Christmas

2021年のクリスマスツリー

12/24/2021

 今年も残り少なくなって参りました。11月には日本のコロナワクチンの接種状況がだいぶ進み且つ感染状況も落ち着いて来て、2回のワクチン接種が済んでいれば隔離期間も10日に短縮されていたので、年末年始は日本に一時帰国しようと考えて準備をしていました。必要不可欠では無いけれどブースター接種も済ませ、国際免許証も作り、隔離中の健康管理に必要なアプリも早々にインストールして、もう準備万端で帰る気マンマンだったのですが…。ご存じのように11月末にオミクロン株という新たな敵が出現して、日に日に入国の際の規制が厳しくなっていき、いろいろ考えた結果、今回の一時帰国は取りやめる事にしました。ただ家族に会いたくて帰るのに会うことで逆に迷惑をかけるかもしれない、と考えたからです。とりあえず予定を1ヶ月延期しましたが、それでどれだけ状況が良くなるのか又は悪くなるのか、先の事は全く予想がつきません。(この日程でもダメなら、もう今年は帰れません。)今は状況の好転を祈って待つだけです。


さて、一時帰国を諦めて年末年始をこちらで過ごす事になったので、我が家でも先週末にようやくツリーを出しました。コロナ禍で家にお客様をお呼びすることも無いので、ただ夫婦2人で眺めるだけの為です。(そのためイマイチやる気に欠けていて、例年よりオーナメントは少なめです。)去年はファミリールームの暖炉の横に置いたのですが、今年は玄関横のお客様用のダイニングの窓の前に置いてツリーの光が表の通りから見える様にしました。屋外のデコレーションが皆無の我が家、ご近所へのせめてものアピールです。


(昼はこんな感じ。)

(夜はこんな感じ。)

リースに使ったのと同じリボンをツリーにも使いました。今年は白っぽくてあっさりしたツリーになりました。

テーブル上のセンターピースも、クリスマス用にリメイク。こちらも白のポインセチアをメインに白っぽい感じにまとめて、これまた同じリボンでベースの周りを包んで仕上げました。クリスマスカラーの小さなオーナメントにもワイヤーを付けてピックのようにしてオアシスに入れ込んで、色を加えてアクセントに。造花を付け替えるだけでもう何年も同じベースを使い回しているので中のオアシスは穴だらけなのですが、今年もなんとか持ち堪えております。

(ベースの両端でリボン結びをしています。)


(外から見たら、こんな感じ。)

誰も訪ねて来る人がいないクリスマス。さて、サンタさんは来てくれるかな?

Sewing

フワフワが幸せなフェイクファーのバッグ

12/08/2021

 ヒョウ柄フェイクファーで、簡単なバッグを作りました。本当は少しマチもつけたかったんだけど、縫いにくそうなので途中で計画変更。でも、ペタンコ型でも開き口が広いので十分荷物も入りそうです。ショルダーストラップを付けてボディバッグに、ストラップを外したら大きなポーチかクラッチバッグとしても使えます。


(見た目はかなりゴージャス。)

(ショルダー紐を付けたらこんな感じ。)

《材料》

フェイクファー  33cmx22cm  2枚
内布(サテン)  33cmx22cm  1枚
         33cmx50cm  1枚
黒合皮      3cmx10cm
30cmファスナー  1本
Dカン      2個





《作り方》

作り方は、基本的にいつも作っているペタンコポーチと一緒です。ただ、こんなに毛足の長いフェイクファーを縫うこと自体が初めてだったので、戸惑う部分は多々ありました。縫う時はなるべく意識的にファーを内側に押し込むようにしながら縫っておくと、後で引き出す時に少し楽になるかもしれません。ファーにファスナーを縫い付けながら、「しまった!これでは開閉の時にいちいちファーを挟んでしまって、大変かも。」と思いましたが、ファーの毛並みが下向きになるようにしておいたのでファスナー側へ立ち上がって来る事は無く、全く問題ありませんでした。とは言え、タブに使った黒い合皮をバッグの上部に数cmだけでも使っておけばファスナーにファーが引っかかる心配が少なくなったかもね、と思います。

①  内布の準備

33cmx50cmに裁断した方の布は、折りたたんでポケットを作っておきます。これを縫った時はまだマチをつけるつもりだったのでポケットの底を端から3cmのところにしてありますが、最初からマチを作らないつもりだったらポケットの底と布端を合わせてしまって一度に縫ってしまえばもっと簡単でした。(裁断の寸法は変わってきます。)いや、それを言うならポケット無しにしておけばもっと簡単でしたね。

(こんな感じで折って、ポケットにします。)

縦長に置いて、下から17cmのところで山折り、上から19cmのところで谷折りして、アイロンでしっかり跡を付けておきます。

山折りしたところに端ミシンをかけます。ここがポケット口になります。

全体をポケット口で二つ折りにして、谷折りのラインの上を縫います。ここがポケットの底になります。


折り直すと、こうなります。


ポケットの両脇を仮留めしておきます。

これで、内布(33cmx22cm)が2枚用意できました。


ポケット無しで良ければ最初から33cmx22cmの内布2枚を用意すれば良いし、ポケットに仕切りを付けて携帯用・鍵用などと細分化するのも有りだと思いました。今回は省略。

②  タブの準備

合皮の真ん中にラインを引いて、両端をそのラインに合わせて突き合わせてクリップで留めてクセを付けておきます。クセが付いたところで、両端を縫います。長さを半分に切ってそれぞれにDカンを通し、仮留めしておきます。



③  ファスナーをつける。

フェイクファーとファスナーの中心を合わせ、フェイクファーの端5mm位空けてファスナーを置き、クリップでしっかり留めておきます。ファーは、なるべく内側に入るようにしておくと後が楽です。ファスナーの端は折り返した後三角に折って、処理しておきます。

