Craft

ココナッツサブレのペンケース

8/29/2024

 最近ハマっているお菓子のパッケージで作るポーチシリーズの、ちょっと変わり種を一つ。私の好きなお菓子の一つに、ココナッツサブレがあります。このパッケージは細長いので、ポーチと同じ作り方でペンケースにしてみました。色も形も地味だけれど、結構お気に入りです。(作り方は端折ってしまいましたが、興味のある方は前出の「柿の種ポーチ」や「苺のチョコパイポーチ」を参照して下さい。)


(ペンケースにぴったりの形状です。)

(裏からは、中に何が入っているか見えます。)

まず必要なのは、お菓子を食べた後のパッケージです。必要以上に破ってしまわないように、袋を開ける時から気を付けて下さい。

(そっと開いて、サブレは美味しく頂きました。)

細心の注意を払った甲斐あって、とてもきれいに開けました。


苺のチョコパイのポーチを作った時に、表に使ったパッケージの色が縫い代にまであると裏から見えてしまって気になるという事がわかったので、今回は底とサイドの縫い代部分にはパッケージが入らないようにしました。20cmファスナーを使うので、全体としては縫い代込みで横は23cmになるように作ります。両サイド1cmずつを縫い代にしたいので、パッケージの横は(23−2=21で)21cmにカットしました。縦はバランスを考えて縫い代込みで9cmとしたので、パッケージの方は底の縫い代1cmを引いて(9−1=8で)8cmとしました。

(表裏に大きめに目隠しシートを貼ってから、カットしました。)

裏面には、9cmx23cmにカットした糸入りビニールを使います。ファスナーは、ココナッツサブレのパッケージに合わせて茶色の物を選びました。


中表に合わせてサイドと底を縫い代1cmで縫ったら、表に返して形を整えて、完成です。


(裏もすっきり。)

厚みはないけれど、ココナッツサブレのオリジナルのパッケージの縦横比とほぼ同じ形のペンケースが出来ました。可愛さという点ではイマイチですが、実用的という点ではなかなかのものではないかと、ニンマリしています。

Craft

苺のチョコパイの贅沢ポーチ

8/18/2024

 柿の種ポーチの出来に気を良くして、お菓子袋を使ったポーチの第2弾をお届けします。今回はロッテのチョコパイです。しかもちょっと贅沢に、その名も「おもてなしチョコパイ あまおう苺 パーティーパック」です。元々チョコパイは大好きですが、苺のチョコパイのパッケージには苺がいっぱい印刷されていて全体に可愛いのです。よく買うのは6個入りの箱入りの物ですが、9個入りのパーティーパックはプラスチックの袋だったので、棚にある段階でもうポーチにしか見えないという「ポーチ病」に罹っちゃっている私です。


(完成サイズは大体縦17cmx21cmです。)

作り方は柿の種ポーチと変わらないので、基本的にはそちらを参照して下さい。柿の種ポーチとは少し変えた点を中心に、簡単に説明します。

まず、材料になるパッケージを用意します。20cmのダブルファスナーポーチ用にカットしてあった糸入りのビニールをパッケージの絵柄に合わせてみたところ、丁度良さそうだったので、この大きさに決めました。もう一回り大きいポーチも作れなくもないけれど、私はこの大きさが使いやすいと思います。

(中のお菓子はもう食べちゃった後。)


柿の種ポーチは、パッケージの文字が中心から右に少しずれていたのが気になったので、今回は文字が中央に来るように気を付けました。

念の為に、必要な大きさより一回り大きく粗裁ちしてから、窓用目隠しシートを表面に貼りました。この時貼るシートも、同じ位かもう少し大きめにカットしてあります。



前回シワなくきれいに貼れたので油断があったのか、今回は全然上手く貼れなくて物凄くシワシワになってしまいました。慌てて何度かやり直してみても一向に改善せず、どうしたものかと一瞬迷いましたが、シワより可愛さが優っていると信じて先に進みます。裏から見ると真っ白で面白味がないので、裏にもワンポイントを付ける事にしました。パッケージにあったチョコパイの形を切り取って、裏に窓用目隠しシートを貼る時に一緒に中に入れ込みました。シートでラミネートする感じです。

