Baking

サツマイモあんパンなど

5/18/2020

前回の続き。スイートポテトを作った時に少し横に取っておいたものを餡にして、サツマイモあんパンを作りました。280gのBread Flourを使ってホームベーカリーで1次発酵まで済ませたパン生地を8等分して、サツマイモあんパン・ホットドッグロール・ハムロール・サーモンクリームチーズロールをそれぞれ2個ずつ作りました。


スイートポテトを作った次の日に作ったので、一晩冷蔵庫に入れている間にちょっと固くなっちゃっていて、パン生地で包む時に生地の端まで餡がのびにくかったのが反省点。団子状のままで包むのではなく、平にしてから包んだ方が、焼き上がった時に餡の黄色が沢山見えるので良かったんじゃないかと思います。


ホームベーカリーから生地を取り出したら、8等分して丸め直して、閉じ目を下にしてぬれ布巾をかけてベンチタイム10分。

《サツマイモあんパンの成形》

①  ベンチタイムが終わった生地を閉じ目を上にして台に置き、手で軽く押さえて平たい丸にする。


②  中心にサツマイモ餡を置く。


③  餡を包んで、しっかり摘んで閉じる。


④  上から少し押さえて、平らにする。


⑤  中心に向かって4本深い切れ目を入れ、その間にも少し短めの切れ目を入れる。


⑥  短い切れ目を開いて合わせ目を上向きに捻る。



その他のもそれぞれ成形して天板に並べたら、ぬれ布巾をかけて、2次発酵。オーブンに発酵機能が無いので、アメリカに来てからは2次発酵は室温でしています。窓辺に置いて、50分放置。

 (2次発酵前。)

2次発酵が済んだらふっくら大きくなって、既に美味しそう。表面に溶き卵を塗って、


375℉/190℃のオーブンで15分焼きました。ハムロールには、パセリを振りました。


日本もそうだと聞きますが、アメリカでも小麦粉が手に入り難い状況が続いていて、今やBread Flour(強力粉)は本当に貴重品です。それにしても、アメリカ人がこんなに家庭でパンを焼く人達だったなんて、全く知りませんでした。一時棚から消えた袋入りの食パンはもう元の状態に戻ったのに、相変わらずAll purpose Flour(薄力粉)もBread Flour(強力粉)もほとんど店頭から消えたままで、たまに入荷してもすぐに売れちゃうみたいです。(最近は全粒粉など少し変わった種類の粉類は見るようになってきましたが、ざっくり言って粉類の棚はまだほとんど空と言って良い状態です。)インスタントイーストもスーパーに行く度にチェックしていますが、どのスーパーでも一度も見た事がないので、これがいつ頃戻って来るのか注目しています。うちではまだ1~2ヶ月はもつと思うのでそんなに焦ってはいませんが、精神安定の為にも出来れば早めにゲットしておきたいところです。

(この日はパンに凝ったので、紅茶とスムージーとサラダだけで簡単朝食。)

作った4種類のパンを全部並べて、パンを選べる朝食もたまには良いね。(あ、言っておくけど、1食で全部食べた訳じゃないからね。)


《おまけ》

ホームベーカリーで作る同じパン生地で、バターロールを焼く時もあります。バターの風味とふわふわの食感がいつもの食パンとは違って、ちょっと贅沢な気分になります。そのまま食べてもサンドイッチにしてもと、応用が効くのが良いです。

( バターロール12個。)

夕食がハンバーグの時は、余分に焼いて冷凍しておいて、週末にハンバーガー用の大きな丸いパンを焼いてハンバーガーを作る事も。自家製煮込みハンバーグで作るハンバーガー、最高に美味しいんだもんね〜。そんな時は一緒に、ドッグパンを焼きます。(焼き時間が同じだから。)朝食用にも昼食用にも使えて、ハンバーガー用より使い勝手が良い気がします。


基本的に朝はパンなので、食パンを切らさないようにしながら、たまにはこんな風に目先の変わったものも作って、マンネリにならないように頑張っています。それにしても、ホームベーカリーのある時代で本当に良かったです。これで、粉とイースト菌が普通に流通してくれさえすれば、全く文句はありません。

Baking

季節はずれのスイートポテト

5/17/2020

久しぶりにスーパーで日本のサツマイモを売っていたので買って来ました。アメリカでもよく似たお芋(ヤム芋)はあるのですが、中がオレンジ色で味も違いどう料理したら良いかわからないまま使わなくなってしまいました。こちらの日本食レストランではヤム芋を天ぷらにして出している所もありますが、一口噛んだ途端にがっかりするので辞めて欲しいです。(レストランが悪いんじゃないよ。脳内で日本の芋天の味を想像してしまってから食べる私が悪いです。)日本のサツマイモは、素揚げしてちょいとお塩を振るだけで甘くて美味しいんだから。子供の頃、母が夕飯用に素揚げした輪切りのサツマイモを、手伝いながら揚げた端からつまみ食いしていたのを思い出します。

