Quilt

夏の庭のキルトトップ

7/30/2015

毎日暑いですね〜。夏は暑いものと分かっていても、最近の暑さは尋常ではありません。ここのところ最高気温が体温と同じ位の日が続き、なるべく冷房を使わない主義の私も、熱中症が怖くて使わずにはいられません。


こんなに暑いと、大好きなキルト作りも考えるだけで息苦しさを感じる程です。キルトトップとバッティング(綿だもんね)と裏布をもう1枚。この3枚を重ねてしつけをかけた物を膝の上に乗せて、更に両手で挟んでチクチクとキルティング…。暑いに決まってます。(冬場の作業は最高なんだけど。)

それでも縫物系の手作業が恋しくなったら、せめて夏がテーマのキルトトップだけでも作りましょうか。今回は、夏の庭をテーマにして、パッチワークと刺繍を組み合わせてみました。

(蝉も鳴いてる〜。今日も陽射しが強いこと。)

パッチワーク部分は、ラティスを思わせる様なパターンを、花柄の布を使って作りました。(大きな一つの花にも見えるかも。)一つのブロックは20㎝×20㎝です。

(これは使わなかったブロックです。これと同じ花柄の布を、刺繍ブロックの四隅に使いました。)

普段は全て手縫いでピーシングするのですが、今回は印も付けずに、ただ大小2枚の正方形のピースの角を合わせて対角線にミシンをかけるという方法を部分的に試しました。それを4つ合わせて1つのブロックにしてあります。一つ一つのブロックで見る限りは気付きませんが、隣のブロックと繋いだ時に合わせなくてはいけない角がピシッと合わないところがあって、何とも言えず微妙に不本意な感じに。ちょっとした事でも気に入らないところが目につくと、テンションが下がって手が止まっちゃうので、時間がかかっても私にはやはり手縫いが合っているような気がします。急がば回れ、ですね。

刺繍は、実際に我が家の庭で目にする物を、まずはスケッチ。


幾つか描いた中から、シャベル・ジョーロ・帽子・軍手の4つを選んで図案にしました。図案はトレーシングペーパーに鉛筆で直接描いて、チャコペーパーを挟んで布に写し、ピンクの刺繍糸でアウトラインステッチで刺しました。





パッチワークのブロック5枚と刺繍のブロック4枚を交互に縫い合わせた後、周囲に3㎝幅と5.5㎝幅の緑色の濃淡で額縁状のボーダーを付けました。

(出来上がりのサイズは、77㎝×77㎝になる予定です。)

きっちりアイロンをかけたら、キルトトップの完成です。ここから実際にキルトに仕上げるのはもう少し涼しくなってからかもしれませんが、とりあえず第一段階は終了しました。暑い時期に作ったからこそ、この夏の空気を閉じ込められた気がしています。

この作品については、今後また進展があった時点でご報告しますので、お楽しみに。

Sewing

ギフト用お泊まりセット

7/22/2015

「知り合いの女性にちょっとお礼をしたいから、ワンセット作って。」と、主人からお泊まりセット作成の依頼がありました。ギフト用にしたいなんて、そんな風に言ってもらえて嬉しい!ここ暫くご無沙汰だったお泊まりセットの型紙を、久々に取り出しました。私はその方の事を直接には存じあげないのですが、私と同じ位の年齢だと聞いたので、趣味が近いと信じて、手持ちの材料の中から私が大好きな生地で一気に作りました。



ベージュの地に、ブルーのリボンを結んだローズ系の花束模様。可愛らしい中にも落ち着いた雰囲気のあるセットになりました。


ギフト用の包装は、市販の物(いつもの100均)にイメージに近い物がありました。ラメ入りのパールピンク色が遠慮がちに輝く、厚手の巾着型紙袋です。茶色のリボンがシックな趣き。これで決まりです。

依頼主である主人にはOKをもらいましたが、さて、実際に差し上げる相手には気に入って頂けるでしょうか?ドキドキです。

Sewing

アリスのミニバッグ

7/17/2015

定期的にチェックしているお気に入りの布屋さんで、とっても可愛いラミネート生地を見つけました。不思議の国のアリス柄なのですが、基本モノトーンでほんの少し赤がアクセントになっている位なので、大人が持っても悪目立ちしないんじゃないかと思います。


実は私、不思議の国のアリスが大好きなんです。キュートなディズニーのアリスも好きだし、テニエルの本の挿絵もミステリアスで魅力的。それ以外にもアリス関係の素敵なデザインの物が世の中には沢山あって、きっと作り手にとっても魅力のあるモチーフなんだろうな、と容易に想像出来ます。今回、自分用に使ってもおかしくなさそうな大人アリスと出会えたのが嬉しくて、何の計画も無いまま取り敢えず50㎝だけ買って来ました。

そして作ったのは、サイズ違いのミニバッグ3つです。

(照明で光っちゃってますね。柄がわかるかな?)

先ずは大小2つのバッグを作りました。生地から5㎝×35㎝と5㎝×30㎝の帯を2本ずつ切り取り、それぞれ四つ折りして両端にステッチして、出来上がりが約1.5㎝幅の取手を作ります。残りの生地から本体分を適当に切り出します。大は、50㎝の長さを目一杯使って、幅はパネル柄4つ分に決めました。小は、幅をパネル柄2つ分+マチ分位になる様に考えて、それに合う様に高さを抑えました。口の見返しを3㎝とって、極々スタンダードなバッグに仕立てました。

(大: 縦20㎝   横29㎝    マチ5㎝   、小:縦13.5㎝    横18.5㎝    マチ4㎝)

(内側は、こんな感じ。厚めのラミネートなので、一重でもかっちりと仕上がりました。)

残った生地で、もう1つ中サイズを。これは、取手の太さを少し変えました。7㎝×35㎝の帯を4つ折りにして、出来上がりが約2㎝幅の取手にしました。こちらは残った生地の幅一杯を使い、大と少し高さに差をつける為に縦方向は46㎝の長さに切りました。

(中:縦17㎝  横25㎝  マチ5㎝)

サブバッグとして使うつもりだったけれど、よそのお宅へ伺う時などにこのバッグにちょっと手土産を入れてお持ちして、バッグごと差し上げても喜ばれるかしら。いつもは適当な大きさの紙袋をストックの中から探して使っていますが、そうそうピッタリの物があるわけでもないので。(それとも、そんなの押し付けがましいかしら。)

今回のプロジェクトは、可愛いラミネート生地を見つけた事が全てでした。確か、このアリス柄に渋い色目の色違いがあった筈。また布屋さんに見に行こうっと。

(3つ合わせたらアリスバッグのマトリョーシカ?良い感じに入れ子になりました。)