この夏の残骸

9/27/2021

まだまだ日中は日差しも強いのですが、朝晩にはちょっと肌寒く感じることもあり、そろそろ秋の気配が漂って来ました。 よく行く手芸店の広告にもモコモコの毛糸が載るようになって、また何か編みたいな〜とは思うのですが、新たに毛糸を買う前に懺悔しなければならない事が。この夏に編んだ失敗作の膝掛けがあります。ここに一度お見せして、次への反省とします。


(四角く編めなかったのよね。周囲がベロベロ。)


アメリカでは珍しいような優しい色味が気に入って、一気に編んだの良かったのですが、編めば編むほど歪んで行って…。

(糸は、これ。)

(優しい色のグラデーションです。)

こんな感じでグラニースクエアで編んで、


七段目からは、前の段の隙間を埋めるように引き上げ編みを入れながらまた5段編んで、と、疎密を繰り返して縞模様にしました。


良い調子で編み進めているつもりでしたが、大きくなるに従って歪みがどうしようもなくなってきて(どうしても角に向かって伸びてしまい四角にならないの)、私の腕では修正が効かず、この辺りでギブアップ。


周囲をぐるりと飾り編みでまとめて、とりあえず完成としました。

(ここの編み方も伸びる原因だったのかな。)

編み始める時には夏用の膝掛けにするつもりでしたが、24時間室温が自動で管理されているアメリカの家では使い道はありませんでした。残念!せっかく編んだからと無理して膝に掛けていたら、コットンの糸の重みで却って不快という。結局ずっとクリーム色のカバーの掛かったソファの端っこに畳んで置いてありましたが、同じような色で溶け込んじゃう上にせっかくの縞模様も見えず、もう本当に何の為に編んだんだか。悔しくて、ほぼ使っていない客室の濃い色のウィングチェアーに掛けてみましたが、タクシーの座席のレースのカバーみたいにしか見えないので、もう諦めました。まだ残り糸もあるし、一旦まとめて収納箱行きとなりました。(ほとぼりが覚めた頃、糸玉に戻るかも。)

(こんな風に掛けたら、益々伸びるやないかい!)

この失敗に懲りて、この夏はこれ以降全く編み物はしませんでした。色合いと編み方は気に入っていたので、周囲が波打ってしまう失敗が余計に悔しかったです。編み図の修正が必要なのか、引っ張り加減など編む時の手の調整でもう少し何とかなるものなのか、私のような初心者にはわかりません。失敗しながら、覚えて行きます。さて、この夏の失敗作の反省が終わったので、またぞろ次の秋冬物に手を出して良いかな?

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