(パッケージからこの部分を切り抜きました。)

(裏の白い面に、ラミネート。)

本体の周りにはみ出ている目隠しシートをカットします。


ここからは、いつものポーチ作りの過程と同じです。ファスナーの両側にパッケージで作った本体(正面用)と糸入りビニールの本体(裏面用)をつけて、ファスナーを中心に本体を中表に合わせて、周囲をコの字に縫って、裏返したら完成です。

(底の角を三角にカットしてね。)

(裏から見ると、こうなってるよ。)

結構インパクトのあるポーチになりました。(文字、デカ!)


裏から見ると、中身が空でも何か入っているように見えるという仕掛けです。


実際にチョコパイを1個ポーチに入れると、こんな風に見えます。


裏から見た時に、縫い代分に見えている赤が強くて気になるので、縫い代のところは目隠しシートだけになるようにパッケージの大きさを調整した方がすっきりしたなあというのが、反省点です。それと、とにかく今回はシートが上手く貼れなくて表面がシワシワなのが悲しかったです。でもまあ、全体としてはやりたい事は出来たので、良かったんじゃないかと思います。

Sewing

カフェカーテンで小さなサブバッグ

8/16/2024

 セリアで見つけたウィリアム・モリスのデイジー柄のカフェカーテン1枚で、サブバッグを作りました。デザインは、紆余曲折の末、一番簡単な形のシンプルなバッグになりました。このカフェカーテンのシリーズは他にも私好みのデザインが沢山あるので、色々試してみたいです。


(持ち手を除いたサイズ:縦30cmx横29cm)

(コンパクトに畳めます。)


材料として使ったのは、このカフェカーテンです。素材はポリエステル100%なので、表面がツルツルしていて、多少の汚れは濡れティッシュでさっと拭けばOKそうです。ただ、ミシンで縫うには生地が伸びやすいので、ちょっと注意が必要です。



《作り方》

①  布の準備。

  ミシン目を解いて、アイロンをかけて、1枚の布に戻します。
  この段階で、布のサイズは縦48.5cmx横84cmでした。

②  裁断。

  縦の長さはそのまま使って、幅10cmで持ち手を2本分取ります。
  残りは横幅を半分にカットして、バッグの本体にします。
  (この段階では巾着型にしようと思っていたので2枚に切りましたが、今回のようなトートバッグなら1枚のままでも良かったです。)



③  持ち手を作る。

 幅を4等分に折り両端にミシンをかけて、持ち手とします。


④  本体に持ち手を仮縫いする。

  カフェカーテンの上下(長辺)がミミなので、ここの辺処理は不要です。
  上から2cmのところで内側に折り、アイロンで印をつけておきます。
  本体の上部の幅の中心をマークし、そこから左右に6cmずつ行ったところに持ち手の内側がくるようにセットします。アイロンで印を付けたところに持ち手の端を合わせます。


  本体の上線から7mm位のところに持ち手をミシンで仮に留めておきます。


⑤  底を縫う。

  本体を中表に合わせて、底を縫い代1cmので縫います。


⑥  脇を縫う。

  底を7cm(縫い線からは6cm)折り上げて、脇を縫い代1cmで縫います。


  切りっ放しの布端は糸がかなり出て来るので、バイヤステープで包んで始末しました。


(アメリカで買ったバイヤステープの残りです。)


  ここまで来て、底を袋縫いしていなかった事に気付きましたが、縫い直しが面倒で、まあ気付かなかった事にして続行。後に結局それでも良かった事になるとは、この時には知る由も無く。ううっ。

⑦  本体の口の始末をする。

  折り跡をつけてあったところで折って、布端2mm程度のところを一周縫う。


  持ち手を上に折り返して、バッグの端2mm程度のところを持ち手と一緒に一周縫う。


⑧  出来上がり。


と、思ったのですが…なんだか縦長すぎてバランスが悪いので、ここからもう一捻りしました。


(図書館に返す本を入れて、一度はこのまま使ったんだけど。)


