Sewing

2代目ロールコスメケース

8/29/2016

この夏サンフランシスコを旅行し、長女夫婦にも会って来ました。同じアメリカに住んでいると言っても、シンシナティからサンフランシスコまで飛行機(直行便)で5時間もかかる上に、時差だって3時間もあるのよ。アメリカって広いな〜。日本からは勿論ケンタッキーからですらちょっと遠く感じていた2人の生活ぶりを、今回この目で実際に見る事が出来て、仲良く堅実に暮らしている様子に安堵しました。


閑話休題。

訪ねて行ったアパートで、2年前に娘に作ったロールコスメケースを見かけました。(2014年8月にブログに書いています。ご参考まで。)「おお、まだ使ってくれているのね〜。」と、嬉しかったのですが、結構汚れが目につきます。ブラシ部分が裏地に直接当たるから、どうしても汚れるのね。製造者責任として(?)、その場で作り直しを申し出ました。

(作り直した2代目ロールコスメケース。)

(こちらが、使い込まれた初代。長い間大事に使ってくれていて、嬉しいです。)

娘には、「入れたい物のサイズも本数も変わらないので、基本的には同じ形で。フラップはもっと大きく。」というリクエストをもらいました。具体的に希望を言ってもらえると、作り甲斐があります。

《材料》

家に帰って、日本から少しだけ持って来た生地の箱を覗いてみると、なんと初代のと同じラミネート生地が入っていました。(ほんの数ヶ月前の荷造りのことをもう忘れているのに、軽いショックを覚えましたが。)娘に相談したところ、好きな生地だからまた同じでも良いと言ってくれたので、表の生地はこれに即決です。裏地用には、クリームイエローのサテンを新たに調達しました。

《作り方》

以前の型紙を参考にして、フラップの長さを調整して裁断しました。元々フラップは5㎝としていたところを、今回はたっぷり12㎝とったので、縦方向に7㎝長くなっています。横はそのままです。写真で見る限り初代ケースのフラップは5㎝も無いようなので、娘のを作った後型紙を作り直していたのかもしれませんが、これまた覚えていない…。やはり記録を残すのは大事ですね。

(この型紙の縦の長さだけ変えました。縫い代は、本体の周囲に5㎜。)

ヒモは、縫い代無しで2.5㎝×40㎝に切った生地を三つ折りにして端ミシンをかけて作りました。前作より、出来上がりが少し長くなる予定です。

(ラミネート生地を縫う時には、専用の押さえとクリップが不可欠です。)

作ったヒモを、表地の表面のヒモ付け位置に、縫い代の内側で仮留めしておきます。斜めに付けちゃわないように気を付けて。

ヒモを仮留めした表地と裏地を中表に合わせて、返し口を残して周囲にぐるりとミシンをかけます。最初と最後は返し縫いを忘れずに。そして、うっかりヒモの先を一緒に縫ってしまわないように、ヒモは丸めて布の間に納めておきます。

(クリップとクリップの間が返し口です。ヒモを挟んだところは何回か返し縫いをして丈夫に。)

表に返した時に形がきれいに出るように、角は斜めに、カーブは三角に数ヶ所、縫い代を切り落としておきます。もちろん、ミシン目を切らないように注意して。


返し口から表に返して、形を整えます。私は編み棒を返し口から入れて縫い目に沿ってしごくようにして角とカーブをきれいに出し、アイロンがかけられないので、出来上がり線で折り癖がつくようにクリップで周囲を何ヶ所か留めてしばらくおいておきました。このラミネート生地は厚みがあるので、こうしておくと後で端ミシンをかける時に作業が楽です。

開いている返し口を出来上がり線で折りながら、ポケット口に端ミシンをかけます。


ポケットの深さ分を折り返して、ポケットの底から反対側へUの字に端ミシンをかけます。これで全体の形がきっちり決まり、縫い代も落ち着きます。


次に、ポケットに仕切りをつけていきます。必要なポケットの数は7つ。


ここでも、縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをします。ポケット口は一番力がかかると思うので、3重に縫いました。底の方は5㎜程手前で縫い止めて、少し遊びをもたせました。(効果があるかどうかわからないけど、感覚的に。)

全体像はこんな感じ。


一番長いブラシを入れてフラップを折り返した時に、フラップがポケット口まで来る計算です。

最後に、ヒモの先に丸カンとチャームを付けて、出来上がりです。

(今回は、鍵の形のチャームを付けました。)

使用時には、こうなります。ポケットにブラシ類を入れて、上からフラップを被せて、


端からくるくる巻いて、ヒモにチャームを引っ掛けて留めます。


早速娘に送りましょう。喜んでくれるかな?

【おまけ】

生地がまだ残っていたので、ついでにファスナーポーチも作りました。これと同じ形で生地違いの化粧ポーチも長い間使ってくれていたのだけど、これで化粧品用のポーチとロールケースが同じ生地で揃いました。気分も新たに、セットで使ってくれると嬉しいな。

Quilt

ハートのベビーキルト 完成

8/25/2016

製作中だったハートのベビーキルトが、完成しました。出来上がりのサイズは、約100㎝×100㎝です。



キルトの途中経過の写真などはありませんが、トップ・バッティング・裏布の3枚を重ねてしつけをした物に直径35㎝程の刺繍枠をはめて、枠を移動させながら中央から外に向かってキルトしていきました。ハートの周りに落としキルトをして、ハートをぷっくりとさせましたよ。

キルトが終わったら、しつけ糸をとります。

(写真だとわかりにくいかもしれませんが、ハートの周りに落としキルトをしてぷっくりハートに。)

(アクセントに、無地のブロックに1つだけお花のキルトを。)

トップの大きさに合わせて余分なバッティングと裏布を切り揃えます。

(周囲がスッキリしました。これが出来上がりのサイズになります。)

次に周囲を始末していきます。2.5インチ幅の帯状の布を半分の幅に折り、ダブルストレートバインディングします。ハートに色々なプリント生地を使ったように、4辺に別々のプリント生地を使って、元気で楽しい雰囲気に仕上げました。

(完成!)

