先日お友達のお宅におよばれした時に、一緒に行った別の方が、お手製のケーキを素敵なバッグに入れて持って来られていました。しかも、手作りとの事。私も何か手土産を持って行く時には、それを入れるのにぴったりの形や大きさの紙袋などを探すのにいつも苦労するのですが、そのバッグは入れる物のサイズも選ばなさそうで、とても使い勝手が良さそうでした。作り方を教えて欲しいと頼むと、彼女ももう何年も前にどなたかから教わったのだそうで、その時にもらった作り方を書いた紙を探し出してくれて(ちゃんと保管してあるところが偉いなぁ。)後日それを頂く事が出来ました。
正方形の生地の全ての辺に同じようにタックを寄せて持ち手を付けるという基本的な作り方はそのままに、以前から機会があったら使ってみたいと思っていたリバーシブルのキルティング生地を使って一枚で仕立てる為に、自分なりに少し改良を加えて作ってみました。
《材料》
リバーシブルのキルティング生地
キルト芯
《作り方》
① 裁断
本体 58㎝×58㎝ 1枚
口布 9㎝×25㎝ 2枚
持ち手 9㎝×56㎝ 2枚
キルト芯 2.5㎝×29㎝ 2枚
② 本体に11㎝のボックスプリーツを3ヶ所作り、ミシンで仮留めしておく。
③ 本体に口布を中表に合わせ、直線に縫う。(向かい合った2ヶ所。)
⑤ 持ち手用の布を縫い代1㎝で中表に縫い合わせ、輪にする。
⑥ ④で口布を付けなかった本体の2辺に、⑤を中表に合わせて直線に縫う。
⑦ 内側にくるむように四つ折りしてしつけをかけて、落としミシンで本体に縫い付ける。
⑧ 持ち手に厚みをつける為に、細長く切ったキルト芯を巻き込んで端をミシンで縫う。
完成です。
(リバーシブルで使えます。派手だけど、黒いラインが効いてるこっちも好きです。)
ちょっと金糸が入っていて布自体がゴージャスなので、何を入れても実際以上に中の物が良く見えそうな気がします。普段はおとなしい柄の黒い方を表にしていた方が、使いやすそうです。派手な大柄な方を使うのは、ここぞという時(どんな時?)用にとっておく事にしようかな。
このバッグの良さは、中に入れる物によってバッグが形を変えてくれるところです。ラップをかけてお皿に載せた大きなパイも、お皿ごとすっぽり入ります。マチが無いので、入れる物の自由度が高いんですね。もちろん大きな長方形のタッパーも。
ああ〜っ、両面とも捨て難く好きだなぁ。とは言え、これはどう見ても秋冬用のバッグなので、春夏用のバッグも早々に準備しないとね。布屋さんでウォッチングを続けて、素敵な生地を見逃さないようにしたいと思いま〜す。