Baking

ミニシュークリーム

5/30/2024

先日お友達の家にお呼ばれしたので、手土産にミニシュークリームを作りました。食べる量の調整が効くように、サイズは小さめで。

(選抜じゃない方のシュークリームは、ちょっと不揃い。)

《シュー生地材料》ミニサイズ約30個分

水     90g
バター   70g
薄力粉   75g
卵     3.5個

《シュー作り方》

途中の写真が無くて、ごめんなさい。シューを焼くのは、時間との勝負なの。

①  ボウルに卵を割り入れ、よくといておく。

②  鍋に水とバターを入れ、中火にかけ、バターが完全に溶けて沸騰したらふるっておいた薄力粉を一気に加えて、木しゃもじで30〜40秒練る。(生地がひと塊になって、鍋肌からつるりと剥がれてしゃもじに付いて回る位がベスト。)

③  ①の卵を少しずつ入れて、その都度よく混ぜる。しゃもじですくってポッタリと落ちる位になったら、そこで加えるのを止める。

④  生地が熱いうちに直径1cmの丸い口金を付けた絞り袋に入れて、オーブンシートを引いた天板に間隔を空けて直径2cm程の大きさに絞り出す。

⑤  表面に軽く霧を吹き、200℃に予熱したオーブンで10分焼き、シューが膨らんで焼き色がついたら160℃に下げて更に10分焼く。


持っている中で直径が一番大きい丸い口金を付けた絞り袋に生地を入れて、同じくらいの大きさに絞り出すはずでしたが、なかなか上手く行かず、「何故こんなところにこんな角度でコブが出来るの?」と言いたくなるような変則的な形のものもちょこちょこ出来ました。一気に31個出来た中の、なんとなく形と大きさの揃ったものを12個厳選してお土産用にしました。


カスタードクリームは、電子レンジで作るのが私流。

《カスタードクリーム材料》

卵黄        3個分
砂糖        60g
牛乳        2カップ
薄力粉       大さじ4
バニラエッセンス  少々

《カスタードクリーム作り方》

①  卵黄・砂糖・牛乳をボウルに入れてよく混ぜる。

②  薄力粉をふるい入れて、よく混ぜる。


③  蓋をして、600Wの電子レンジに3分かける。
  下から固まりかけているので、一旦取り出して、泡立て器で均一になるまでよく混ぜる。


④  蓋をして、600Wの電子レンジに更に1分かける。
  泡立て器で均一になるまでよく混ぜる。


⑤  蓋無しで、600Wの電子レンジに更に2分かける。
  泡立て器で均一になるまでよく混ぜる。

⑥  粗熱が取れたら、バニラエッセンスを数滴入れて混ぜる。

出来上がったカスタードクリームは、一度裏ごしてからバットに平らに入れて、粗熱が取れてから表面にピッタリ貼り付けるようにラップをして、冷蔵庫で冷やします。私はお呼ばれの前夜にクリームを作って、当日お出かけの前にシューに挟みました。(時間が経って、シュー生地がカスタードクリームの水分を吸って湿ってしまうのを少しでも遅くする為。2時間もすれば、結局少しは湿っちゃうんだけどね。まあ、気休めですね。)


シューの高さの真ん中あたりに水平に切れ目を入れて、中の空洞にカスタードクリームをスプーンでたっぷりと入れ込みます。

(お土産用にした、今回作った中では精鋭の12個。)

(形は失敗でも、味は美味です。)

今回は極々シンプルな見た目でしたが、次は最後に粉砂糖を振ったりチョコをかけたりと、もう少し仕上げにこだわってみたいです。見た目の不細工さも、多少は隠れる気がします。

Sewing

最後の端切れでケーブルタイ

5/24/2024

 大好きな柄のビニコの端切れがいよいよ残り少なくなりました。小さな小物を作って、無駄無く最後まで使い切るぞ〜。という事で、携帯用のケーブルなどをまとめて留めるケーブルタイを作りました。


(型紙は同じで、2種類の作り方。)

先日一泊旅行の際に、早速使いました。小さくても好きな柄が見えると、テンションが上がります。


大好きな花柄のビニコでしたが、最後の最後に残っていたのはこれだけ。ここから、3cmx10cmの短冊が2本取れました。これを表生地として使います。ここまで使い切れば、本望というものです。


(いよいよ残りはこれだけに。)

スモーキーピンクの合皮からも、同じ大きさで2本取りました。


糸巻きのカーブを使って、短冊の端にカーブを描いておきます。


《Aタイプ》

①  花柄のビニコとスモーキーピンクの合皮を外表に合わせて、描いたカーブと直線部分の内側1〜2mmのところを通るように楕円状にミシンをかける。


②  描いた線をハサミでカット。


③  プラスナップを付けて、完成。



《Bタイプ》

①  表裏の生地2枚を中表に合わせて、直線部分の5cm程を縫い残して、その他のところを描いたカーブと直線部分の内側1〜2mmのところを縫う。

(生地の裏にカーブを描きます。)

②  カーブの線でカット。カーブに切り込みを入れる。


③  返し口から表に返して形を整えて、


返し口の部分の縫い代を内側に折り込んで、縫い閉じながら周囲を一周ぐるりと縫う。


④  プラスナップを付けて、完成。

(目打ちで穴開け。)

(プラスナップをパチっと。道具が不要でお手軽。)

BタイプはAタイプより、細くて厚みが出ます。


(左:Aタイプ 右:Bタイプ)

