Sewing

刺繍生地で双子ポーチ

7/08/2025

 先日姉と一緒にブラリと立ち寄った雑貨屋さんに、手作り感溢れるとても素敵なポーチが沢山置いてありました。一つずつ全部違う凝った刺繍が施してあり縦横の大きさもそれぞれ違っているので、一点一点手に取ってどんな用途に使おうかと思いを巡らしたくなるような商品でした。そして2人で「わ〜、これ素敵〜。」「見て見て、こんなのもあるよ〜。」と、大いに盛り上がりました。その後また姉に会った時、「この間見たポーチみたいなのが作れそうな刺繍生地を見つけたから、あげる。(作りなさい?)」と、黒系と白系の刺繍生地のカットクロスをもらいました。お姉様ったら仕事が早い。今回はまず、白系の生地で作ってみました。


完成品は、こちら。


(見た目では、ファスナーの種類と色が違います。)

材料は、これです。金糸やスパンコールが散りばめられて、キラキラしています。


(上品な刺繍が気に入りました。)

23x24cmの生地だったので、縦12cm横23cmの布2枚に裁断して、一つのポーチに1枚ずつ使って、20cmファスナーを使うポーチを二つ作る事にしました。刺繍生地を両面に使うのは贅沢な気がしたので、片面にだけ使いました。


まず1つ目に作ったのが、こちら。本体表面に刺繍生地を使い、裏面はグレーのフェイクレザー、ファスナーは抹茶色を合わせました。内布には、薄いポリを使いました。


ポーチの作り方は、いつもと一緒。





返し口から表にひっくり返して一旦形を整える時に、角をしっかり出そうと思って内側から棒編みの編み棒で突いたら見事にズボッと穴が開いてしまい、慌ててボンドで補修しました。(いや、実は補修にはなってないんだけど。)この段階で、これは自分用になるって決定ですわ。


(正面から見ると、刺繍が豪華です。)

(裏面は、シンプル。)

1つ目でやらかした失敗を踏まえて、2つ目は慎重に作りました。本体裏面は茶色の合皮、ファスナーは赤で金色の玉付き、内布は紬のハギレを使いました。材料からして、1つ目より力が入ってるのがわかるわね。







内布の底なんて使い出してしまえば見えないんだけど、一応濃い茶色の糸に替えて返し口をミシンで閉じました。内布をポーチの中に戻して、完成です。

(完成。)

(裏面の表面には凹凸があり、より皮っぽいです。)

偶然にも表に出た刺繍の柄が全く同じという、おしゃれな双子ポーチが出来ました。ゴージャスな生地を余すところなく使い切れたのも、満足度が高いです。底の角に穴が開いちゃった方は私が使う事にして、2つ目に作った完璧な出来の方(そうでもない?)は、姉にプレゼントしようと思います。お揃い、嬉しいな。(因みに、姉67歳、妹63歳です。)

(出来上がりサイズは、縦10x横20cm位です。)