(重みの為か益々縦長の印象に。)

⑨  縦の長さをカット。

  脇を解くのが面倒なので(また?)、底の折り返しのギリギリで真っ直ぐにカット。袋縫いして底の処理は終了ね。



⑩  ポケットを付ける。

  カットした分の布が勿体無いので、その生地でポケットを作ってバッグに付けました。
  縫い付けたバイヤステープの部分を切って、残りの幅を半分にしたら、約15cmになりました。持ち手と持ち手の間に収まるように、幅12cmのポケットを作りました。


  まずはポケット口を1cmの三つ折りにしてミシン掛けします。脇は袋縫いにしました。


ポケットの上の1枚で2cm出ているところは、無理やり細い三つ折りにしてミシンをかけました。ここは本当に無理やり縫ったので、ミシン目が汚くなっちゃいました。


持ち手と持ち手の間の縫い目を解いて、そこにポケットの上の1枚布の部分を滑り込ませて、解いたミシン目の線上をもう一度縫いました。これで、ポケットが付きました。



今度こそ、完成です。やった〜!

(「可愛い」は、正義。この形の方が好きよ。)

結局極々単純な、ほぼ正方形のマチ無しトートバッグになりました。

(ノートは十分入る大きさです。)

苦労したけど、畳めばきれいにポケットに収まる形に着地出来たので、成功したという事にします。良い頭の体操にはなったかな。やれやれ。

(畳んだら、奇跡的に上手いこと収まりました。)

100均やコンビニでちょっとした買い物をする時には重宝しそうな大きさです。とても気に入った素材だったので、実用的な物が出来て良かったです。モリス好きのお友達へのプレゼントにも良いかもね。

Craft

柿の種ポーチ

8/12/2024

お菓子売り場で柿の種のパッケージが何種類も並んでいるのを見かけました。わさび味の柿の種が美味しいって教えてくれたのは上の娘だったなあと思って眺めていたら、このパッケージでポーチを作りたくなりました。クラフト好きの界隈では何年か前にお菓子のパッケージでファスナーポーチを作るトレンドがあったので、プラスチック製のお菓子の袋に透明な窓用の目隠しシートを貼るとラミネート加工したみたいになって布の様に扱えるという事は知っていました。スーパーで柿の種(色が可愛いので梅しそ味にしたよ)を、セリアで窓用の目隠しシートを買って、ウキウキとお家に帰りました。


(縦17cm横21cm。何を入れようかな?)

材料は、こちら。梅しそ味の他にも、わさび味(緑色)・うま塩味(黄色)・レギュラー(オレンジ色)などがあるので、お好きな種類でどうぞ。今回私はピンクのポーチが良いなあと思ったので、梅しそ味を選びました。勿論美味しいしね。


(中がチラッと見えるパッケージデザイン。)

窓用の目隠しシートも柄物など色々種類があるけれど、私は無地を選びました。クラフトに使うのなら沢山は要らないので、100均に置いてある位の小さな物で十分だと思います。ちょっとだけ試してみたい私には、有難い存在です。



では、作っていきます。まずは、袋を丁寧に切り開きます。


使いたい範囲より大きめに目隠しシートを貼ります。


周囲に1cmの縫い代分を考慮して、柄を見ながらカットラインを決めます。(縦の長さは何でも良いので、この辺は自由。)20cmの金属ファスナーを使うので、横は20cm+3cmで23cmとします。(長さをどこででも切れるコイルファスナーを使えば、横のサイズも自由です。)

裏はいつもの糸入りのビニール生地です。表と同サイズにカットします。


後はいつものファスマーポーチの作り方で仕上げていきます。




角の余分な縫い代を三角にカット。


表に返して角を出したら、出来上がりです。


柿の種ポーチって、面白いと思うの。


部分的に中が見えるから、便利そう。



(裏から見たら普通のビニールポーチです。)


まだ目隠しシートが残っているので、可愛いパッケージのお菓子袋シリーズを作っても良いかなあと思っています。