Baking

おはぎ2種

9/21/2015

日中はまだまだ夏の暑さが残りますが、朝晩は大分涼しくなり、季節の変わり目を実感する今日この頃です。明日は秋分の日ですもんね。敬老の日の昨日、おはぎを沢山作って、一人暮らしの母に届けに行って来ました。母と私と娘の女3代が揃って、四方山話の午後となりました。


(あんこときな粉の2種類作りました。)

《材料》

うるち米     1合
もち米         2合
粒あん        約900g
きな粉        大さじ3
砂糖            大さじ1
塩               ひとつまみ

《作り方》

     ・準備
          ①  うるち米ともち米を一緒に炊飯器で炊き、水で濡らしたすりこぎで五分づきにする。
          ②  ①を、あんこのおはぎ用は1つ30gに、きな粉のおはぎ用は1つ55gに、計り分けておく。

  〈あんこのおはぎ〉

     ⑴  ラップの上にあんこ60gを平らに広げ、俵型に整えた②を置いて包む。

  〈きな粉のおはぎ〉

     ⑴  ラップの上に②を平らに広げ、団子に丸めたあんこ30gを置いて包み、形を整える。
     ⑵  きな粉と砂糖と塩を混ぜた中で⑴を転がして、全面にまぶす。

あんこのおはぎが10個、きな粉のおはぎが9個出来ました。

あんこやお米の重さを計りながら作るような事は今までした事がなかったので、この位かしら?と適当に見当をつけて決めた重さで一律に作ってみたら、思っていた以上に大きくなってしまいました。でも良いの。いかにも食いしん坊の手作りっぽくて、私らしいし。ただ、次に作る時には今回の分量を参考に、もう少し小さくお上品バージョンにしても良いかな。


子どもの頃は、母が作ってくれたおはぎ。今回は、娘達にレシピを残すつもりでの覚書です。

Quilt

デニムのラグキルト

9/17/2015

この夏の宿題の一つは、布類の整理でした。それには、もう着なくなったデニムの処分も含まれます。長年愛用しているフランネルのラグキルトは、夫婦でソファーに並んで座った時に一緒に使うのにも十分な大きさがありますが、それ故に大の大人が自分の取り分を巡って静かな攻防を繰り広げる事も。要らなくなったデニムを使って1人用の小さいラグキルトがもう1枚出来たらいいな〜、と思いました。デニムのブルーには、赤を合わせたら間違いなし。以前愛犬ジェニーのベッドに使った赤いフリースが、まだ少し残っているのを思い出して、引っ張り出して来ました。(わ〜い、ジェニーとオソロだ〜!)実際に切ってみないと使える布の量がわからないので、前もって出来上がりサイズは決められず、使える素材全部を使って出来る最大の大きさに仕上げるつもりで、とにかく布にハサミを入れる事から始めました。


(完成品がこちら。アクセントの赤が効いてるでしょ?

《材料》

表地用   要らなくなったデニム  数種類
裏地用   フリース                        1種類
ミシン糸

フランネルのラグキルトは表裏2枚のフランネルの間にキルト綿を挟んであるのですが、今回は表地になるデニムが重いので敢えて表地と裏地の2枚だけで仕上げる事にしました。キルト綿を挟んでいないので、厳密に言うと「キルト」ではないのかもしれませんが…。

《作り方》

⑴  要らなくなったジーンズやジージャンの傷みの少なそうな部分を選び、6インチ×6インチに切る。

もっと大きいサイズで作りたい所ですが、古着からのリサイクルではこれが限界でした。

(ジージャンの袖もチョキチョキ。)

(同じジーンズでも、切り取る場所によって色褪せなどの表情が違うのが面白いです。)

⑵  フリースも6インチ×6インチに切る。


⑶  表が外側になるように⑴と⑵を1枚ずつ合わせて、対角線に赤い糸でミシンをかける。


なんとなく濃い色と薄い色に分けたら丁度同じ位の数ありそうだったので、デザインを市松模様にする事にしました。

⑷  デニムの濃い色と薄い色が交互になるように、縫い代1㎝で7枚つなげる。(縫い代は表側に出るように。)
     濃い色のブロック4枚と薄いブロック3枚の列を4列、逆の組み合わせを4列作る。

