デニムのラグキルト

9/17/2015

この夏の宿題の一つは、布類の整理でした。それには、もう着なくなったデニムの処分も含まれます。長年愛用しているフランネルのラグキルトは、夫婦でソファーに並んで座った時に一緒に使うのにも十分な大きさがありますが、それ故に大の大人が自分の取り分を巡って静かな攻防を繰り広げる事も。要らなくなったデニムを使って1人用の小さいラグキルトがもう1枚出来たらいいな〜、と思いました。デニムのブルーには、赤を合わせたら間違いなし。以前愛犬ジェニーのベッドに使った赤いフリースが、まだ少し残っているのを思い出して、引っ張り出して来ました。(わ〜い、ジェニーとオソロだ〜!)実際に切ってみないと使える布の量がわからないので、前もって出来上がりサイズは決められず、使える素材全部を使って出来る最大の大きさに仕上げるつもりで、とにかく布にハサミを入れる事から始めました。


(完成品がこちら。アクセントの赤が効いてるでしょ?

《材料》

表地用   要らなくなったデニム  数種類
裏地用   フリース                        1種類
ミシン糸

フランネルのラグキルトは表裏2枚のフランネルの間にキルト綿を挟んであるのですが、今回は表地になるデニムが重いので敢えて表地と裏地の2枚だけで仕上げる事にしました。キルト綿を挟んでいないので、厳密に言うと「キルト」ではないのかもしれませんが…。

《作り方》

⑴  要らなくなったジーンズやジージャンの傷みの少なそうな部分を選び、6インチ×6インチに切る。

もっと大きいサイズで作りたい所ですが、古着からのリサイクルではこれが限界でした。

(ジージャンの袖もチョキチョキ。)

(同じジーンズでも、切り取る場所によって色褪せなどの表情が違うのが面白いです。)

⑵  フリースも6インチ×6インチに切る。


⑶  表が外側になるように⑴と⑵を1枚ずつ合わせて、対角線に赤い糸でミシンをかける。


なんとなく濃い色と薄い色に分けたら丁度同じ位の数ありそうだったので、デザインを市松模様にする事にしました。

⑷  デニムの濃い色と薄い色が交互になるように、縫い代1㎝で7枚つなげる。(縫い代は表側に出るように。)
     濃い色のブロック4枚と薄いブロック3枚の列を4列、逆の組み合わせを4列作る。

ブロックに切った表地はまだ数があったのですが、裏地の方はピースを継いで作ってもこの数が限度でした。


⑸  ⑷を組み合わせて、濃い薄いのブロックが交互に来るように縫い代1㎝で8列つなげる。


⑹  外側の端から1㎝のところに一周ミシンをかける。


⑺  縫い代と周囲のヒラヒラ部分に、目分量で等間隔でハサミを入れる。


⑻  洗濯機でガラガラ洗う。(乾燥機があれば使うのがオススメ。)
     切りっ放しのデニムの端の糸が適度に抜けて、良い感じのフリンジに。

(素敵なダメージ感。)

(裏にはダルメシアンが一杯。このフリースは、これできれいに使い切りました。)

結局出来上がりサイズは、約35インチ×40インチ(約90㎝×100㎝)になりました。


新旧のラグキルトを重ねて大きさを比較すると、やはり半分位の大きさでした。小さいけれど重みがあるので、1人用のひざ掛けとして暖かく使えそうです。まだ暑さの残る中での作業でしたが、逆に、秋冬に向けての早めの準備になって良かったと言えるのかな。

古い方は既に15年位使っていて、良い感じにクタクタです。新しいラグキルトも使い込まれていくのを楽しみたいと思います。

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