ポケットティッシュケース

10/21/2015

久し振りに母と一緒にホテルのレストランで食事をしていた時の事です。理由は忘れたけれど、私がバックからポケットティッシュを出そうともたついていると、母が自分のをさっと出して渡してくれました。(ありがとう!)それは、献血促進キャラクター「ケンケツちゃん」の絵のついた物でした。


母は「街頭で貰ったの。可愛いでしょ。」と言いますが、う〜ん、レストランのテーブルの上でやりとりするのにはどうかなぁ。可愛いか可愛くないかの問題じゃなくて、ケンケツちゃんの赤い耳は明らかに血液のしずくを表していて、これを見たら意識は一気に献血ルームへ飛んじゃうから〜。見る度にそう思ってもらう為に配ってるんだから、人としてこれは正しい反応ですよね。(目的は完全に遂げられていますね、厚労省さん。)ちゃっかり貰っておいてこんな事を言うのはなんだけれど、「使う時は、ケースに入れた方が良いんじゃない?」という訳で、母にティッシュケースを作る事にしました。

(とりあえず試作は4つ。写真は中にティッシュが入っていない状態です。)

試作①は、しっかとした厚めの生地で。

(ティッシュの背面とフラップの裏に、ポケットが2つ。)

(二つ折りにするとすごくかさばる感じで、素材として没。)

試作②は、フラップの角を落とした形にしてみました。個性的なアニマル柄で。

(同じくポケットが2つ。)

(思いがけず、可愛い印象。)

試作③は、もっと薄い木綿で。飾りのレースも付けました。

(ティッシュを入れるとしっかりするので、薄手の木綿地でも芯無しで大丈夫そうです。)


試作④は、ポケットを1つにして、よりシンプルに。

(フラップ裏のポケットをやめました。)

(花柄なら、この位の大きさの柄が丁度良いかな。)

1枚の細長い布を折りたたんで両脇をミシンで縫った後ひっくり返す作業を2回したら完成という、工程の面白さに惹かれます。どうせならポケットを2つ付けたいところだけど、一緒に入れるものと言っても絆創膏位しか思い付かないので1つで十分かな。基本の型紙は、ポケット1つのバージョンとする事にします。ポケット2つにしたければ、作りたいポケットの深さの倍の長さを基本の型紙の長辺に足すだけで出来るので、構造がわかっていれば応用が利きます。フラップの形やデコレーションは、作る度に色々変化をつけたら楽しいと思います。

エアータオルの普及などの影響で最近はハンカチを持たない若者が増えたって聞くけど、ポケットティッシュは相変わらず街頭で配られているから、こちらは広い年齢層にまだ需要があるのでしょう。街でポケットティッシュを配っているのを見ると、タイミング悪く貰い損ねて気まずい感じになるのが怖くて逆に避けて通ろうとしてしまう小心者の私ですが、お手製の可愛いケースに入れて使えるぞ〜!と思えば、にっこり笑って受け取れるようになるかしら。

とにかくこのケース、ハンカチもティッシュも必ず持ち歩く母には、必ず使ってもらえると思います。街中で貰ったティッシュにどんな広告が入っていても、何のキャラクターがプリントされていても、これで安心よ。

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