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US States Map キルト(3)

3/27/2019

いよいよここからは未知の世界に突入です。州毎のパーツは出来たものの、初めて使うHeatnBondの使い方を間違えたら今までの苦労が水の泡なので、ドキドキです。

まずは、アップリケの土台になるクリーム色のコットン(45インチx60インチ。)を用意して、台所のグラナイト製のアイランドに広げました。実は、今回アップリケをアイロンで接着するにあたってちょっと心配していたのが、我が家のアイロン台の事でした。幅36cm長さ137cmの細長い形状のスタンドタイプなので、土台の布を少しずつ動かしながらピースをアイロンで接着するのは、ずれやすそうだし大変だろうなぁ、と思っていたのです。でも、元の記事(flamingotoes.comのブログ)を読んでみると、この製作者は実際のところ、自分の家のキッチンのグラナイト製のアイランドの上で直接アイロンを使ったというのです。石の上でアイロンなんて、考えた事も無かったのでちょっとびっくりしました。たまたま我が家のキッチンにもグラナイト製のアイランドがあるので、その上に布を広げてみると、とても良い感じ。土台の布を動かす事無く、ピースを並べる事だけに集中出来そうです。ブログを信じて、同じようにやってみました。

(上下に数cm落ちるけれど、作業には問題の無い大きさでした。)

布の中心にカンザス州とオクラホマ州の境が来ると考えて、アメリカ大陸の中心辺りからピースを並べていきます。


良さそうなので、カンザス州から一つずつ貼っていきます。裏の紙を剥がして、布の裏にシールのようにノリが付いている事を確認して、決めた場所に置きます。アイロンは中温で、今度は6秒かけます。

(ペリっと剥がすと、紙に付いていたノリが布側に移っています。)

(アイロンでしっかり接着。)

この中央の州1列を接着した後、左右に1〜3州並べて、アイロンで順に接着していきました。西部の州は面積が大きいし州境が直線的なので、あまり問題無いのですが、東部の州は小さくて州境が複雑なので、ちょっと神経を使いました。数が多い分、ずれも生じてしまいましたし。でもやっぱり、縦まつりでアップリケをする事を考えたら何十倍も楽チンなのは確かです。あっという間に、貼れちゃいました。


 (西部の州は、らくらく。)

(隙間が空いちゃったところは、後でリカバーするつもり。)

そしてもちろん、ハワイとアラスカも。こちらの2州は、他との州境が無い分、楽と言えば楽だったのかも。


全体をみると、こんな感じになりました。


これでアップリケの第1段階は終わりです。次は、ミシンの出番です。

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US States Map キルト(2)

3/26/2019

前回型紙作りは終わったと言いましたが、所詮コピー用紙なので強度に若干の懸念があり、あれからもう一度クラフト用の厚紙で作り直しました。二度手間にはなってしまいましたが、やはりこちらの方が断然使い勝手が良いので、もし同じようなプロジェクトをお考えの方がいらっしゃれば、多少の圧に耐えられる素材(厚紙とかプラスチック板とか)で最初から作られる事をお勧めします。

実は、一時帰国中にふらりと立ち寄ったパンドラ(皆さんご存知の、ジャスコの手芸屋さんです。)で、少しだけ布を仕込んできました。アメリカでも(いや、ケンタッキーだからか?)キルト専門店かオンラインショップでしか買えないMODAの布が何気にカット生地としてで売られていたので、目を疑いましたよ。US Map 用に使う事を想定して、じっくり吟味して買ってきました。そしてその隣には、これまた大好きだけどアメリカでは手に入らないと諦めているYUWA(有輪)のカット生地がぎっしり入ったバスケットが!しかも、セール中ときたもんだ。(眩し過ぎて、クラクラする〜。)大満足の買い物ができました。そして、アメリカに戻ってやっと型紙が用意できて、いよいよこの布たちの出番が来ました。

(日本で買ったのは、MODA5種類、YUWA4種類、その他4種類。)

これに手持ちの布からも使えそうなものを何種類か足して、シックな感じの地図にしたいと思います。

今回の地図は、パッチワークではなくアップリケで作ります。布の裏に両面接着シートを貼って、縫い代を取らずに型紙通りに断ち切りにして、切りっ放しのラインに直接ジグザグミシンをかけて押さえてしまうという、ちょっと乱暴とも言える作り方です。今までやったことのない方法なので、実はドキドキしています。使うのは、こちら。HeatnBond という商品です。

