Sewing

夏の手拭い巾着

7/29/2025

 毎年夏の楽しみと言えば、100均の新作手拭いを見る事です。今年も素敵なデザインの物が沢山出ていて、気分は爆上がりです。今年の新作に私の好きなモリス風の花柄があったので、それを使って旅行時に小物の整理に便利そうな巾着を作りました。


(色も柄も私好み。この手拭いで既に3つ制作済み。)

材料は、これ。商品名は「手拭い風タオル」ですが、実際にはかなり織りの粗い木綿です。お洗濯をしても、すぐに乾きそうです。

(サイズは、約33cmx80cmと表示されています。)

《作り方》

⑴   短辺の三つ折りを解いて、アイロンをかける。

  去年までは長さが90cmだったと思ったのですが、この手拭いは長さが80cmでした。長さをフルに使う為に、面倒ですが短辺の三つ折りは解いてから使いました。長辺の三つ折りはそのままにして、サイドの縫い代の端の始末を省略しました。


⑵  持ち手用の布を裁断。

  短辺の長さx8cmを2枚カットする。残っている三つ折り部分も解いてアイロンをかけておく。

(カットしてから、両端の三つ折りを解きます。)

⑶  持ち手を作る。

  ⑵の幅を4つ折りして、両端に端ミシンをかける。


⑷  本体を縫う。

  長さを半分に折り、底になる輪を4cm上に折り返して、三つ折りの幅が縫い代になるように両サイドを縫う。この時、上から3.5cm縫って、ヒモの通し口になる2.5cmを縫わずに飛ばして、また下まで縫う。返し縫いを忘れずに。

(半分に折ってから、更に底を4cm折り上げます。)

⑸  持ち手を付ける。

①  袋口を、1cmと2.5cmの三つ折りにアイロンで癖付ける。袋口の上部表面の上部に2.5cm幅のヒモ通し口が出来ている事を確認。

② 中心から左右に5cmずつ離したところに持ち手の内側が合うように、持ち手を袋口に挟む。
  三つ折りの下の端に端ミシンをかける。


③  持ち手を上に折り上げて、三つ折りの上端に端ミシンをかける。


⑹   両サイドのヒモ通し口からヒモを通して、完成。


出来上がりのサイズは、本体のみで縦25cm横32cm。マチは8cmあります。ヒモをキュッと絞ったら、丁度良いバランスの巾着になりました。


底マチもしっかりあるけど、ペタンコにもなる設計です。


この巾着の作り方で一番気に入っている点は、手拭いの長辺の三つ折りをそのまま使っているところです。

(手抜きしたところ、分かるかな?)

気軽に作れて使いやすそうな形も大きさも気に入ったので、姉や姪っ子達にもプレゼントしたくて、色んな柄で作った中から好きな物を選んでもらいました。

(ピンクの色違いも、素敵な雰囲気。)

巾着にしないで四角いままでも、使えそうです。


(シマエナガ柄も可愛いくてお気に入りです。)

この作り方で作るのなら柄に上下の無い手拭いを使うのが良いのですが、そんな目で選んだ手拭いの買い置きは、まだ数種類あります。どの柄でも可愛く出来上がりそうなので、またこれから作るのが楽しみです。

(こんなのもあります。どれも可愛いよね。)

Sewing

刺繍生地で双子ポーチ

7/08/2025

 先日姉と一緒にブラリと立ち寄った雑貨屋さんに、手作り感溢れるとても素敵なポーチが沢山置いてありました。一つずつ全部違う凝った刺繍が施してあり縦横の大きさもそれぞれ違っているので、一点一点手に取ってどんな用途に使おうかと思いを巡らしたくなるような商品でした。そして2人で「わ〜、これ素敵〜。」「見て見て、こんなのもあるよ〜。」と、大いに盛り上がりました。その後また姉に会った時、「この間見たポーチみたいなのが作れそうな刺繍生地を見つけたから、あげる。(作りなさい?)」と、黒系と白系の刺繍生地のカットクロスをもらいました。お姉様ったら仕事が早い。今回はまず、白系の生地で作ってみました。


完成品は、こちら。


(見た目では、ファスナーの種類と色が違います。)

材料は、これです。金糸やスパンコールが散りばめられて、キラキラしています。


(上品な刺繍が気に入りました。)

23x24cmの生地だったので、縦12cm横23cmの布2枚に裁断して、一つのポーチに1枚ずつ使って、20cmファスナーを使うポーチを二つ作る事にしました。刺繍生地を両面に使うのは贅沢な気がしたので、片面にだけ使いました。


まず1つ目に作ったのが、こちら。本体表面に刺繍生地を使い、裏面はグレーのフェイクレザー、ファスナーは抹茶色を合わせました。内布には、薄いポリを使いました。


ポーチの作り方は、いつもと一緒。





返し口から表にひっくり返して一旦形を整える時に、角をしっかり出そうと思って内側から棒編みの編み棒で突いたら見事にズボッと穴が開いてしまい、慌ててボンドで補修しました。(いや、実は補修にはなってないんだけど。)この段階で、これは自分用になるって決定ですわ。


(正面から見ると、刺繍が豪華です。)

(裏面は、シンプル。)

1つ目でやらかした失敗を踏まえて、2つ目は慎重に作りました。本体裏面は茶色の合皮、ファスナーは赤で金色の玉付き、内布は紬のハギレを使いました。材料からして、1つ目より力が入ってるのがわかるわね。







内布の底なんて使い出してしまえば見えないんだけど、一応濃い茶色の糸に替えて返し口をミシンで閉じました。内布をポーチの中に戻して、完成です。

(完成。)

(裏面の表面には凹凸があり、より皮っぽいです。)

偶然にも表に出た刺繍の柄が全く同じという、おしゃれな双子ポーチが出来ました。ゴージャスな生地を余すところなく使い切れたのも、満足度が高いです。底の角に穴が開いちゃった方は私が使う事にして、2つ目に作った完璧な出来の方(そうでもない?)は、姉にプレゼントしようと思います。お揃い、嬉しいな。(因みに、姉67歳、妹63歳です。)

(出来上がりサイズは、縦10x横20cm位です。)