Craft

クマちゃんの花冠

7/30/2014

ロンドン出張のお土産に、娘が買って来てくれたハロッズのクマちゃん。うちにやって来てからずっと、ピアノの上にちょこんと座っていたのですが、思いついて、花冠でちょっとおめかししてあげました。


材料の花は、100均で調達。最初はかすみ草だけで白一色の花冠を作るつもりでしたが、お店に行ってみると、かすみ草と大きさが合いそうなピンクの小さなバラがあったので、それとユーカリの緑も足して、こんな風にまとめてみました。



上から見た方が、全体がよくわかりますね。可愛いクマちゃんが益々可愛くなったと思うんだけど、どうでしょうか?

《材料》

     造花   いろいろ
     フローラルテープ

(実際は、右から二つ目のワイヤーは細過ぎて使えず、かすみ草の茎部分で代用しました。)

《作り方》

     ⑴   花冠の土台になる部分を、太めのワイヤーで作る。
            (今回はかすみ草の茎部分で代用しました。)
            ぬいぐるみの頭部に合わせて長さを決めたら、 両端の先を曲げてフローラルテープで巻いて処理する。

     ⑵   かすみ草とバラは、花の下2cm位の所で茎を切る。
            ユーカリは先端から5cm位の所で切り、下から2cm位までに付いている葉を取っておく。

     ⑶   土台の両端を数cm残して、⑵で作った部品を土台にバランス良くフローラルテープで巻いていく。
           一つずつ、少しずらしながら重ねて巻いていくのがコツ。

     ⑷   両端をペンチでU字に曲げて、両端を引っ掛けて輪の形がキープ出来るように仕上げる。

はい、完成。

ユーミンの「守ってあげたい」は、「日暮れまで土手に座り、レンゲを編んだ。」と歌っていますが、私自身の思い出は、小学生の時、「休み時間に校庭の芝生に座り、シロツメクサを編んだ。」事です。だから、私にとって花冠といえば、断然シロツメクサ。今回この花冠を作りながら、その時のシロツメクサの柔らかい茎の感触や青臭い匂いを、懐かしく思い出しました。こんなに鮮やかに蘇る思い出なのに、実際の時の経過は遠過ぎて、我ながらびっくりしちゃうんですけどね。

今回は小さなぬいぐるみ用だったので、土台の直径が8cm位の花冠になりました。この方法なら、どんな大きさのぬいぐるみにも、ぴったりサイズの花冠を作ってあげられますよ。皆さんの大切なぬいぐるみにも、おひとついかがですか?

Craft

イニシャル入りのハンカチ

7/27/2014

毎日暑いですね〜。季節感を大切に暮らしたいとは思っていますが、ここ数日の暑さは尋常ではありません。私はすごく汗かきなので、外出の予定が無ければノーメイクのままで、肌触りの良い小さなタオルで汗を拭き拭き過ごしています。


でも外で人に会う予定があれば、お化粧もきちんとして、実用的なハンカチの他に「見せハンカチ」も一応カバンに入れて、出かけます。

シンプルな既成のハンカチにちょっとした刺繍を入れて、オリジナルな物にするのが好きです。今は、真っ白い麻のハンカチにイニシャルを入れたものが、お気に入りです。グレーの糸でエレガントなカッパープレート体のYの文字を刺しました。下書き不要の簡単なお花の刺繍を足したら、更に優しい雰囲気になった気がします。


今年は主人にも、色違いの麻のハンカチで一枚プレゼント。主人のイニシャルのSを、モスグリーンの糸でゴシック体で刺しました。なかなか男性的な印象でしょ?サテンステッチとアウトラインステッチとチェーンステッチを使っています。輪郭をバックステッチで刺してから、それをガイドにしてサテンステッチをすると、立体的でしかもきれいな仕上がりになります。


最近は刺繍機能の充実したミシンもあるようです。上手く使えるのなら、色々な事が出来そうでそれも楽しそうです。残念ながら私はそういうミシンを持っていないけれど、チャコペーパーで図案を写した後刺繍枠に布を張ってチクチクと手縫いするのも、決して嫌いではありません。ほんの小さな手作業が、大きな満足感を与えてくれるからです。イニシャルを入れるのは特定の人物を想定した作業なので、特に気持ちが入るかな。

