マスクいろいろ
5/13/2020コロナが大きな問題になってからも長い間「マスクなんて何の役にもたたない。」というスタンスを崩さなかったアメリカも、「感染から自分の身を守る事は出来ないが、人に感染させるのは防ぐ事が出来るかも。」という理由でマスクを奨励するようになって来ました。(マスクの有効性について認識が間違っていたとは絶対に言わないところに、妙なプライドの高さを感じます。)今ではマスクをしていないと入店を拒否するところもあるくらい、浸透している気がします。昨日1週間ぶりに郵便局に行ったら、入り口に「①マスクを着用し②6フィートのソーシャルディスタンスをとり③建物内に入るのは10人以内に」という張り紙が新たにしてありました。不特定多数の人が持ち込む荷物や郵便物を扱う仕事は、毎日が緊張の連続なんだろうなぁ。感謝するべきは、医療関係者だけではないですね。わかってはいたけれど、改めて実感しました。
日本ではマスクが売られていたりマスクをしている人を見るのも日常ですが、アメリカではもともとマスク文化が無いからマスクをしている人がいる風景はかなり非常事態感があります。そもそも私、お店でマスクを売っているのをまだ見た事がないんですけど、買うとしたらどこで買えるんですかね。スーパーで買い物している人達を見ると、90%以上は手作りマスクかただの布(バンダナとかスカーフ)です。アメリカではウイルスの大きさがどうとかフィルターがどうとかいう視点は無くて口と鼻を覆う事だけ考えれば良いので、素材選びにしても作り方にしても手作りのハードルは低い気がします。私もこの1~2ヶ月でいろいろな種類のマスクを作ってみたので、ご紹介しますね。
まずは、立体マスク。初めて作りましたが、顔にフィットするのでとても気に入りました。2種類の大きさで試しましたが、どちらも良かったです。両方とも、表は綿100%で裏にはセリアの薄手のタオルを切って使いました。マスク用のゴムが無いので、シュシュを作った時の残りの平ゴムを使いました。もっと細い物が有れば良かったのですが、これしか無かったので仕方ありません。
(大きい方の型紙。縫い代込みです。)
次に作ったのは、プリーツ入りマスクです。これも顔にフィットして使い心地は良いのですが、ゴム通し部分の生地の重なりが厚くて縫いにくくなってしまったのと、洗濯した後アイロンが必須なので、パスかなぁ。いっその事、プリーツに端ミシンをかけちゃっても良いんだけど。(因みに、上2つの立体マスクは、アイロンをかけたらもちろんパリッときれいだけど、かけなくて手アイロンだけでも恥ずかしくはないレベルで十分使えます。)
(フィルターは横から入れる形。)
やっぱり立体マスクが良さそうという事で、洗い替えをもう1枚。これは、小さいサイズの立体マスク(ダンガリーの物)の型紙の横幅を伸ばして少し横長に作りました。裏は薄手のタオル地です。
作ったマスクを順繰りに使ってしばらく満足していましたが、折り上げマスク(別名:西村大臣風マスク)の評判を聞いてこれも作ってみたところかなり使い心地が良く、しかも鼻まわりのフィット感が良くて常にメガネをかけている私としてはメガネが曇らないのがポイント高し。ちょっと大きい気がしてこれより少し小さい物も作ってみましたが、こちらは微妙に小さくて、しょっ中位置を直さないといけないので没になりました。子ども用には丁度良いかもしれません。
この形だとノーズワイヤーが無くてもメガネが曇らないし、着けたまま喋ってもずれてこないので、主人と2人で買い物に行く休日のショッピング時に重宝しています。今のところ、これが私にピッタリの形かも、と思っています。
かなり大きめな作りになっているので、同サイズで主人用も作りました。表地には主人が好きなシバ犬の柄の手拭いをおろし、裏地には紺色の木綿を使いました。いつか使おうと大事にしていたセリアの手拭いが、まさかマスクになるとは。
(脇から中央に向かって斜めに折り上げて、立体にします。)
洗い替えにもう1枚、グレーのストライプとオフホワイトの木綿の組み合わせでも作りました。これには、日本から持って来ていた使い捨てマスクに入っていたノーズワイヤーを再利用して縫い込みました。洗濯した後でアイロンをかける時に少し邪魔な感じがしましたが、リサイクルでも十分使える事がわかったので、これからも一応捨てずにとっておいてもらおうかな。(実はこれ以前に、キッチン用ビニール袋に付いていたタイを入れた物を洗濯したら針金が肌に当たるようになってしまうという失敗がありました。使い捨てマスクをバラしてみたところ、使われていたノーズワイヤーの素材は水に強い一体型のしっかりした物だったので、使ってみると快適でした。)
0 コメント