の中、少しは気分がスッキリしました。

Sewing

ダブルファスナーポーチ

8/02/2015

最近気合いを入れて、ミシン部屋(実際は、主人の書斎に居候しているのですが。)の荷物の片付けを始めました。布・レース・ビーズ・各種金具類・紐類などなど、主人に大不評の「いつか使うかもしれない材料」の山を前に、やっと重い腰を上げたというわけです。整理整頓と同時に、全体の量を減らす必要性も痛感。主婦に夏休みは無いけれど、この夏の宿題として、今持っている材料を少しでも減らす事を自らに課しました。捨てられないのなら、使って減らすしか解決の方法はありません。


そんな苦悶の中、一石二鳥の良いアイデアを思いついちゃいました。それが、ダブルファスナーのポーチです。1つのポーチに2つファスナーを付ければ、ファスナーの消費が倍になるではないの。(まず消費有りきの、この発想。精神的に大分追いつめられているかも。)

沢山あった20㎝のニットファスナーのストックから2本使って、ラミネート生地で試作しました。


小物作りにはボールの飾りのついた金属のファスナーを使う事が多いので、ニットファスナーの飾り気の無さが寂しくて、共布でタッセルのような飾りを作ってファスナーの端に付けました。強度をもたせる為に糸をしっかり中心まで通して、最後は糸をくるくると上部に巻いて仕上げましたが、このままでは見た目が悪いので、もう一工夫必要かもしれません。


下のファスナーが少し浮くのが気になるので、そこにもう1本押さえのステッチを入れた方が良いかな。改善の余地は有りますが、全体としては気に入りました。量産の気配がします。