ジャブジャブ洗ってピシッとアイロンをかけたら、それだけで清々しい気持ちになれます。暑い夏だからこそ、いつもアイロンのかかったしわの無いハンカチを持ち歩いていたいものです。

Craft

英文法書で小物入れ

7/24/2014

姉が、クラフトの材料として、要らなくなった古本を提供してくれました。ウエブスターの英英和辞典と広辞苑と英文法の解説書です。捨てるつもりで紐を掛けていたところ、私が以前古本屋さんで買った写真集でPCケースを作った時に「もう少し厚手のハードカバー本を使えば、おしゃれな小物入れが出来るかも。」と言っていたのを思い出してくれたそうです。


(1番上の深緑の表紙の本が、今回作った小物入れです。古本にしか見えないでしょう?)

2冊の辞典はそれぞれ、1972年と1981年に出たものです。確かに古いのですが、紙のカバーを取った後の表紙の色がちっとも褪せていずおしゃれなので、上手く使えば何か面白いものが出来そうです。英文法の解説書は、背表紙の金文字が判別出来ない程擦り切れていますが、中のページのセピア色加減が絶妙で、とても心惹かれます。見ると大正10年初版昭和38年増訂の研究社の英文法書でした。半世紀も経っていればそりゃあセピア色な筈です。ちょっと読んでみたら、時代を感じる例文といい、クラフトの材料にしてしまうには惜しい抗し難い魅力が…。

いかん、いかん。姉もこうしてずっと処分出来なかったに違いない。

という訳で、いろいろ思うところはありますが、今回は先ず英文法書を、目をつむってエイヤーっと小物入れにリメイクする事にしました。(バチがあたりませんように!)

《材料》

ハードカバーの本
デコパージュ液  (一部木工ボンドを水で薄めたもので代用)
刷毛
カッター
定規


作り方》

⑴   最初のページを一枚残して、残りのページの周囲を少量の水で薄めた木工ボンドで固める。
       (前回はこの作業をデコパージュ液でしましたが、今回は木工ボンドで代用しました。)

⑵   ページの周囲1cmを残して、カッターでくり抜く。(好きな深さまで。全ページでも良い。)


⑶   残しておいたページを、くり抜いたページの上に被せて、周囲をデコパージュ液で貼る。

⑷   浮いた部分を対角線にカッターで切り、内側に落とし込んでデコパージュ液で貼る。

⑸   切り取ったページを適当に破り、本の内側をランダムにデコパージュする。

⑹   タイトルのページが素敵だったので、表紙の裏側に貼ってデコパージュ。

⑺   本の長辺の中心にカッターで丸く穴を開け、マグネットを埋め込み、接着剤でとめる。
       表紙側も同様にする。


表紙の厚みに比べてマグネットが厚かったので、閉じた時に少し隙間が出来てしまいましたが、マグネットがしっかり留まりますし、使用には問題ありません。大事な物を入れて他の本と一緒に本棚に並べたら、楽しいと思います。「木は森に隠す」という方法ですね。

残りの本のリメイクについては、姉に宿題を出された気分なので、喜んでもらえる良いものが出来るように又知恵を絞りたいと思います。

Sewing

父とお揃い

7/14/2014

父の初盆で、実家に行って来ました。(私の実家がある地域は、7月がお盆なんです。)


生前父に頼まれて、ショルダーバッグを作った事がありました。当然いつも掛けてあった場所にはもうなかったのですが、母に聞くとまだ何処かにあると言うので、出してきてもらいました。これを肩に掛けてくれていた父を、懐かしく思い出しました。

(ファスナー部分はカーブしていて、外ポケットが二つ。)

