先週、奈良の国立博物館で開催されている「超 国宝展」に行って来ました。あと数日で後期も閉幕というギリギリのタイミングになってしまいましたが、なんとか間に合って良かったです。今回の一番の注目展示物は、何と言っても法隆寺の観音菩薩立像。手足はあくまでも長く華奢で、スラリとした美しい立ち姿と蝋燭の炎を思わせるような後背の、なんと有り難く慈悲深い印象を観る者に与えてくれる事か。
博物館や美術館で展示を楽しんだ後は、ミュージアムショップを覗くのがいつものお楽しみです。今回も印象に残った仏像などの絵葉書を数枚購入したのですが、ここで一つ問題が。ショップで一目惚れした扇子があったのですが、これが前期にしか展示されていなかった薬師寺の吉祥天像の衣の模様からインスパイアされたデザインだという事で、今回私が行った後期の展示には無かったんですよね。でも私、心ときめいちゃったんですよ。実際に観ていない物にまつわる物を買う事に一瞬迷ったのですが、一期一会という事もあるしね。結局買っちゃいました。