趣味サークルの会計ポーチ

4/23/2024

 私は2つの英語サークルに入っていて、両方に所属しているメンバーの中で会計係を交代しながら、楽しく活動しています。必要経費の集金や部屋の使用料や先生への支払いなどがそれぞれに必要なので、今までは2つ別々のポーチを使って管理していたのですが、両方のサークルの支払いを同じ日にすることが多いので、会計用のポーチを一つにまとめる方が使いやすくなると思い、新たに作ってみました。


(完成サイズ:縦15.5cmx横21cm)

全体の構想としては、2つのサークルで共有している会計用の小さなノートが入るポーチの表裏両面に2つのサークルのお財布になる別々のファスナーポケットが付いている、という形の物を作ろうと思いました。大きさは、私が普段通帳入れとして使っている100均のダブルファスナーポーチを参考にしました。


(サイズは、このポーチを参考にしました。)

ダブルファスナーポーチはこれからも作る機会が有ると思うので、型紙は大事に保存します。基本的には、ビニコ生地なら縦18cmx横23cmを2枚、縦13cmx横23cmを1枚、20cmファスナー2本で、ダブルファスナーポーチが出来ます。

(基本の型紙。縫い代込みです。)

土台にはある程度しっかりとしたビニール生地使いたかったので、100均で手に入る一番大きなサイズの半透明ポーチを買って来て、縫い目を解いて必要な大きさを切り出しました。


今回は底を接ぎ合せないので、型紙の縦の長さを1cm減らして、表裏を続けて1枚にカットしました。サイズは、縦34cmx横23cmです。


ファスナーポケットも、ビニコ生地を使って表裏1枚で作ります。真ん中にミシンを1本かけて、ポケット底にします。サイズは、縦24cmx横23cmです。

(ソレイヤードのビニコ生地です。)

写真はありませんが、まずは、ポケット口になる辺にファスナーの片側を縫っておきます。いつものように、生地とファスナーを中表に合わせて縫い代1cmで縫った後、縫い目のところで表に返して2mmで端ミシンをかけておきます。

土台のビニコ生地の入れ口の端から5.5cmのところに、片方だけファスナーを付けたポケットを中表に合わせて、ファスナー端から5mmのところを縫います。


(縫えました。)

ポケットを表に返すと、こんな感じにポケットが付いているのがわかります。


もう一方のポケットのファスナーも、同じようにして付けます。中表にして、ファスナーの端(金具がついていない方だよ)を、本体の入れ口の端から5.5cmに合わせてミシンを掛けます。


こっちのミシン掛けは、最後のところが窮屈ですが、ゆっくりやれば大丈夫。


表に返して、真ん中(底になります)に1本ミシンを掛けます。これでファスナーポケットが2つ付きました。ここまで来たら、後もう少し。


本体の入れ口を1.5cm裏に折り返して、ミシンを掛けます。最初はもっと小さなプラスナップを使うつもりだったので折り返しは1cmで十分だと考えていましたが、それよりも径の大きいアメリカンホックを使うように変更したので、それに伴って折り返しの幅を5mm増やしました。これでポケット口がしっかりします。


全体を中表に半分に折って、両脇を縫い代1cmで縫います。


表に返して、形は完成です。両面に同じ大きさのファスナーポケットが付いて、これが2つ分のお財布になります。「柄が違うから、どっちがどっちか間違えないよね。」とは思ったけど、一応ファスナーを開けてすぐに見える場所にそれぞれのサークルのマークを付けておきました。(無地の布にイニシャルをスタンプして作った自作のタグをつけようかと思っていたのですが、チープな感じになりそうなのでやめました。市販の物で使えそうな物が見つかったら、後で付け替えたいと思います。)

(サークルA用の面。)

(サークルB用の面。)

大きなお花と小さなお花、どちらの面も素敵です。

本体の口を留めるのにはクラシカルな雰囲気のアメリカンホックを使いました。ファスナーの色や質感とも合い、良いチョイスだったと思います。


しっかり打ち込んで、丈夫に仕上げられました。現金はファスナー付きのポケットに、会計用ノートとか領収書などの紙類はホックで閉まる中央のポーチにまとめて収納するようにという、思った通りの形に出来ました。これとは別に部屋の予約票などを保管するファイルも必要なのですが、借りている部屋の使用料の支払いに関してはこのポーチ1つで済みそうです。これで会計作業が少しでも効率良くなったり楽しくなれば良いなあ、と思います。


布製のポーチと違い、布端の処理も要らず接着芯を貼る必要も内布も無くて良いので、これは本当に楽ちんプロジェクトです。私としては思い通りに完成したのが嬉しくて完成翌日にはすぐに現在の会計係に渡してしまって今はもう私の手元にありませんが、少し使ってみてもらったら使い勝手をフィードバックしてもらって、相談しながらまた改良していけたらと思っています。

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