Sewing

お茶のお稽古用棗柄トートバッグ

6/12/2024

 いつものようにリサイクル帯の通販サイトを見ていたら、棗の柄の上品な名古屋帯に目が留まりました。お茶を習っている姉にピッタリだと思い、その帯を買って勝手に姉用のバッグを作りました。トートバッグにするなら縦型が良いか横型が良いかだけは聞いたのですが、「横型かなあ。でも、A4ファイルが入る大きさならどちらでも。」と言われ、柄の出方を見ながら決めれば良いかと迷いながらとりあえず作り始めたら、縦にも横にもA4ファイルが余裕で入るバッグが出来上がりました。(何だったらLPレコードもすっぽり入ります。)まあ何と言うか、決断力の無い私らしいバッグになりました。でも、包容力の高い姉は、きっと喜んで使ってくれると思います。


(出来上がりは、こんな感じ。)

材料の帯は、こちらになります。お太鼓のところに、仕覆に入った棗が3つ出る感じになっています。色も落ち着いていて、私好みです。(姉好みでもあると良いなぁ。)



バッグの高さはどの位にしようかと、柄の上下に定規を置いて考えました。良きところで、長さ80cmをカット。これで、本体の表と裏を1枚でとれました。


ここの部分の生地は2枚合わせになっていたので、帯の裏を脇線から6cm分表に持って来て、バッグ本体の幅を出すことにしました。帯幅30cm +裏から6cm×2=42cmになるはずです。

(帯を裏にして、両脇から6cmのところをカット。)

(中央を抜くと、刺繍の糸が沢山渡っていました。)

表側に開きましたが脇のかがり縫いが予想以上にしっかりしていてぺたっと平らにならず、1枚の平らな布として扱うより、この部分を1cm程折ってミシンで叩いてしまった方が良いと判断しました。予定より横幅が2cm短くなっちゃったけど、まあ何とかなるっしょ。



帯の裏の真ん中の余った生地80cmx18cmから、持ち手用の40cmx8cmを2枚とマチ分の37cmx10cmを2本を裁断しました。


マチをコの字に縫います。これで、本体の表になる袋ができました。


持ち手用の布は、両端を中心に向けて折った後もう一度半分に折って、両端に端ミシンをかけて、幅2cmのバンドを作ります。


中袋も作ります。生地は、先日作った私のお稽古用バッグの内袋と同じベージュのヒッコリーです。(お揃いになりました。)こちらは、80cmx40cmの1枚布を半分に折って脇を1cmの縫い代で縫って8cmのマチを作るという、いたって単純な作りのものです。残り布でポケットも1つ作って縫い付けました。上から7cmのところに付けたけど、もう少し下でも良かったかもと思っています。本体表の袋(帯地)と裏の袋(ヒッコリー)で縫い方を変えたのは、バッグ口を縫い合わせる時に縫い代が重ならないので、少し縫いやすいかなあと思います。

(中心から左右に6cmに持ち手の位置の印をつけておく。)

(マチは、8cm。)

持ち手を仮留めした後、表と裏の本体2枚を中表に合わせます。返し口を残して、縫い代2cmでバッグ口を縫います。


返し口から表に返して、形を整えます。内布が見えないように、2mm位控えてアイロンで押さえて跡をつけておきます。返し口のところも、自然な形で閉じるように折り目をつけます。


バッグ口に5mm位の端ミシンをかけます。


(裏から見ると、こんな感じ。)

帯地がしっかりした物だったので、大きさの割に軽くて形が崩れないバッグになったと思います。私としては満足の出来です。姉にも気に入ってもらえると嬉しいです。


《後日談》

本日、姉に渡してきました。「軽くていいね。」と、気に入ってくれた模様。使ってくれそうです。良かった良かった。

Baking

カスタードクリームで焼きプリン風デザート

6/03/2024

カスタードクリームシリーズ第3弾は、焼きプリン風のデザートです。

(美味しそうな焼き色がつきました。)

カスタードクリームを作る時は一度に結構たくさんの量を作ります。今回も、クリームパンとアップルパイを作った後にまだ少し残っていたので何をしようかと考えていましたが、そんな少量のカスタードクリームを使った簡単なデザートのアイデアを発見したのでご紹介します。