ブロックに切った表地はまだ数があったのですが、裏地の方はピースを継いで作ってもこの数が限度でした。


⑸  ⑷を組み合わせて、濃い薄いのブロックが交互に来るように縫い代1㎝で8列つなげる。


⑹  外側の端から1㎝のところに一周ミシンをかける。


⑺  縫い代と周囲のヒラヒラ部分に、目分量で等間隔でハサミを入れる。


⑻  洗濯機でガラガラ洗う。(乾燥機があれば使うのがオススメ。)
     切りっ放しのデニムの端の糸が適度に抜けて、良い感じのフリンジに。

(素敵なダメージ感。)

(裏にはダルメシアンが一杯。このフリースは、これできれいに使い切りました。)

結局出来上がりサイズは、約35インチ×40インチ(約90㎝×100㎝)になりました。


新旧のラグキルトを重ねて大きさを比較すると、やはり半分位の大きさでした。小さいけれど重みがあるので、1人用のひざ掛けとして暖かく使えそうです。まだ暑さの残る中での作業でしたが、逆に、秋冬に向けての早めの準備になって良かったと言えるのかな。

古い方は既に15年位使っていて、良い感じにクタクタです。新しいラグキルトも使い込まれていくのを楽しみたいと思います。

Sewing

ブックカバーいろいろ

9/13/2015

8月は「手持ち布の消費月間」と決めて、新たな布は買わず、今ある材料での小物作りに励んでいました。その一つが、ブックカバー作りです。いくつあっても良いし、プレゼントにしても良いし。ついでに細かい修正をどんどん試して数もたまったので、この辺で一度お披露目します。



⑴  グレー地に大きな花
     (裏:イエロー系の野の花)


          2枚作りましたが、大柄な花模様なので本を入れた時の柄の出方が違うのが楽しいです。
          芯無しで、柔らかい仕上がりです。

⑵  茶系レース柄の地にミニバラ
     (裏:ピンクに白ドット・グリーン系小花)


          同じ表地で、裏地を変えて作りました。どちらも好きな組み合わせです。
          ここからは全て、芯を貼っています。

⑶  紺色アリス柄
     (裏:ブルーのギンガムチェック)


          大好きなアリス柄で作れば、何の本を読んでいる時もアリスと一緒でウキウキ。

⑷  紫系花柄と赤いストライプ
     (裏:ピンクのムラ染め)


          基本の型紙を決定したので、その中での布の組み合わせも自由。これは、縦に2枚ハギに。

⑸  花柄ストライプとグリーン2種
     (裏:ピンクの花)


          表は横に4枚ハギだけど、花柄は元々ストライプなのでもっと複雑に見えるかも。


          大好きな布を、敢えて裏地に使いました。      

⑹  アメリカン
     (裏:赤いストライプ)


          上下の無い柄だけれど、一応文字の出方を気にして上下を決めました。


          厚めの生地と接着芯を使ったら、結構武骨な感じの仕上がりに。入れる本を選ぶかも。
          折り返しを留めるリボンもトリコロールにして、益々アメリカ感を出したつもりです。

「せっかく裏地に可愛い布を使っても、見えなくて悲しい〜。」と思っているあなたに朗報です。ブックカバーの上下に端ミシンをかけなければ、リバーシブルにも使えますのよ。(⑵と⑶がそうです。)


ぱっと見はシンプルなギンガムチェックのブックカバーですが、


本を開くと、ポケット部分の端2㎝だけアリス柄が覗く様に作ってあります。チェック側を使っていても、アリスの事を忘れていないよ、という意思表示(?)。勿論全面ギンガムチェックにも出来るけれど、ちょっと遊んでみました。

ただ、リバーシブルにしなくても、本を出し入れする度に裏地をのぞき見出来る密かな喜びがあるので、十分に楽しめるとも言えます。そして、端ミシンをかけた方が形がしっかりする事は確かなので、リバーシブルにするかどうかは考え所です。

文庫用のカバーは沢山作ったので、大分手が慣れて自信がつきました。これからも定番として作っていけそうです。中途半端に残った布の使い方としては、とても良い方法を見つけた気がします。次は新書用のカバーも作りたいな。

Craft

REGZA用のタブレットカバー・合成皮革版

9/02/2015

前回の試作(試1)が結構好評なのに気を良くして、手元にあった合成皮革でも作ってみました(試2)。今回はちょっとゴージャスな感じになりましたよ。試1は、シール付きの丈夫な紙を貼って作ったのでとても薄く軽く出来たのですが、擦れなどに対する耐久性は未知数です。試2は材料の自体に厚みがあるので、一回り大きくなってしまいました。丈夫そうだけれどかさばるので、手荷物で持ち歩くのは億劫かも。実際に主人に両方使ってもらった上で、感想を聞いてみたいと思います。テイストが違うので、カジュアルシーンとオフィシャルシーン(どんな時?)で、使い分けてもらっても。



