Sewing

ゴミ入れ付きポケットティッシュケース

5/23/2018

使い終えたティッシュを入れるゴミ入れ付きのポケットティッシュケースを作りました。外出先のゴミ箱の無いところで使った後は、いつもバックに入れているゴミ袋代わりの小さなジップロックに入れておいて、家に帰ってから捨てていますが、ティッシュケースとゴミ袋が一つになっていれば、バックの中をがさごそと探すワンアクションが無くなって、スマートかも。ファスナーにするかパクポにするか迷って、今回はファスナーで作ってみました。


小さいスケールの型紙を作り、構造を確認してから布をカットしました。大好きなこのラミネート生地はこの作品でほぼ使い切りなので、少しも無駄にしないよう慎重に。


表布になるラミネート生地を14.5cmx42cmの大きさに切り、型紙にある山折谷折りの線を裏に直接書き込んでおきます。

線の通りに爪で折山をつけておくと、後の仕事がしやすいです。

(  事前に紙でシュミレーションしておくと、わかりやすいです。おススメです。)

型紙に山折りとあるのは、ポケットティッシュの入れ口になる部分です。折り目がしっかりついて形がぴしっとするように、折り線から5mm位のところにミシンをかけておきます。


2本の谷折り線も折って、左右から布を中央に持ってきます。右側(端までの距離が近いほう)を上にして重ねると1cm重なるはずです。重なった端が動かないように縫い代の中に隠れるところでしつけをかけておきます。


ここまでで出来た表布と同じ大きさの裏布を用意します。14.5cmx22cmになっているはずです。裏地にはグレーのサテンを使いました。


ここからは、ファスナーポーチを作るのと同じ要領です。

いつもファスナーポーチを作る時は表地裏地共に2枚ずつ使うのですが、今回1枚ずつで作ってみたのでちょっと勝手が違い、失敗気味です。 この作り方をするなら、長さぴったりの金属ファスナーではなく少し長いコイルファスナーをつけてから余分を切るようにした方が良かったです。特に私は慣れていなかったので、ファスナー脇の端ミシンを最後まできれいにかけるのが難しかったです。これ、次回への反省点です。

表地のファスナー付け位置にファスナーを中表にして置き、端を縫います。



ファスナーの上に裏地を裏面を上にして置き、表地と布端を合わせ、全体をひっくり返してファスナーと表地を縫い合わせたミシン目を見ながらその少し内側を縫う。


裏地を返して、表側からファスナー脇に端ミシンをかけます。

 (こっちの端ミシンは、ギリギリを攻め過ぎ。今にも落ちそうでハラハラでした。)

反対側も同様にして縫い、端ミシンをかけます。この段階では、全体が筒状になって入れば良いです。

 (もう一方の端ミシンは、広過ぎ。最後の数cmは、縫いにくくてパニックに。)

もう一度裏に返して、表地と裏地を左右に振り分けて平らにし、縫い代5mmで両端を縫います。裏地の片側に返し口を縫い残しておきます。この時、ファスナーを開けておくのをお忘れなく。


返し口から手を入れて表にひっくり返して、形を整えます。


返し口の縫い代分を中に織り込んで、ミシンで縫い塞ぎます。


裏地を中に入れて、形を整えて、完成です。

早速ティッシュを入れてみました。以前作ったティッシュケースは入れ口の布が突き合わせだったので、ポケットティッシュの量によっては開き気味になるのが気になっていましたが、今回は少し重なるようにしたので、その辺の問題は解決しました。


形もサイズも気に入りましたが、ファスナー付けが上手く行かず裏布がよれてしまったので、これは自分用になりそうです。以前これと同じ生地で作ってプレゼントした小さなバックを母が今も使ってくれているので、上手く出来れば母にあげたかったのだけれど…。母にはまた別生地で作ることにします。もっときれいに作るから、待っててね。

Quilt

レモンスターのキルト(4)

5/18/2018

ひたすら周囲をまつり縫いすること、数日。遂にレモンスターのキルトが完成しました。キルティングからまつり縫いまで、私だってやる気になれば一気に何時間でも針が持てるじゃないの。「成らぬは人の為さぬなりけり」の言葉をしみじみとかみしめました。