いつも使っていたバッグだと、バスで病院に通う時に不便を感じる事があったようでした。財布や診察券の他に、折りたたみ傘・薬ケース・過去の検査結果などを入れた小さなケースがすっきり納まって、開閉はファスナー、高齢者パスが出しやすいように外側にポケットを付けてと、父が具体的に要望を出してくれました。いろいろこだわりが有りそうだと思い、改良して欲しいところを言ってもらおうと試作品を持って行ったら、思いがけず気に入ってくれてそれをそのまま愛用してくれました。軽くて肩に掛けた時に体に沿って馴染むところが、良かったようです。

表は少し光沢のある茶色のキルティング地で、ファスナーを開けると裏地に使った気球柄がチラッと見えます。父の仕事から、父〜機械の設計・製作〜ダビンチのヘリックス〜ヘリコプター〜気球、という連想(ちょっと無理がある感じ?)からのチョイスですが、特に説明もしなかったので多分父はその事を知りませんでした。私にとっては、父への尊敬の気持ちをこっそり表した布選びのつもりでした。

(裏地に使った気球柄。まだ少し残っているけれど…。)

一つ目の試作品でOKが出たので、父が気に入ってくれるまで幾つか作るつもりで多めに買っておいたキルティング地が残ってしまい、生地の消化の為に自分用の簡単なトートバッグを作る事にしました。そんな訳で、デザインは違うけれど親子でなんとなくお揃いのバッグが出来上がりました。その後父が入院したりして、実家に時々手伝いに行くようになった時にも、このバッグをよく使っていました。何しろ大きいので(底 42cmx12cm 高さ 36cm)一泊程度の荷物は余裕で入り、とても便利でした。


(私のトートバッグの裏地は星条旗柄です。)

今回も勿論、このバッグを持って行きました。亡くなって1年が経った今でも、実家に行った時に父がいないのは、仕事かゴルフで外出しているだけのような気がします。父と「なんとなくお揃い」のバッグを持っていれば、尚更その想いは強くなります。

Craft

NYの花台

7/09/2014

主人の小物用トレーを作った時に残った、写真フレームのガラス板。どう使おうかいろいろ考えて、小さな花台を作る事にしました。食卓用の一輪挿しに合いそうです。目的があって買った物では無いので、このサイズのガラス板で何が出来るのか迷いましたが、これと決まれば作るのは大して時間はかかりません。またしても、世界地図のデコパージュです。今回は、西海岸から一気に東海岸へ飛びまして、New York周辺の地図を選びました。


ガラスにデコパージュするので、ガラスの裏から地図を貼って、ガラス越しに地図を見る形にしました。地図はガラスでカバーされるので、地図そのものが傷む心配が無く、安心して硬質の花瓶も置けます。割れたり滑ったりが心配なら、小さなレースのコースターを敷いても。


《材料》

     フォトフレームのガラス     (以前のクラフトの残り物)   18cm × 12.5cm
     地図                                     (NYの地図をカラーコピー)
     デコパージュ専用剤
     刷毛
     コルクシート

《作り方》

     ⑴  使いたい地図を、ガラス板と同じ大きさに切る。

     ⑵  地図の表面にデコパージュ専用剤を刷毛でぬり、裏返してガラスに貼る。

     ⑶  貼った上から、更に専用剤を刷毛でぬる。
           特に、端を丁寧にぬり、ガラスと地図の間に隙間ができないように注意する。

(表)

(裏)

     ⑷  コルクシートをガラス板と同じ大きさに切り、ボンドで貼る。


完成です。

反省点としては、地図をガラスより一回り小さくして、⑶の時に地図の周囲をしっかりシール出来るようにした方が良かったかな、と思います。その上で2〜3回専用剤を塗れば防水性が増して、水洗いも出来るかも。(同じ大きさだと、どうしてもその辺が甘くなります。)底全体にコルクシートを貼らなくても、四隅に脚を付けるというようなオプションもあるなあ、とも。次の機会があったら、試してみたいと思います。

これからの季節、冷たい飲物を入れたガラスのポットを置いて、鍋敷のように使っても涼し気で良いかも。あ、それならハワイとかフロリダの地図の方が良かったかしら?

ほらほら、また海外旅行の妄想が始まりました〜。