新しいiPad Pro11用ケース

5/16/2019

これまで、黒の合皮と赤いキティちゃん柄の木綿地の組み合わせで、次女のPCケースやポーチをいくつか作って来ました。デザインやサイズは違っても、充電器やケーブル類などの彼女のガジェット周りの物は全てこれらのポーチに収納する結果になり、多少縫製が下手でも統一感があって良いのではないかと思っています。今年3月に会った時に、新しく買ったiPad Pro 11用のケースをまた作って欲しいと頼まれました。もちろん、使うのはやはりこの2種類の布です。構想2ヶ月。お待たせしました、やっと完成しましたよ。


日本で実物のサイズ(縦18cm・横25cm・厚さ0.6cm)を測らせてもらっていたので、それにゆとり分をプラスして自分で型紙を作り、表布用の合皮と裏布用の木綿をカットしました。


(裏地はおなじみの、キティちゃん。)

ファスナーは14in/35cmのもの。ファスナーの幅と同じ幅で合皮を10cm程カットしました。


中表に合わせてステッチをかけて、マチに使いました。


本体表布とファスナーを中表に合わせてつけます。ファスナーの端は、外側に逃すようにして縫います。もう一方の側のファスナーも本体反対側に同様に縫います。

本体裏布と別にカットしたマチ布を中表に合わせて、縫います。

表布と裏布を、中表にして縫い合わせます。


ここまで来てちょっと思いついて、合皮のハギレでタブを作って本体と裏布の間に挟みました。1cm幅の切りっ放しです。(長さは適当。)



角のカーブのところの縫い合わせは、特に神経を使いました。


縫えたら表に返し、裏布をきれいに収めて端ミシンをかけます。

(合皮に折れ目がつきにくいので、クリップでしっかりクセ付けを。)

(エゴエゴしちゃったけど、端ミシン出来ました。)

ちょっと見は昭和の集金袋って感じだけど、


裏は超可愛いの。


カーブ側の端に、アップルペンシル用のホルダーをつけました。ホルダーとiPadとの間のクッションになるようにと、左側にはわざと縫い代を出しておきましたが、このスペース要らなかったかなあ。右側は本体の端ギリギリのところでまつり縫いしています。

さてさて、底がまだ切りっぱなしのままでした。最初は共布でくるんで始末をしようと思っていたのですが、ファスナー下のマチの部分がうまく縫えそうもないので断念し、直線縫いした後ジグザグミシンをかけただけで良しとしました。使い始めたら見えない箇所なので、許してもらおう。


底マチは、ファスナーマチがつかない方に関しては計算通りだったのですが、

(こちらはすっきり。)

ファスナーマチのある方の端は、縫い代が重なって厚くなってしまい、きれいにはいきませんでした。実際に中に物が入ればもう少し気にならないと思うのですが。ちょっとこの辺の詰めが甘かった気がしているので、自分としては作り方に改善の余地があると感じています。(もうワンチャンス、あるかな〜?)

(こちらは、モコモコ。)

一応形としては、これで完成です。

新しいApple Pencil は本体に磁石でピタッとくっつくようになったらしいですが、娘はそれとは別にケースの中にペンの定位置が欲しいとのことでした。外側にファスナーポケットをつけようかとも考えたのですが、カバンに入れるならケースの外側に凹凸が無い方が他の荷物に引っかからなくて良いと思い、このような形にしました。以前作ったPCケースは、磁石で留めるフラップタイプでしかも立体のリボン飾りをつけたので、カバンの中で邪魔だったんじゃないかと気になっていたんです。ホルダーは長さを十分にとったので、ケース内でペンとiPadが直接当たることはないと思います。写真では私の古いアップルペンシルを入れていますが、娘の第2世代のペンを入れたら、これより1cmほど下に収まるはずです。角でカーブさせてファスナーが少し下まで開くようにしたので、短くなったペンの出し入れもスムースだと思います。


iPad Pro 11とほぼ同じ大きさのノート(19cmx24.5cmx0.9cm)を入れてみました。ファスナーを全開してペラっとめくると、キティちゃんがいっぱい。実際に実物を入れてみた感じがどうなるかわかりませんが、とりあえずキツキツだったりゆるゆるだったりということはないはず。近くに住んでいたらもっといろいろ相談したり微調整しながら仕上げられるのですが。使い心地については、娘の報告を待ちたいと思います。


ファスナーを閉めると…やっぱり地味すぎないかな〜?


迷いましたが、ここで娘に一つ提案を。「表側に、キティちゃんの布でワンポイント入れても良い?」了解をもらい、ワンポイントをつける位置と大きさを相談して、ミシンでがっちり縫いつけました。よくよく考えてみたら、以前作ったPCケースも黒い合皮のみのシンプル仕様だったけど、リボン飾りをつけた分多少の愛想がありました。それに比べたら、今回はあまりにもプレーンでした。それに、おそろいの小さなポーチにはこんな風にワンポイントをつけていたっけ。もっと早く気がついて相談していたら、良かったね。

 (Hello Kittyの文字の部分を選んでアップリケしました。)



いろいろ作ってきたこの布も、いよいよ残り少なくなってきました。最後まで、大事に使いたいと思います。

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