 バックの生地はお花と蝶のプリントです。元々は濃い色の別布でバインディングをして全体を引き締めるつもりだったのに、結局このプリント地を表に巻いてバインディングの代わりに使う事にしたので、最初に考えていたよりはぼやっとした感じになったかも。でも、何であれ完成したんだから、全て結果オーライという事で。

(はい、お約束のアングル。)

私が今ミシン部屋として使っている予備のゲストルームのダブルベッドのベッドカバーに使えないか、掛けてみました。最初の計画ではこの周囲に更にボーダーをつけて長さを稼ぐつもりでいましたが、これ以上大きいものにハンドキルトするなんて無理だと悟ってそれを諦めてここに至っているわけで、残念ながら縦方向に長さがあと一息足りない感じなのは納得済みです。でも、色的には先住者が残していってくれたピンクのカーテンに合っているかも。(家具に統一感が無いのには目をつむって、こうなったらなんとか良いところを見つけていこう。)

(カーテンはレールにリボンで結んであって、とってもガーリーです。)



キルティング無しで大きく空いている白の無地部分が気になりますが、一旦ベッドカバーとしてここにかけてしまったら、もう追加のキルティングはする気が起きないかもね。(て言うか、もう外す気すら起きないかも。)しばらく様子を見てみましょう。一応これで完成とします。

最初はミシンピーシングの練習のつもりで何枚かブロックを作ったのが、いつの間にかこんなに大きなベッドカバーになりました。作業の間には心が折れそうな時もありましたが、途中で放り出さずに最後まで作り切ることができて、今はホッとしています。この製作の中で気づいた点も多々あるので、今後に生かしていけたら良いなと思っています。

Quilt

レモンスターのキルト(3)

5/16/2018

お陰さまで引っ越しも無事に終わり、荷物も収まるべきところに収まりました。そして引っ越しの時に改めて突きつけられた現実の一つが、作りかけで放ってあった「レモンスターのキルト」の存在。これ、完成させなきゃね。

途中経過をブログに上げていなかっただけで、これまでも少しずつは進行していたのよ。でも、レモンスターの輪郭に落としキルトを終えた時点で、長い休憩に入っちゃっていました。新居での初キルトは、コーナーストーン部分の落としキルトから。周囲の四角だけにしようと思っていたのですが、やっぱり三角がプックリした方が可愛いかなあと、中のバッテンもキルト。


 すると必然的に、レモンスターのブロックの方とキルトの密度が違い過ぎる気がしてきて、中央の8本の放射線の内4本にキルトを足しました。本当は全部にやりたかったんだけど、ここで妥協。完成した後で気力が残っていたら、もう4本足しますね。


新居のファミリールームは吹き抜けになっているので、家具をちょっと動かしてキルトを広げるスペースを作れば、そこに面している2階の渡り廊下から良い感じに全体を俯瞰できることがわかりました。前の家では、脚立の上に乗っても高さが足りなくて斜めからしか見られなかったので、(高所恐怖症と天秤をかけても)これは嬉しいです。

(バイアス方向に布が伸びて、遠目でも恥ずかしいほどシワが。でもめげない!)

本当は、白無地のところにもキルトを入れたいところだけど、完成を優先させてキルトはここまでにして先に進みます。なにしろ大きい(約2.5mx2.5m)ので、ハンドキルトをするために手元で布の向きを変える度に布端を床で擦ったりバッティングを掴んでちぎりそうになってしまったり、やればやるほどボロボロになりそうな気配がしてきました。急がねば!

ここから、仕上げです。仕上げもスピード重視で、別布でバインディングをするのはやめて、バックの布で表に巻き上げて表側でまつり縫いするようにしました。

トップの大きさに合わせてバッティングを切り揃え、更に1-1/4インチ外側でバックの布を切ります。



この分量で端の始末をします。まず半分の幅に折り、


更に半分に折り、


 トップ側に倒して、まち針で留めます。


あとはひたすらチクチクまつり縫いします。

角も丁寧にね。


ああ、やっと完成までもう一息のところまで来ました。今日はここまで。仕上がりをお楽しみに。