ファスナーの端から3mm位のところを縫います。


ファスナーを挟むように内布の上部の端をフェイクファーの端に合わせてクリップで留め、フェイクファーの裏側からさっき縫ったミシン目の内側1〜2mmのところを縫います。(ファーのボリュームに押されて結構ギリギリになってしまいましたが、どうせ毛足で隠れてこの辺は見えないので、「穴が開いてさえいなきゃ良いや。」位の気持ちで思い切って縫うのが正解。



いつもだったらファスナーを挟んだ状態で表側から端ミシンをかけるところですが、ファーに直接ミシンはかけられないので内布側からミシンをかけておきました。ファー側は縫い代部分にミシンがかかっている状態で、表には響いていません。

(ここの糸は、白に変えるべきでした。反省。)

反対側も同様にします。

④  仕上げ

ファスナーの下1cm位のところに、タブを仮留めします。


ファスナーを半分開けておいて、ファー同士、内布同士を合わせて、内布の底に返し口を残して周囲をぐるりと縫います。ファーのボリュームを考えて、いつもより長めに返し口をとっています。


返し口から手を入れてひっくり返します。ミシンで縫い込まれたファーを、目打ちで掻き出して整えます。

(縫い込まれている状態。)

(目打ちで掻き出すと、フワフワに。)

返し口の縫い代を内側に織り込んで、ミシンで閉じます。


完成です。


(上から見ると、こんな感じ。)

簡単なのにかなりゴージャスな仕上がりになって、満足満足。そして、今は亡きジェニー(昔飼っていたゴールデンレトリバー)を思い出させるこの幸福感のある感触よ。いつまでも触っていたい気持ち良さですが、悩みは抜け毛。撫で撫ですればするほど、出てきますわ〜。でもそんな短所もありながらとても気に入ったので、同じ生地で携帯とお財布が入るだけの小さなポシェットがあっても良いかなあなんて思っています。(誰か作ってくれないかな。)今回取り付けたショルダーストラップは、私が持っている何かのバッグ(全く覚えが無いけど)に付いていた物でずっとクローゼットの中に放置されていた品ですが、これ専用にしても良いくらい合うんじゃないかと思います。


Sewing

冬用ガジェットポーチとケーブルバンド

12/02/2021

 旅行の時などは、ケーブル類や充電器などをフェルトで作ったファスナーポーチにまとめています。何年か前に作ったこのポーチが大分くたびれて来ていたので、作り替えました。前のポーチが爽やかなブルー系の色だったので、イメージをがらっと変えて、紺色の背景に濃いピンクのバラがシックな印象のフェルトを使いました。春夏用から秋冬用へ転換って感じになりました。


(ポーチには、20cmファスナーを使っています。)

(前作では、16cmファスナーを使っています。)

材料のフェルトは、同じシリーズの色違いです。今回はポーチの脇の縫い代をバイアステープで始末したのですが、思ったよりフェルトが厚かった(固かった)為か、幅が細過ぎて縫いにくかったです。縫い代が中に入ってしまう作り方の方が作り慣れているし実際簡単な気がするので、もうこの作り方では作らないかもですが、一応記録を残しておきます。

《材料》

表生地(フェルト) 23cmx30cm
内生地(木綿)   23cmx30cm
20cmファスナー   1本
  

《作り方》

①  表生地にファスナーを中表に合わせて縫い代8mmで縫う。


②  ファスナーを挟んで内生地を中表に合わせて①の1mm内側を縫う。


③  表に返して、端ミシン。


④  ファスナーの反対側も①〜③と同様に。



⑤  もう一度裏に返してファスナーを上に半分に折り、脇を縫い代1cmで縫う。


⑥  縫い代を5mm程に切り揃えてから、バイアステープでくるんで始末。


⑦  底に4cmのマチを作る。


⑧  縫い代5mm残してカット。ジグザグミシンで始末。

(マチはジグザグミシンだけ。)

⑨  表にひっくり返して、出来上がり。

脇はきれいにバイアステープが付いたのですが、マチの方は手持ちの細めのバイアステープではフェルトが重なっている脇の縫い代部分を十分にくるみきれそうもなかったので、ここは諦めてジグザグミシンでの簡単処理にしました。完全に計画ミスです。あんまりポーチの中まで覗くことはないかもしれないけれど、中途半端になってしまい残念です。

次にケーブルバンドを作ります。前に作ったものよりほんの少しだけ長くしました。出来上がりサイズは、幅5cm長さ10.5cmです。


《材料》


表生地(花柄フェルト)  10.5cmx5cm

裏生地(ピンクフェルト) 表生地より少し大きめに裁断

3/4in幅の面ファスナー   4.5cm




《作り方》

①  表生地の端5mm位空けて、面ファスナーのふわふわな方(メス)を付ける。裏生地にも同様に、面ファスナーのフックの方(オス)を付ける。

②  2枚を下の写真の様に置いて、外表に合わせて周囲を縫う。


(こんな感じで合わせます。)


裏生地が周囲に見える状態で、表生地の周囲ギリギリのところを縫うのがミソ。

(とは言え、ギリギリを攻め過ぎた感あり。)

③  表生地に合わせて、はみ出している裏生地をカット。

(きれいに仕上がりました。)

④  完成。

(くるっと巻いて使います。)

サイズを変えて、細いバージョンも作りました。これは少し短いケーブル用にするつもりです。出来上がりサイズは幅3cm長さ7.5cmで、作り方は同じです。


(作り方は同じです。)

改めて並べてみたら、私の使っているケーブルって劣化が激しいんだなあと思いました。明日は新しいiPadが届く予定でもあるし、いろいろ見直ししようかな。