バラのピンクッション

6/22/2015

バラの花を模した自作のピンクッションを長年使っていたのですが、色が褪せて来たので、デザインのバージョンアップを図りながらリニューアルしました。


(作り直したピンクッション。色も鮮やかに生まれ変わりました。)

(針跡も痛々しい、長年愛用してきた旧作がこちら。)

古いピンクッションは15年位前に行き当たりばったりで作ったもので、作り方のメモなどは残っていません。作り方を確認する為に、当時の自分に会いに行くようなつもりで、解体してみました。

先ずは、こんな感じ。


綿を包んでケースに入れてあった黄色の土台布を広げ、花びらを1枚1枚外していきました。

(1番外側の花びら4枚を外したところ。濃いピンクの布の変色に驚きます。)

ケースに貼ってあった布をはがすと、現れたのはポテトチップスとアイスクリームコーンの空き箱で作った土台でした。懐しい!一瞬で当時の空気が蘇る気がします。


ポテトチップスの筒を使った事だけは覚えていたので、材料にするつもりでチップスターの筒を用意してあったのですが、2つを並べてみると大きさが随分違う事にここで初めて気付きました。「ポテトチップス」というキーワードは正しかったのですが、ああ〜、プリングルスだったか〜。そんな訳で、出来上がりのサイズが前より一回り小さくなりました。

(左:新作の土台。右:旧作の土台。大きさがこの位違いました。)

分解した花びらの大きさを測ったところ、1辺が7㎝位の四角形の布を使っていました。今回は土台になるケースが少し小さいのを考慮して、花びらの布の大きさも変えました

中心から外に向かって花びらの色が薄くなっていくようにセットし、枚数も工夫したら、よりバラの花らしい感じになったと思います。

《材料》

       ポテトチップスの筒
       布(花用ピンク色3種類、葉用緑色1種類)
       手芸用綿
       ボンド

《出来上がりの大きさ》

        直径:6.7㎝     高さ:3.5㎝

《作り方》

   ⑴  円筒形のポテトチップスの紙の容器を底から2㎝の所で切って、土台になるケースを作る。
       (上の写真を参照。)

   ⑵  花びら用の布(3種類)を6㎝×6㎝に切る。
         中心に少量の綿を入れて三角に折り、開いている2辺をぐし縫いしてふっくらとした花びらを作る。

(ラビオリみたいなのがいっぱい。)

        中心用に濃いピンクで3枚、次の列に中位の濃さのピンクで5枚、外側に1番薄いピンクで5枚の花びらを用意しました。

   ⑶  濃いピンクの花びら3枚を組み合わせて、中心部を作る。まち針で仮止めしておく。

   ⑷  外側に少しずらして、次に濃い色の花びら5枚を配置する。


   ⑸  周囲をぐるりと一周ぐし縫いして、花びら2列を固定する。

   ⑹  1番薄いピンクの花びら5枚を、同様に仮止めした後、周囲をぐし縫いして固定する。


   ⑺  1番外側の花びらに使った布を帯状に切り、ケースの外側に貼る。
      (今回は、土台の色が濃くて貼りたい布の色が薄かったので、透けない様に白い紙を貼りました。)
         のり代分を多めにとり、胴に貼った後、上下共に内側に折ってボンドで貼る。


   ⑻  ケースの外側の底の内径に合わせて厚紙を切り、布で包んで底に貼る。(裏から見ても綺麗です。)

   ⑼  ケースを表に返して内側全体にボンドを薄く塗り、⑹で出来た花の下に適量の手芸綿を包み込みながらケースの中に入れて、底と側面にしっかり固定する。

(外側の花びらとケースの間は、内側から棒状の物で押し付けるようにして貼ると綺麗です。)

(10)綿を入れて葉っぱの形に仕上げたものを1枚、胴回りにボンドで貼る。

完成です。


旧作では、中心部から土台布の黄色が見える様にしていたのですが、今回はそれはやめて、裏側から中心を縫い留めてしまいました。

全体にふっくらと優しい感じに仕上がりました。デザイン的にも、進歩したような気がします。私の手作り生活の、新たなパートナーになってくれそうです。


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