作り方はいたって簡単です。まずは、カスタードクリームに生クリームを加えて、なめらかになるまで混ぜ混ぜ。生クリームも使いかけの残り物だったので、量は適当です。結構シャビシャビな感じになってしまい、入れ過ぎたかなとも思いましたが、焼いて冷やして最終的にはプリンっぽい食感にはなったので、結果オーライという事で。


生クリームを足した分甘みが薄れるのかな、と思ったので、メープルシロップもちょいと追加しました。


ココット皿に砕いたビスケットを入れて均した上に、カスタード液を流し入れて、200℃のオーブンで25分焼きました。プリンなら蒸すのかな〜と思って、天板にお湯を張って焼いたけど、これは無くても良かったかも。焼き色をつけたい「焼き」プリンだもんね。

(直径9cmのココット皿に小さいビスケット4枚入れました。)


20分を過ぎた辺りから結構グツグツと表面が盛り上がってきていたけど、期待していた程には焼き目はつきませんでした。表面にグラニュー糖でも振りかけたら良かったのかな。それならメープルシロップは省略しないと、糖分を摂り過ぎちゃいますね。その辺りは、次回への宿題としておきます。


粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やして出来上がり。簡単で目先も変わって、マンネリ打破になりました。カスタードクリームがちょっとだけ残った時にお勧めです。

Baking

小さなアップルパイ大きなアップルパイ

6/01/2024

 カスタードクリームシリーズみたいになっていますが、最近ハマっていて続けざまに作っています。お客様が来られる予定があったのに合わせて、形を揃える自信が持てないシュークリームではなく、一口アップルパイを作りました。


(パイシート3枚で9個完成しました。)

カスタードクリームは卵黄3個分を使って一度に沢山作って、形を変えていろいろ作るのがいつものスタイルです。1/2個だけ残っていたりんごを甘く煮て、冷ましておきます。これで中身の準備はOK。


(カスタードは一度にたっぷり作ります。)

パイ生地は市販のパイシート3枚を使いました。パイシート1枚を3等分して、半分に折って使うことを考えて、上になるところにバッテンに切れ目を入れます。反対側の台になる部分の中心にカスタードクリームと甘く煮たリンゴをのせて、ペタッと折りたたんで、折っていない3辺をフォークで押さえてくっつけます。

(ちょっと切り込みが大き過ぎました。)


(切り込みはこれ位がベスト。)

天板に並べて、


艶出しに卵を塗って、200℃のオーブンで15分焼きました。



切れ目が大き過ぎたのは、こんな風に開いちゃいました。これは失敗。お客様には出せません。お味見と称して、私の口に。


この位の開き方が良いなあ。


そしてまた次の日。カスタードクリームがまだたっぷりあるので、りんごを買い直して今度はうち用に大きいアップルパイを作りました。お客様用の上品な一口サイズじゃなくて、家族用と言うか賄い的と言うか、もう少し本能のままって感じのサイズにしましたよ。

パイシート4枚でアップルパイ2個を作ります。(きゃっ、ボリューミー。)パイシートは室温で少し解凍した後それぞれ少し伸ばしますが、上に被せる方を気持ち大きめに伸ばしておくのが良いかと。上に来る方には、ナイフで切れ目を入れておきます。

台になるパイシートの上にカスタードクリームとりんごの甘煮をたっぷりとのせます。生地の端1cm位には何も付かないようにだけ気をつければてんこ盛りにしても大丈夫です。

(りんごもたっぷり入ります。)

切れ目を入れたパイシートを被せて、周囲をフォークでしっかり押さえてくっつけます。切れ目がちょっと開いて中のりんごがチラ見えします。周囲のパイ生地がビラビラして汚かったので、真っ直ぐになるように少しカットして形を整えました。



卵黄液を塗って、200℃のオーブンで約20分焼きました。



良い焼き色がつきました。美味しそうです。


1個を2人で分けっこしようと思っていたのですが…結局1人1個になりました。やっぱりね。焼き立てを美味しく頂きました。

(パン皿にのせたので、余計に巨大に見えてます。)