とは言え、天ぷらや素揚げの他にレパートリーもそんなに無いので、今回は久しぶりにスイートポテトを作りました。リモートワークで疲れ気味の主人の、会議の合間の糖分補給にもぴったり。段々暑くなって来た今、季節はずれ感は否めませんが、美味しいからまあいいか。

サツマイモ1本を洗って、


皮をむいて、輪切りに。


耐熱容器に入れ、様子を見ながら柔らかくなるまでレンジでチンします。アメリカの電子レンジは基本的に出力が1000wだから、勘が狂い気味です。


フォークで簡単に潰せるくらいが目安です。


今回はきび砂糖25gと生クリーム大2くらい(適当)を加えて混ぜました。完全に滑らかにせず、少し塊が残っているくらいが、私の好みです。


アルミホイルのベーキングカップを潰してタルトレットの型に置いて(安定させる為)、タネを入れて形を整えます。少し余らせておいたタネで団子を2つ作り、これはまた別に使います。スイートポテトは、4つ作りました。主人と私の2日分のおやつです。


表面に牛乳を塗って、400℉/350℃のオーブンで15分焼きました。

(卵を塗りたかったけど、今回は牛乳で代用。)

焼き立てを美味しく頂きました。スイートポテトと言うより焼き芋と言った方が良いような素朴な感じ。(そりゃそうだわ、バターが入ってないもん。)これ、緑茶にもコーヒーにも合うよね〜。明日の分もあると思うと、それもまた楽しみですわ。

Sewing

マスクいろいろ

5/13/2020

コロナが大きな問題になってからも長い間「マスクなんて何の役にもたたない。」というスタンスを崩さなかったアメリカも、「感染から自分の身を守る事は出来ないが、人に感染させるのは防ぐ事が出来るかも。」という理由でマスクを奨励するようになって来ました。(マスクの有効性について認識が間違っていたとは絶対に言わないところに、妙なプライドの高さを感じます。)今ではマスクをしていないと入店を拒否するところもあるくらい、浸透している気がします。昨日1週間ぶりに郵便局に行ったら、入り口に「①マスクを着用し②6フィートのソーシャルディスタンスをとり③建物内に入るのは10人以内に」という張り紙が新たにしてありました。不特定多数の人が持ち込む荷物や郵便物を扱う仕事は、毎日が緊張の連続なんだろうなぁ。感謝するべきは、医療関係者だけではないですね。わかってはいたけれど、改めて実感しました。

日本ではマスクが売られていたりマスクをしている人を見るのも日常ですが、アメリカではもともとマスク文化が無いからマスクをしている人がいる風景はかなり非常事態感があります。そもそも私、お店でマスクを売っているのをまだ見た事がないんですけど、買うとしたらどこで買えるんですかね。スーパーで買い物している人達を見ると、90%以上は手作りマスクかただの布(バンダナとかスカーフ)です。アメリカではウイルスの大きさがどうとかフィルターがどうとかいう視点は無くて口と鼻を覆う事だけ考えれば良いので、素材選びにしても作り方にしても手作りのハードルは低い気がします。私もこの1~2ヶ月でいろいろな種類のマスクを作ってみたので、ご紹介しますね。

まずは、立体マスク。初めて作りましたが、顔にフィットするのでとても気に入りました。2種類の大きさで試しましたが、どちらも良かったです。両方とも、表は綿100%で裏にはセリアの薄手のタオルを切って使いました。マスク用のゴムが無いので、シュシュを作った時の残りの平ゴムを使いました。もっと細い物が有れば良かったのですが、これしか無かったので仕方ありません。


(大きい方の型紙。縫い代込みです。)


次に作ったのは、プリーツ入りマスクです。これも顔にフィットして使い心地は良いのですが、ゴム通し部分の生地の重なりが厚くて縫いにくくなってしまったのと、洗濯した後アイロンが必須なので、パスかなぁ。いっその事、プリーツに端ミシンをかけちゃっても良いんだけど。(因みに、上2つの立体マスクは、アイロンをかけたらもちろんパリッときれいだけど、かけなくて手アイロンだけでも恥ずかしくはないレベルで十分使えます。)