試1との変更点は、次の通りです。

          ①  表面に合成皮革、裏面に薄いフェルトと厚いフェルトを使う
          ②  充電器を使いながら画面操作が出来るように、ストッパーの中央に開きを作る
          ③  画面を見る時の角度
          ④  ゴムひもとその固定方法

(畳んだ状態。)

(反対の面は、折り目があるのがわかります。)

《材料》       (参考:REGZA実寸  縦17.5cm横25.5㎝厚さ0.7㎝)
                              
土台になる厚紙                              18.5㎝x26.5㎝     2枚
                                                       11㎝x26.5㎝        1枚
                                                       7.5㎝x26.5㎝       1枚
                                                       2㎝x26.5㎝          1枚
合成皮革                                        約65㎝×30㎝        1枚
薄いフェルト                                 42㎝×26㎝           1枚
家具の滑止めシート                      17.5㎝×26㎝        1枚
                                                       11㎝×1㎝             4枚
平ゴムひも(12コール 1㎝幅)     13㎝                     4本
ボンド
グルーガン

《作り方》

⑴  土台になる厚紙を切る。

      私は100均バインダーを使いましたが、厚みと強度があれば何でもOK。


⑵  切った土台の間隔を5㎜ずつあけながら順番に並べて、紙テープで繋げていく。

(下のマットのグリッドの単位はインチです。定規は㎝。わかりにくくてゴメンナサイ。)

(表と裏の両面からしっかり紙テープで貼ります。)

⑶  合成皮革の裏面に⑵を置き、周りに1.5㎝プラスして裁断する。

⑷  ⑵の表面全体に水で薄めたボンドを刷毛で塗り、⑶を貼る。
     しっかり接着したら、裏返して土台の周囲にボンドをつけて、合成を裏側に折り返して貼る。

     この時、革の四隅の部分を三角に切り落として、綺麗な角が出るように気を使いました。

(土台と土台の間の折り曲げる位置で、革にV字のノッチを入れました。大事な一手間。)

(表面全面に貼れました。)

     折り曲げる事を考えると折線のところに少し遊びが必要で、その加減が難しかったです。

⑸  タブレットを固定する為のゴムひもを付ける。

     該当の土台の、四隅から縦横に15㎝、内側に1㎝入ったところに、カッターで切れ目を入れます。
     そこからマイナスドライバーを使ってゴムひもを入れこみ、両端を裏に出し、グルーガンでがっちり固定。


(表から見るとこんな感じ。穴を開ける時に、ちょっと革がヨレちゃいました。)

⑹  裏に薄いフェルトを貼る。

     ゴムひもを付けた土台の端から反対側の端の土台に1~2㎝程度かかるまでをカバーするように。

⑺  ⑹で貼り残した土台に、家具の滑止め用の厚いフェルトを貼る。

⑻  端にストッパーを付ける。

     1㎝×11㎝に切った同じフェルトを2枚重ねて上下の端から中央を開けて貼る。
     その隙間から、充電器のプラグを差し込む事が出来る。

     力がかかるので、念の為ここはグルーガンでがっちりと接着しました。

(ゴムひもの始末が上手く出来たので、凹凸が少なくてスッキリした仕上がりに。)

 完成です。  タブレットをセットした状態がこちら。  

(タブレットが乗っている側は、台を折り返しただけ。試1と違い、ボンドで接着していません。)

試1と構造が違うので、使い方も少し変わりました。色々な角度で画面を見られるのは同じです。基本的には、この角度で使う事を想定しています。


もっと立てる事も出来ます。その場合は、無段階でいけそうです。


そして、試1とは違うポジションがこちらです。


一つ作る度に、修正したいところが出て来たり新しいアイディアが浮かんだり。今回も直したいところはありますが、それはまた次回に。(この試作品シリーズ、永遠に続きそうで恐いです。完成版への道程は遠いかも。)

私のiPad mini とAir の2台にはスタイリッシュな市販品のカバーをつけているのに、主人に私の手作りカバーを使わせるのは何だか心苦しいのですが、使ってくれるそう。好い人だ〜。