(17in/43cmx5.25yd/4.8mで$10くらい。)

(取り扱い説明をよく読んで、正しく使いましょう。)

HeatnBond のノリの付いている面を布の裏において、軽く(中温で2秒)アイロンを当ててくっつけます。


接着シートが上に向いている状態でその上に型紙を裏返して置き、輪郭をトレースします。この作業の時、厚紙の型紙を使った方が、ずっとストレスが少ないです。「面倒だったけど、やっぱり全部作り直して良かった。」と、ワシントン州一つトレースしただけで確信しましたよ。


線の通りにハサミでカットします。


裏返したら、縫い代なしの州の形が出来上がりです。


一つ目が上手くいったので、この調子で他の州もやっていきますよ。全ての州に違う布を使うほど多種類の布を持っていないので、隣り合う州が同じ布にならないように様子を見ながら、使う布を慎重に決めていきました。時間はかかるけど、楽しい作業です。

というわけで、行きつ戻りつしながら、やっと辿り着いたのがこちらです。丸2日かかりました。手も足も頭も、もうクタクタ。

(型紙に重ねて置いてみました。)

1箇所変えると、ドミノ倒し的にあれもこれもと変えたくなるので、「もう迷わない!」と宣言して、次のステップに進みます。アラスカとハワイは、作業手順の関係上しばらく保留です。(忘れてないよ。)

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US States Map キルト(1)

3/24/2019

3/16にアメリカに戻って来ました。4週間ぶりのケンタッキーの我が家は、住人の留守などまるで無かったかのように、あるべき場所にあるべき姿で待っていてくれました。良かった、良かった。そしてそれは、私のミシン部屋にも言える事でして。一時帰国に発つ前日までアメリカの地図のキルトの型紙を作っていたので、帰って早速ミシン部屋を覗くと、広げた白地図がそのままそこにありました。それを見た途端、一気に時間が巻き戻される気がしました。


以前から色々なところで目にしていて、いつか作りたいと思っていたこの地図のキルト。市販の型紙を買おうとして調べた時には、もう製造中止だったか市販されていないような感じだったので、自分で地図をトレースして作るしかないのかと思っていましたが、駐在仲間のお一人が最近作られたと聞いて、型紙をどこで手に入れたか教えてもらう事が出来ました。教わった通りFlamingo Toes でネット検索すると、型紙を無料でダウンロード出来る上に詳しい作り方まで出ていました。ラッキー!

 (21枚全て並べてみたよ。)

指示通り、縦3枚×横7枚で合計21枚ダウンロードしたけれど、その内3枚は白紙でした。たしかに出てきた順に7枚ずつ3列順番に並べたら地図になるけど、白紙の3枚分が無くても間違えないで作れると思うんだけどな。丁寧過ぎな気が、しないでもなかったです。


隣り合う地図は少しずつ重なっているので、線がうまく繋がるようにテープで貼っていきます。


白紙を除いた18枚をつなぎ合わせました。


ここまでが、一時帰国の前にしてあった作業です。戻ってからの1週間で新たに進んだのは、ここから先の作業です。(恥ずかしいほど、進んでいないのだけれど。)

州境の黒い線を切って、州毎の型紙を作っていきます。後でわからなくならないように、州の名前を書いてからカットしましたよ。


アラスカとハワイはピースが多いので、今のところはざっくり切っておいて、後でもう少し作業します。


切っていて気がついたのは、私がアメリカの地理にいかに疎いかという事です。さすがに今住んでいるケンタッキー周辺や、テキサスやフロリダなど形に特徴のある州はわかるとしても、東海岸の小さな州にいたってはまるでお手上げです。今回、良い勉強になりました。バージニア州の一部がベイを挟んでメリーランドの南部にもあるなんて、今まで全く意識した事なかったです。ダウンロードした型紙は結構形を単純化してあるんだけれども、そのままだとニューヨーク州にロングアイランドが存在しない感じだったので、そこだけは自分で付け足しました。

(メリーランドの形にも自信がなかったので、別の地図で確認。)

切った型紙を元通りに並べ直して、隣り合う州が同じ色にならないように色鉛筆で色を塗ってみたけど、まだ使う布を決めていないので、これが役に立つかどうかはわかりません。次回は、布を決めて接着芯を貼ります。