日本では10月31日が衆議院選挙の投票日ですね。私達夫婦は先週末日本よりひと足早く、ジョージア州アトランタにある日本領事館で在外投票をして来ました。(在アトランタ総領事館の管轄範囲は、アラバマ州・ジョージア州・ノースカロライナ州・サウスカロライナ州の4州に渡ります。ケンタッキー州にいた時は、ミシシッピ州のナッシュビルにある総領事館にお世話になりました。)
アトランタの総領事館が入っているビルは、大きなショッピングモールの隣にあります。去年パスポートの更新に行った時はコロナ禍の真っ只中で、モールは全館クローズ。領事館の窓口業務も午前中に限られていて完全予約制でした。今回はモールの地下駐車場に車を入れて領事館へ向かいましたが、マスク姿とはいえ沢山の人が楽しそうに歩いているのを見て、前回来た時とは随分街の様子も変わったなあと思いました。
ビルの入り口を入ると、領事館の職員らしき人が「投票ですか?」とすぐに声をかけてきました。動線を最短にする為か、その方がエレベーターまで真っ直ぐに案内してくれて、「8階へどうぞ。」8階でエレベーターの扉が開くとそこにも案内の人が待っていて、ほんの数メートル先の領事館まで案内してくれました。投票時間は5時までで、私達が着いたのは4時頃でした。まずは手荷物検査を受けて中に入ると、パスポートと選挙人証の提示を求められ、マスクを取って本人確認。何人か先客がいて、そこで投票台が空くまで少し待つ事になりました。領事館の窓口の前の待合室の椅子などの配置を変えて、臨時の投票所を上手く作っているのがわかりました。順番が来ると、受付の用紙を書いて提出し、そこで小選挙区用と比例代表用の2種類の封筒と投票用紙を受け取ります。自分で自分の選挙人番号や該当する選挙管理委員会の名前を書かなければいけないので間違いのないようにと結構緊張しましたが、職員の方はとても親切に説明して下さって迷うような事はありませんでした。投票台に背表紙が何センチもあるようなファイルが2冊置いてあり、全国の小選挙区の候補者の一覧を見られるようにもなっていました。(そりゃ、分厚くもなりますわ。)私は事前に調べて誰に投票するか決めていましたが、折角なのでファイルを覗いてもう一度確認してから名前を書きました。
小さな封筒に記入済みの投票用紙を入れて封をし、それをもう一回り大きな封筒に入れてもう一度封をします。これを、小選挙区用と比例代表用の2種類作ります。ここまでが、自分でする作業です。この後この封筒をまた別のカウンターに持っていくと、またパスポートと選挙人証で本人確認の後記入に間違いが無いことを確認の上、別の立会人の方が署名をしてくれて手続きは終了です。投票期間が終わったら、まとめて日本に送られるのだと思います。後はよろしくお願いします、という気持ちです。在外選挙人証の裏に投票の記録を貰い、無事に初めての在外投票を終えました。