Aタイプは、表側からミシンをかけて縫い目ギリギリのところをハサミでカットするだけなので、手順的にも単純で作りやすいです。でも、裏表両方の生地がまあまあ厚いので端が切りっ放しなのがちょっと気になります。

Bタイプは、横から見た時まできれいだけど、今回は生地が少な過ぎて幅が十分取れなかったので裏返すのが大変でした。もう少し幅が取れたら、やはりこちらの作り方の方が良いのかなぁ。あと、直線部分の縫い代2mmは少な過ぎでした。合皮の厚みを2mm折り返すのは至難の業でしたので、出来上がりの形がちょっと歪になってしまいました。

今回は自分用だし残布の使い切りが目的だったので、多少の事には目を瞑りましょう。でも、人にプレゼントするには、確かにもう少し細部に配慮が必要な気がしました。小物作りの時には材料の厚みを考えるのも大事だと再確認した小さなプロジェクトでした。

Sewing

リサイクル帯で新しいお稽古バッグ

5/14/2024

 小物作りの材料にするリサイクル帯を、オンラインショップでいろいろ探すのが好きです。先日手に入れた銀糸の入ったリバーシブルの袋帯は、実物を見ると画面で見た時より更にイメージにピッタリでした。


(完成したバッグ。)

全体的にメタリックな印象の、サーモンピンクと白銀のリバーシブルです。色も柄も光沢も好みで、眺めているだけでウキウキしちゃいます。



いつもの様に端の縫い目を解こうと思ったら、縫い目がありません。帯の端を切って中を覗くと、どうやら輪に織ってあるようです。色の変わり目にキラキラした短い糸がピラピラ出ているのがまるでモールみたいで、何だか面白い事になっていました。

(表裏の変わり目が、こんな風になっていました。)

でもこれって、有るものと思っていた縫い代の厚みが1ヶ所無かったっていう事だし、作り手としてはラッキーなのかも。厚い生地を縫う時はいつも、針が折れないかドキドキしながら縫っていますから。

今回は、底の両サイドに三角が出る、面白い作り方を試してみます。

《作り方》

①  本体とマチの裁断をする。

まずは帯を42cmで2枚カットします。帯を裏(銀色の方)に向けて端から8cmのところで裏の1枚だけカットします。中央の布は、今回は使いません。


開いて表を向けたら、こんな感じです。


②  裏に接着芯を貼る。

接着芯の使用方法に書いてあった通り中温で当て布をしてアイロンをかけましたがちっともくっつかないので、高温のアイロンで直接ぎゅうぎゅう押し付けるようにして接着しました。アイロンの底の跡が付いて凄いことになっています。家にある接着芯の中でも一番厚い物を使いました。(接着芯がしっかりし過ぎていて、後で裏表をひっくり返す時に苦労する事になるとは、この時には知る由もありませんでした。やれやれ。)



(2枚共に接着芯が貼れました。)

③  脇を縫い代1cmで縫う。


④  脇の縫い目を内側に入れて、本体とマチの分かれ目で反対に折るようにして、バッグの両脇の形を作ります。


⑤  底を縫う。

④のように折ったまま、底を縫い代1cmで縫います。これでバッグの表布の袋が出来ました。


⑥  バッグの内袋を作る。

内袋に使ったのは、濃いベージュのヒッコリーです。ある程度の厚みはありながら帆布のようなゴツさは無く、柔らかくて扱いやすくて良い感じ。横42cmx縦82cmで1枚カットします。
適当な大きさのポケットを作って、上端から10cmの中央に縫い付けます。
中表に縦半分に折って、脇を縫い代1cmで縫い、14cmのマチを作り、出来た三角を折り上げて脇の縫い代に留めておきます。



(脇を縫う時、返し口を少し縫い残しておくこと。)


⑦  ハンドルを作る。

ハンドルも、リバーシブルになるように帯の端を利用します。端から6cm幅で42cmを2本カットしました。


開いて、両端を中央のラインに合わせて、更に半分に折ります。
両端に端ミシンをかけます。3cm幅のハンドルが出来ました。



⑧  組み立てる。

バッグの口の中心から6cmずつ離して、ハンドルを仮留めします。両ハンドル共ピンクの側が表に来るように、気をつけて。


内袋を中表に合わせるように表布のバッグの中に入れて、バッグ口をぐるりと一周縫い代1cmで縫います。


⑨  仕上げ。

返し口からひっくり返して、形を整えます。


返し口をミシンで縫い閉じます。


内袋をバッグの中に戻して形を整え、バッグ口にミシンを1周かけます。内布を1〜2mm控えるようにアイロンをかけてから、バッグ口から1cmのところを縫いました。


念の為、ハンドルの付け根には少しずらしてもう1本ミシンをかけておきました。


これで、完成です。

(表)

(裏)

(底が面白い形になります。)

今使っているお稽古用バッグも帯からリメイクした物で、もう少しマチの狭い縦型のトートバッグです。3ヶ月に1度位の割合で回って来るお当番の日には、家からCDプレイヤーを持って行くのですが、これまではバッグとは別に持っていっていました。今回作ったこのバッグならテキストやノートなどと一緒に横向きにすっぽり入ります。なにしろマチが14cmと広いので、荷物が多い日用に何かと重宝しそうです。


リバーシブルの帯を生かした素敵なバッグになったと、かなり気に入っております。