フワフワが幸せなフェイクファーのバッグ
12/08/2021ヒョウ柄フェイクファーで、簡単なバッグを作りました。本当は少しマチもつけたかったんだけど、縫いにくそうなので途中で計画変更。でも、ペタンコ型でも開き口が広いので十分荷物も入りそうです。ショルダーストラップを付けてボディバッグに、ストラップを外したら大きなポーチかクラッチバッグとしても使えます。
(見た目はかなりゴージャス。)
(ショルダー紐を付けたらこんな感じ。)
《材料》
フェイクファー 33cmx22cm 2枚
内布(サテン) 33cmx22cm 1枚
33cmx50cm 1枚
黒合皮 3cmx10cm
30cmファスナー 1本
Dカン 2個
《作り方》
作り方は、基本的にいつも作っているペタンコポーチと一緒です。ただ、こんなに毛足の長いフェイクファーを縫うこと自体が初めてだったので、戸惑う部分は多々ありました。縫う時はなるべく意識的にファーを内側に押し込むようにしながら縫っておくと、後で引き出す時に少し楽になるかもしれません。ファーにファスナーを縫い付けながら、「しまった!これでは開閉の時にいちいちファーを挟んでしまって、大変かも。」と思いましたが、ファーの毛並みが下向きになるようにしておいたのでファスナー側へ立ち上がって来る事は無く、全く問題ありませんでした。とは言え、タブに使った黒い合皮をバッグの上部に数cmだけでも使っておけばファスナーにファーが引っかかる心配が少なくなったかもね、と思います。
① 内布の準備
33cmx50cmに裁断した方の布は、折りたたんでポケットを作っておきます。これを縫った時はまだマチをつけるつもりだったのでポケットの底を端から3cmのところにしてありますが、最初からマチを作らないつもりだったらポケットの底と布端を合わせてしまって一度に縫ってしまえばもっと簡単でした。(裁断の寸法は変わってきます。)いや、それを言うならポケット無しにしておけばもっと簡単でしたね。
縦長に置いて、下から17cmのところで山折り、上から19cmのところで谷折りして、アイロンでしっかり跡を付けておきます。
山折りしたところに端ミシンをかけます。ここがポケット口になります。
全体をポケット口で二つ折りにして、谷折りのラインの上を縫います。ここがポケットの底になります。
これで、内布(33cmx22cm)が2枚用意できました。
② タブの準備
合皮の真ん中にラインを引いて、両端をそのラインに合わせて突き合わせてクリップで留めてクセを付けておきます。クセが付いたところで、両端を縫います。長さを半分に切ってそれぞれにDカンを通し、仮留めしておきます。
③ ファスナーをつける。
フェイクファーとファスナーの中心を合わせ、フェイクファーの端5mm位空けてファスナーを置き、クリップでしっかり留めておきます。ファーは、なるべく内側に入るようにしておくと後が楽です。ファスナーの端は折り返した後三角に折って、処理しておきます。
ファスナーの端から3mm位のところを縫います。
ファスナーを挟むように内布の上部の端をフェイクファーの端に合わせてクリップで留め、フェイクファーの裏側からさっき縫ったミシン目の内側1〜2mmのところを縫います。(ファーのボリュームに押されて結構ギリギリになってしまいましたが、どうせ毛足で隠れてこの辺は見えないので、「穴が開いてさえいなきゃ良いや。」位の気持ちで思い切って縫うのが正解。
いつもだったらファスナーを挟んだ状態で表側から端ミシンをかけるところですが、ファーに直接ミシンはかけられないので内布側からミシンをかけておきました。ファー側は縫い代部分にミシンがかかっている状態で、表には響いていません。
(ここの糸は、白に変えるべきでした。反省。)
反対側も同様にします。
④ 仕上げ
ファスナーの下1cm位のところに、タブを仮留めします。
返し口の縫い代を内側に織り込んで、ミシンで閉じます。
完成です。
(上から見ると、こんな感じ。)
簡単なのにかなりゴージャスな仕上がりになって、満足満足。そして、今は亡きジェニー(昔飼っていたゴールデンレトリバー)を思い出させるこの幸福感のある感触よ。いつまでも触っていたい気持ち良さですが、悩みは抜け毛。撫で撫ですればするほど、出てきますわ〜。でもそんな短所もありながらとても気に入ったので、同じ生地で携帯とお財布が入るだけの小さなポシェットがあっても良いかなあなんて思っています。(誰か作ってくれないかな。)今回取り付けたショルダーストラップは、私が持っている何かのバッグ(全く覚えが無いけど)に付いていた物でずっとクローゼットの中に放置されていた品ですが、これ専用にしても良いくらい合うんじゃないかと思います。
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