私がいろいろ試しているのを知った主人がCDC(アメリカ疾病予防管理センター)も布製マスクの作り方をホームページに上げているのを教えてくれたので、そのサイズでも作ってみました。6インチx10インチの四角の布を2枚合わせるだけの簡単な作りだったので、薄手のタオル地を1枚足して、日本では一般的(?)なフィルター入れを付けてみました。これは、表地裏地共に綿100%の生地を使っています。でも残念なことに、これは単純に大き過ぎてマスクの上の端が目に入りそうになるのよ。これが成人アメリカ人の平均ですか?いや、私が小顔だという事にしておこう。白い平ゴムを使い切ってしまったので、ここからは黒いタイツの足の部分を1cmの輪切りにした物をグイッと伸ばした物で代用しています。(白いタイツが有れば良かったんだけど…。ストッキングでも試してみましたが、強度が足りない気がしました。自由に買い物に出られるようになったら、まともなゴムに取り替えるつもりで、一旦辛抱です。)


(フィルターは横から入れる形。)

やっぱり立体マスクが良さそうという事で、洗い替えをもう1枚。これは、小さいサイズの立体マスク(ダンガリーの物)の型紙の横幅を伸ばして少し横長に作りました。裏は薄手のタオル地です。


作ったマスクを順繰りに使ってしばらく満足していましたが、折り上げマスク(別名:西村大臣風マスク)の評判を聞いてこれも作ってみたところかなり使い心地が良く、しかも鼻まわりのフィット感が良くて常にメガネをかけている私としてはメガネが曇らないのがポイント高し。ちょっと大きい気がしてこれより少し小さい物も作ってみましたが、こちらは微妙に小さくて、しょっ中位置を直さないといけないので没になりました。子ども用には丁度良いかもしれません。


この形だとノーズワイヤーが無くてもメガネが曇らないし、着けたまま喋ってもずれてこないので、主人と2人で買い物に行く休日のショッピング時に重宝しています。今のところ、これが私にピッタリの形かも、と思っています。


かなり大きめな作りになっているので、同サイズで主人用も作りました。表地には主人が好きなシバ犬の柄の手拭いをおろし、裏地には紺色の木綿を使いました。いつか使おうと大事にしていたセリアの手拭いが、まさかマスクになるとは。


(脇から中央に向かって斜めに折り上げて、立体にします。)

洗い替えにもう1枚、グレーのストライプとオフホワイトの木綿の組み合わせでも作りました。これには、日本から持って来ていた使い捨てマスクに入っていたノーズワイヤーを再利用して縫い込みました。洗濯した後でアイロンをかける時に少し邪魔な感じがしましたが、リサイクルでも十分使える事がわかったので、これからも一応捨てずにとっておいてもらおうかな。(実はこれ以前に、キッチン用ビニール袋に付いていたタイを入れた物を洗濯したら針金が肌に当たるようになってしまうという失敗がありました。使い捨てマスクをバラしてみたところ、使われていたノーズワイヤーの素材は水に強い一体型のしっかりした物だったので、使ってみると快適でした。)

(これなら仕事場にも着けて行けそう。)

Sewing

お弁当再開でおニューのお弁当セット

5/11/2020

まだまだ長引きそうなコロナ禍の中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。Alabamaでは丸々1ヶ月続いた外出禁止令が解除されて、5月1日から自宅待機要請に戻りました。主人は出社が可能になりましたが、会社としてもこの1ヶ月でリモートワークが案外上手く機能すると判断したのか、外出禁止令明けは出社とリモートが半々というような仕事のスタイルになったようです。そして出社すればまだお昼ご飯を食べる場所に困るので、またお弁当が復活しました。まだこのお弁当作りは続きそうなので、新しいお弁当セット(お弁当包み+箸袋)を作りました。

(今日5/11のお弁当は、これ。)

布を新しく買いに行く事も出来ないので、手持ちの布の中から選びました。薄いブルーの地に矢印の柄です。大きさも形も、前作と同じです。


角もきれいに縫えました。


お箸だけじゃなくて、スプーンやフォークを持ちたい時にも柔軟的に使えるのがこの箸袋の良いところです。

(いろんな長さや幅のカトラリーに対応可です。)

ポケット部分の入れ口がよりはっきりするようにデザインを少し変えて、もう1つ作ったのがこちらです。巻いた時に出るデザインも面白いと思いました。


箸袋用に用意する35cm x 35cmの布の1辺に5cmの別布を付けました。もう少し細くても良かったかな。


これでお弁当セットが合計3セット出来ました。洗い替えもたくさん出来たので、連日のお弁当でも対応はバッチリよ。