裏地には、YOU ARE SO LOVEDの文字とハートマークで埋め尽くされている木綿を使っています。これ、目をひくような派手さは無いけれど、表のカラフルなハートに勝るとも劣らない可愛いさだと思うの。生地屋さんで見つけた時は、もう本当にキュンキュンしちゃいました。この言葉に包まれるベイビーを想像してみて!

(裏から見ると、落としキルトのハートの形が浮かんでいます。)

お姉ちゃまのキルトは大人っぽい色にこだわったのですが、今回作った妹ちゃんのキルトは思いっきりカラフルにして、テイストの全く違う物になりました。ご家族はもちろん沢山の人達の愛情に包まれて元気に成長していくよう、気持ちを込めて作りました。オムツ替えマットに、プレイマットに、お昼寝マットに、何の用途にでもガンガン使ってもらえたら、本当に嬉しいです。

Baking

自家製トマトソース

8/23/2016

前の住人が花壇にしていた小さなスペースに、主人がトマトとミニトマトの苗を1本ずつ植えています。たまに1個2個と採れる位で、丁度いい具合に食卓に上がっていたのですが、夏休みの旅行から帰って来たらこのタイミングで一気に謎の大収穫。何故〜?留守にしている間にどんな天気だったの〜?


帰って来た日に慌てて煮込み料理に2個使ったのですが、焼け石に水なのは明らかで全く減った気がしないので、完熟のものから早く使ってしまう為にシンプルなトマトソースを作りました。

(いやいや、これで全てではないのよ、ホントに。)

《材料》

     完熟トマト    6個
     玉ねぎ           1/2個
     ニンニク        2片
     塩
     砂糖
     顆粒ブイヨン

《作り方》

①  トマトを洗い、ヘタを取り、横に半分に切り、種を取る。


②  ザク切りにする。


③  玉ねぎとニンニクをみじん切りにする。

④  鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかける。


⑤  香りが出てきたら、トマトと玉ねぎを加えてざっと混ぜる。


⑥  少しずらしてフタをして、弱火にかける。

   (20分経ったところ。大分水分が出てきました。)

  (更に20分煮たところ。トマトがくずれてきています。)

(更に20分経過。良い感じになってきました。)

⑦  この辺で、塩・こしょう・砂糖・ブイヨン適宜で味付けして、更に煮詰めます。

  (更に20分煮込みました。ここまでで、合計80分煮ています。)

私はここで完成としましたが、煮込み時間は状態を見ながら調整なので、一概に何分煮るとは言えませんね。もう少し煮詰めても良いですし。

さてこのトマトソース、この日は早速夕食に使いましたよ。チキンをソテーした上にこのソースとチーズをのせてフタをして蒸し焼きにしただけだけど、なんだかご馳走風になりました。味も勿論グッドでした。なにしろ主人が丹精して育てたものだし、無農薬の安心感もあるし。そして残りは小分けして冷凍庫に。ふう〜、一仕事終えた感じです。



Quilt

ハートのベビーキルトNo.1

8/05/2016

以前「お花畑のベビーキルト」を贈ったA子ちゃんのところに2人目の赤ちゃんが元気に生まれたという、嬉しい知らせが届きました。お姉さんに続き、可愛い女の子です。おめでとう!そして、それを聞いた私には大事な仕事があるのよ。そう、ベビーキルトの作成です。急げ〜!


引越しにあたって、パッチワークに使うようなコットン系の布類は日本に置いて来てしまったので、今回使った材料の布とバッティングは全て気持ちも新たに現地調達した品です。生まれる前から女の子らしいとは聞いていたので、漠然と「たくさんのハートに囲まれる感じのデザインが良いな〜。」と思い、そのつもりでちょこちょこ布を買って、水通しをしてアイロンをかけるところまではしてありました。赤ちゃんの写メと共におめでたい一報をもらってから、いよいよ裁断に入りました。(相変わらず仕事が遅い?いやいや、構想期間が長いと言って。)

基本になるハートのブロックは、(「郷に入れば郷に従え」で、こちらにいる間はインチを使いますね。道具もインチ対応だし。)2.5inx2.5inの無地の白と2.5inx2.5inと2.5inx4.5inのプリント布を縫い合わせて作ってあります。申し訳ない位単純なブロックだけど、これを45度傾けたら、あ〜ら不思議、ハートに見えちゃうのよね。 7種類のプリント布を使って、全部で49枚のハートのブロックを作りました。

色のバランスを考えながら、並べてみました。


背景が濃い目のベージュなのでこのままだとお花のつぼみが並んでいるように見えるかもしれませんが、ハートとハートの間にも4.5inx4.5inの無地の白のブロックを入れると、ハートがはっきり浮かび上がります。周囲も同じ生地の三角形で埋めて、完成形の正方形になるのを確認します。

(おお、可愛いんじゃない?)

斜めに一列ずつ繋いでいきます。せっかく決めたブロックの順番を間違えないように、気をつけながら進めます。


そして、この帯状のものを繋げると…。

 

ジャ〜ン!全部繋がりました。これでキルトトップの出来上がりです。

裏布とバッティングとキルトトップの3枚を重ねて、中央から放射状にしつけをかけます。


しつけもかけ終わったので、次はいよいよキルティングに移ります。ハンドキルティングは、地味だけど全ての手仕事の中で私の一番好きな作業です。楽しみ〜。

今日はここまで。完成まで、もう少しお付き合い下さいね。